モーリシャス共和国をご存じでしょうか?アフリカの国家でもインド洋に浮かぶ小さな島です。海で綺麗、高級リゾートが多いなどの印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、実際はどうなのか?2019年、新年をモーリシャスで祝う旅をご紹介します。
モーリシャスとは
どこにあるの!?
冒頭にも書いた通り、モーリシャスはアフリカの一部にあり、隣国にはセイシェル諸島、レユニオン島、マダガスカル島など、どこかで聞いたことがある島が連立しているという様子。その中でも、モーリシャスは、イギリス連邦加盟国で、フランス語・英語・クレオール語など様々な言語の飛び交う多様性のある国です。人種でみると、さとうきび農園の労働力として移入されたインド系が過半数を占め、その他アフリカ系、ごくまれに中華系の人たちも街中で見ました。
どうやって移動するのか
モーリシャスを旅する場合はレンタカーをおすすめします。公共交通機関はほぼないと思った方がよいです。バスは走っており主にローカルの人たちが利用していますが、タイムスケジュールはあってないようなもので、時間が存分にある人以外は避けた方がよいでしょう。島は国としてはとても小さく、車で北から南まで3時間ほどで走れてしまうもの。ただ、バスはとってもとってもかわいいというか、レトロで、日本のバスがセカンドハンドで使用されていて、そこにバスによって異なる絵が描かれています。このバス写真集を作るだけでも、いい旅の思い出になると思います。
必ず行きたいスポット
海に囲まれたモーリシャス島なので、やっぱり海ですね!走れど走れど海続きで、あとは静かなビーチがいいのか、人がたくさんいて騒がしいビーチがいいのか、好みによって選んでリラックスした時間を過ごします。その海の中でも抜きんでて綺麗だったのが、イル・オ・セルフ島です。無人島でモーリシャス島からはボートで40分ほどで着いてしまうのですが、ここは日帰りで1日過ごすのにとてもおすすめです!海の綺麗さ、砂の白さ、島の地形含め、ビーチと島を十分楽しめて大満足でした。
行かなきゃ味わえないモーリシャスらしさ
基本的に何もない
世界中に海で綺麗な国はたくさん存在すると思うのですが、モーリシャスは海がきれい、でもそれ以外何もない!というのが正直なところでしょうか。恋人同士ならロマンテックな日々をすごせるかもしれませんが、そうでもなければ、刺激が足りないというか、もうちょっとエンターテインメント的なおもしろいものはありませんか?って感じですね。動物や植物の多様性で有名なマダガスカルがすぐ横にあるのに、モーリシャスは動物や植物でおおおおーっと、なるものもほとんどなければ、基本的に道も平坦なので、ドライブ中におもしろいものといえば、たまに出てくる高級リゾートを見て驚くといった感じ。ヨットを部屋の前に停泊できるホテルなんかもあって、日本ではなかなか見れないものを見ることができたのはよかったです。
料理が出てこない。。。
これは途上国や南国に行くとよくある話ですが、モーリシャスでは料理が全然でてきません!もちろんリゾートの中の外国人向けレストランは、サービスはよく待たされることもそこまでないのですが、ローカル人ばかりがいるレストランに行くと、まずメニューは出てこない、注文したらドリンクくらいすぐに出せるはず。。。なのに出てこない。そして何度催促しても、料理はなんと1時間半時間待ち。。。ローカルの人たちはこの待ち時間をいどうやって過ごしているのかみていましたが、まぁゆったり話して過ごすんですね。ひたすら。それにしても料理が出てくるまで1時間半は待てない。だいぶお腹がすいていたので、むしゃむしゃかぶりついて食べてあっという間に食べ終わり、お会計を済ませたところで2時間を過ぎていました。食べるだけで。さすがに、外国人向けレストランよりはかなり安く、有名店に行ったので味も悪くなかったのですが。そして、南国らしくみなさま横に大きい方が多いので、予想通り、料理も1皿1皿巨大でした。
ローカル人の顔の表情に注目
モーリシャスは何もないと書きましたが、たぶんそれが影響しているのでしょう。モーリシャス人はあまり表情がないんですね。もちろん優しい人は多いですし、ソフトな感じなのですが、なんといっても笑顔を町中で見ることがあまりない。なぜ?って考えるとやっぱりこの何もない刺激のない狭い空間で育つと自然とこうなるのかなぁと思いました。
行ってみる価値あり
歴史を辿るとオランダ、フランス、イギリスと占領され、奴隷制度も経験してきたモーリシャス。つい50年前まではほぼ強制的に労働を迫られて、サトウキビ畑や様々な農園で働き、その子供たちが今こうやってモーリシャスに残って生活していると思うと、考え深いものがあります。歴史を学ぶとモーリシャスへの見方も大きく変わるかもしれません。
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