海外に留学した時、アルバイトをしてみたいと思う人もいるのではないでしょうか。就学ビザで海外にいるならば、アルバイトにはそれなりの制限があります。国によってその制限は違ってきますから各自確認する必要がありますが、その制限内であればアルバイトをすることが可能な場合もあります。それならば、海外に留学しているときにアルバイトをするメリットとは一体どのようなものがあるのでしょうか。ここでは留学中のアルバイトのメリットについて解説します。
お金が手に入る
生活費の足しになる
海外に留学するとお金がかかりますよね。奨学金制度や交換留学制度などを利用する人が多いでしょうから、学費を心配する必要はあまりないかもしれません。しかし、多くの場合は生活費は自分で支払わなければなりません。
実は日本こそ生活費が高いと言われる国であるため、日本にやってきた留学生たちは日本での生活お金がかかるといいます。しかし、だからといって日本人が海外に行った場合お金がかからないというわけではありません。たまには日本食が恋しくなったりしてスーパーでアジアの食材を買ったり、外食したりすることもあるでしょう。そのような生活費の足しにすることができます。やはり自分の国が恋しくなった時は、少しばかり自分を甘やかすことも大切ですよね。
友達付き合いで使える
海外に留学すると、その国の学生や他の国からの留学生と仲良くなりますよね。友達ができれば、みんなで飲みに行ったりなど、交友関係でお金が必要になることもあります。
もちろんお金を使いすぎるという事は良くないですが、留学中は留学している時しかできないこともありますから、もし友達と出かける場合はある程度惜しみなくお金を使いたいものです。アルバイトをしていれば多少の出費も大丈夫ですね。
その国ならではの経験ができる
社会勉強ができる
その国で仕事をするという事はその国の文化を学ぶということです。例えば、日本はおもてなし精神が重視されており、その接客業は世界で認められています。外国人留学生が日本で接客業のアルバイトをすれば、当然ながら日本のやり方が求められます。その留学生の国では違う接客業を日本で学ぶことにより、社会勉強ができるのです。
それは日本人も同じです。その国のやり方を勉強することにより、その国の文化を知ることができます。また、例えば接客業などをするときには自分が間違えば謝らなければいけないこともあるでしょう。何かあったときにどのように対応するか、ということを学ぶことができるのです。求められる対応は国によって違いますから、やはりその国で経験するということが大切です。
言語が勉強できる
たとえ英語圏の国であったとしても、そうではなかったとしても、その国の学校に通うという事は少なからずその国の言語を使わなければいけないということです。そして、その国でアルバイトをすれば言語の勉強にもなりますよね。
言語は実践して初めて身に付くものでもあります。確かに学校に通って勉強すれば十分なようにも感じるかもしれません。しかし留学中はせっかくそれらの表現を使う場所が与えられるわけですから、アルバイトをして語学の勉強をしたいものです。
機会を最大限に生かせる
海外で働ける機会は滅多にない
せっかく海外に来たんだから、仕事をするよりも友達と遊びたい、観光をしたい、などと考える人もいるかもしれません。しかしそれならばこのように考えてみてはいかがでしょうか。最近ではグローバル化が進み、様々な国に移住したり、他の国で働いたり、という人も増えつつあります。しかし一般的には海外で働けるという機会は滅多にありません。
海外で働きたいと思ったら、当然ながらその国の企業に雇われたり、出向という形でその国に出かけていかなければいけないのです。日本人はほとんどの国にビザを持たずに行くことができますが、働くとなれば話は別です。海外で働くためには就業ビザというものを入手しなければならず、その就業ビザの取得はどこの国であっても徐々に難しくなっていると言われています。
ワーキングホリデーという選択肢もあるけれど…
しかし留学中であればアルバイトができるのです。それ自体が素晴らしいことだと思いませんか？確かに最近ではワーキングホリデーという言葉が普及しており、ワーキングホリデーも日本国籍を持つ人であれば18歳から30歳まで参加可能です。ワーキングホリデービザは仕事をすることもできるビザですから、それを取ればいいやと思っている人もいるかもしれません。しかし、それは31歳になったら取得することができないものです。むしろ20代はあっという間です。そしてせっかく既に海外にいるんですから、若いうちにいろいろ経験してみたいと思いませんか？
万が一トラブルが起こった場合
アルバイトをする際、もしもトラブルが起こってしまったら、必ず上司なり同僚なりに相談しましょう。違う国で仕事をしてトラブルが起こると、まっさきに言語の問題でトラブルが起こってしまった文化の違いでトラブルが起こってしまった、などと負い目を感じることがあるかもしれません。しかし、だからといって1人で処理しようとしてはいけません。
それがどのようなトラブルであったとしても早めに対処すれば問題ないケースの方が多いのです。ですから自分でなんとかしようとせず、上司や同僚の助けを借りて効率的に解決するように心がけましょう。
失敗したら上司に怒られるという人もいるかもしれません。しかし、どちらかというと海外では「誰でも間違える事はあるから大丈夫」という風潮が日本よりも強く、むしろ日本の方が「上司に怒られる」というケースが多いようです。ですから、何かトラブルがあった際には正直に話し、助けを求めることが大切です。無事に解決できればそれは社会勉強の1つになりますよ。
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