シドニーの大学で寮生活!オーストラリアの留学生たちはどのような生活をしているの?

大学生の時、サークルの交流でオーストラリア、シドニーの大学に行ったことがあります。3週間、大学の留学生が滞在している寮で生活しました。大学に通ったわけではありませんが、その寮がいろいろ面白かったので、ここで紹介したいと思います。

学生たちの生活について

 建物が学年ごとに分けられている

この寮には日本や中国からの留学生はもちろん、アフリカやヨーロッパからも学生が集まっていました。最初の1年間で集中的に英語を勉強するらしく、英語を母国語とする学生はいなかったように思います。

建物は学年ごとに分けられており、4棟の建物がありました。私は3年生の建物で生活したのですが、さすが3年生といいますか、全体的にルールが厳しかった気がします。

 例えば、洗濯について…

例えば、洗濯機は各建物に1台ずつ置かれていたのですが、振動等の問題から夜の10時から朝の6時までは使ってはいけないと言われていました。3年生の学生の中には10時以降に洗濯機を使ってしまい、洗濯が終わる前に誰かに洗濯機を止められてしまった、という人もいたようです。

それに対して1年生の建物ではルールが甘く、真夜中に洗濯しても全然問題ない、といった感じでした。実際に、1年生の友人からは「うちの建物は真夜中でも大丈夫だよ」と言われたことがあります。

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ダンスパーティーのために練習する!?

 クラシックのダンス

滞在していた時、学生たちがコモンルームに集まってクラシックのダンスの練習をしていました。ペアで優雅に踊っていたのですが、何かと聞いたらダンスパーティーがあるということで、それに向けて練習していたということです。

私は高校時代にアメリカに留学したことがあります。プロムやホームカミングなどのダンスパーティーにも行ったことがありますが、音楽と言えばロックやラップばかりで、練習など考えたこともありません。さすが、貴族制度がいまだに残っているイギリス系の国だと感じました。

 ドレスがとにかく高い!

実はこのとき、男子学生にダンスに一緒に行こうと誘われたのですが、そもそも私のような部外者が言った良いのかという問題以前に、ドレスが高くて断念せざるをえませんでした。私がアメリカにいた時は友人からドレスを借りたために購入する必要がなく、ドレスの相場は分りません。しかし、オーストラリアのお店でドレスを見て回ったところ、安くても200ドルから300ドルでした。当時の為替は1円あたり1ドル(オーストラリアドル)位でしたので、やはり2万円から3万円ほどだったように思います。

学生生活を送っているならばそれぐらいの投資はしたいものですが、サークル活動で滞在しているだけの私はそれだけの予算がありませんでした。でも、もしもオーストラリアに留学する人がいたら、ぜひこのようなアメリカとは違うダンスパーティーを楽しんでほしいと思います。

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「日本と中国は同じ国の学生同士で固まる」!?

 他の国籍の学生から聞かれた質問

私は様々な国の学生と仲良くなりたいと思い、できる限り同じく日本から来たサークルの仲間たちとは別行動をするようにしていました。そこに滞在している学生たちと話をし、友達を作りたかったのです。

しかしそんな時、タンザニア出身の学生から「日本人と中国人の学生は同じ国籍の学生同士で集まるから話ができない」と言われました。実際に、その寮には日本人と中国人の学生がたくさんいたのですが、どちらも日本人は日本人同士、中国人は中国人同士固まっており、他の国籍の学生たちが入れないオーラさえ漂っていました。

 同じ国の学生と固まっていたら友達ができない

確かに、同じ国の学生と固まっていたら他の国の学生は仲間に入れませんし、むしろ友達ができなくなってしまうのではないかと感じました。実際に、その時出会った香港の学生はインドの学生と仲が良く、実際に彼女たちの周りには他の国の学生も集まっていました。

私は、実際にはヨーロッパの学生なども同じ言語を話す学生同士と固まることがあると思っていますし、この傾向は日本人と中国人に限ったことではありません。しかし、日本人や中国人はどこの国に行ってもコミュニティーが存在するため、同じ国の学生と固まりやすいと思います。そのコミュニティーを心地よく思うか、そこから脱出するか、によって留学の意義が異なってくると思います。

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オーストラリアはお店が5時に閉まる!?

 夜は外出する場所がない

日本はショッピングモールなども10時や11時まで空いていますが、海外ではそんな遅くまでお店が空いている、ということがあまりありません。特にオーストラリアに留学した人などはよく知っていると思いますが、オーストラリアは5時にお店が閉まってしまう国として知られており、ショッピングモールも専門店などは5時に閉まってしまいます。大学の近くには大きなショッピングモールがありましたが、食料品が売られているお店以外は5時で閉まっていました。

つまり、オーストラリアは夜に外出する場所がないのです。もちろん場所によると思いますが、私たちはシドニーの中心地にいたのにもかかわらず、5時以降はどこも空いていない感じがしました。

 「どうして日本人は夜でも出かけるの?」

このため、現地にいる学生たちは夜はほとんど出歩かず、寮にいたような気がします。しかし、最初の1週間ほどは私たち日本人は頻繁に夜でも外出し、現地の学生から「どこに行っているの?」と聞かれました。実際には食料品が売られている場所に水を買いに行く程度だったのですが、私たちは「夜に外出するのは普通」という概念を持っている一方で、他の学生たちは「なぜわざわざ夜に外出するのか」という感覚を持っていた気がします。

もしも学生生活をするならば、他の学生に倣って夜に出歩く、などという事はしない方が良いのかもしれないと感じました。むしろ、街中は比較的暗く、静かな感じがしましたので、特に学生の一人歩きなどは危険だと思います。

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殻を破って外に出よう!

高校で留学する時も「日本人は日本人同士で固まりやすいから気をつけて」などと言われましたが、それを大学の寮で見て「あ、本当なんだ」と感じました。せっかく時間とお金をかけて海外に滞在しているのに、それを無駄にしてはもったいないですよね。少し勇気を出して他の国の学生に話しかければ、あっという間に友達の輪が広がっていきます。しかし日本人同士で話していれば、いつまでたっても日本人以外と仲良くすることができません。

その国の生活に馴染むためにも、やはり他の国の学生に話しかけてみるべきだと思います。英語に自信がないという人もいるかもしれませんが、そのために留学したんですよね!?勇気を出して、一歩踏み出してみて下さい!

   

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