タイには現在約6万5千人の日本人が在住しており、そのうち約5万人がバンコクに在住しています。その次に日本人が多く住んでいる地域が、チョンブリーとチャンマイです。また、ほとんどが民間企業で働く駐在員とその家族、また現地採用の方々です。年々タイの在住日本人の数は増えており、バンコク市内を歩いていれば、必ずと言ってよいほど、観光客ではない日本人に出会います。それだけ、日本人増加中のタイに私も移住してみたいというあなた。。。タイでお仕事を見つけるコツを教えます。
タイには情報がたくさん!
まず、求人を日本で見るか、タイで見るかですが、圧倒的にタイに来た方が情報満載ですし、リクルータとの面談や実際に企業の面接があればすぐに行くことができるので、具体的に話が進みやすいです。情報源はこんな感じ。
①日系リクルート会社
タイで就職先を探すのは日本と同じように簡単です。というのも、大手の日系リクルート企業がたくさんあり日本人担当者が全て対応してくれるからです。代表的なリクルート企業は、リクルート、JAC、アデコ、リラコーエン、などネットで検索するとたくさん出てきます。私も記載の4社を実際に利用して求人を探しました。HPにある各コンタクト先に連絡し、リクルーターと面談の日程を決めます。どうしても都合の合わない場合はスカイプでも面談してくれます。なぜタイか、どのような職種に就きたいか、タイでもバンコクなど具体的な場所の希望はあるか、福利厚生など労働条件の希望を聞かれて、10分ほど待ってすぐに求人を見せてくれたのが、リクルートとJAC。それ以外は後日メールで送付となりました。そして、面接を受けてみたい会社があれば、すぐに担当者にコンタクトすれば、面接の日程を組んでくれます。自分でやることはほとんどないので、とても楽です。無料ですし。またリクルートやJACはかなり多くの求人を扱っているので、多様な職、企業の情報を持っています。ただ、どの日系リクルート企業にも通じて2つ弱点があります。1つは、求人のほとんどが日系企業だということです。多国籍企業や外資系では働きたいという方、この方法はお勧めしません。もう1つは、バンコクとその周辺以外の求人はほぼ皆無です。南のプーケットやいくつかの島での仕事を探してみましたが、求人があるリクルート社は1件もありませんでした。
②現地の日本人向けフリーペーパー
主に入手できるのはバンコクに限られるのですが、バンコクには日本人向けフリーペーパーがたくさんあります。DACO、バンめし、アーチプラスなどタイ在住日本人に人気のレストランやスパ、タイの情勢、習い事募集記事など様々な話題が載っており、どうしても情報源が少なくなる海外暮らしではとても便利です。そして、お仕事を探している人は必ずどの雑誌も後ろの方のページを見てみましょう。何かしらの求人が載っていることが多いです。スパの受付だったり、病院の通訳であったり、不動産の事務職であったり、運が良ければ、希望の仕事をきっと見つかると思いますので、目を光らせてチェックしてみてください。
③通りすがりの掲示板
街を歩いていると結構見かけるのが求人募集の貼り紙です。英語だったりタイ語だったり、そんな中日本語の貼り紙もあるところにはあるんです。例えば、バンコクの中でも日本人がよく出没する場所があります。特にトンローやプロンポンの地域です。その地域に行けば、日系スーパーや日本語の本屋さんなどがあって、何かしらの情報があります。また②でご紹介のフリーペーパーもこういったところに多く見つけられます。とにかく、歩き回ってみて、情報収集してみましょう。
④インターネット「バンコク掲示板」
インターネットで求人を探すのであれば、「バンコク掲示板」がおすすめです。ここには、大手のリクルート企業が持っていないニッチ求人が結構あります。正社員からアルバイトまで、すでに仕事は見つかったけど、週末などに少しお金を稼ぎたいと思っている方でも、お探しの求人を見つけることができます。頻繁に求人は更新されるので、よくチェックするようにしましょう。
タイの求人傾向
香港やシンガポールと異なる点
求人の見つけ方は上記として、タイにはいったいどんな人材が多く求められていると思いますか。営業職などの技術系以外で言うと、とにかく、日本人という国籍、特性を生かした仕事となります。つまり、日本人相手、日本語が必要になるお仕事です。これが香港やシンガポールなどのキャリア視点でのインターナショナルシティとは異なる点です。香港やシンガポールへ行けば、比較的国籍を問わない求人が多く、英語が話せれば、あとは自分のスキル勝負となるので、日系に縛られることがありません。そのため、幅広く職種や産業を見ることができる上では、これまでに日本では挑戦できなかったお仕事にも出会える可能性があります。
タイではどうしても縛りが
冒頭にも述べた通り、タイでは、大体の求人が日系に限られます。もちろん、自ら働きたい会社に働きかけたり、コネを使ったり、可能性は当然あります。しかし、タイはアジアのハブの役割ではなく、日系製造業などの民間企業が多く進出しているために、日本人向けの求人が発生しているのです。日本の労働環境ではなく、ゆとりのあるワークライフバランスを考えて、海外でお仕事したいと考えられている方たくさんいると思いますし、私もそうでした。事実、日本にいたときよりは、残業時間が減って余裕ができましたが、でも日本の企業で働くということは、日本との繋がりは常にあることを忘れてはなりません。サラリーマンは、タイでもサラリーマンなのです。
選択肢は豊富
この通り、選ばなければタイでの就職は意外と簡単にできてしまいます。コールセンターであれば、大卒でなくてもOKですし、タイに住む目的であれば何でもアリなところがあります。もちろん、日本人オーナーのレストラン、居酒屋などもたくさんあるので、バンコクで色々と先輩に話を聞いて起業してみるのもありでしょう。ぜひ、タイでの暮らし、人生に一度は経験してみませんか。
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