インドネシア料理の魅力!ナシゴレンは家庭料理なの!?

もう10年以上、インドネシアに住んでいます。インドネシアの食文化というと、皆さんはどのようなイメージを持ちますか?確かに日本でも知られている食文化もありますが、インドネシアの食事はまだまだ日本においてメジャーではありませんよね。ここでは、インドネシアで人気のある食事についてお話しします。

インドネシアの主食

 お米

インドネシアの主食は、日本と同じくお米です。インドネシア料理と言えば、ナシゴレン(焼き飯)が有名ですが、実はそれは一般家庭で日常的に食べられている料理ではありません。
ご飯が大量に残った時、リメイク料理として食卓に登場することが多く、あるいは屋台や食堂等の外食、テイクアウトで食べられることが多いのです。

 基本スタイル

ナシゴレンという焼き飯は、日常的に食べられるものではないと話しましたが、インドネシアではやはり白いご飯が好まれます。そのため、インドネシア料理の基本スタイルは、日本と同じく白いご飯とおかずなのです。
おひつ(大きな容器)に盛られたご飯を各自が自分のお皿に取り、そこにいろいろなおかずや汁物をかけ、ワンプレートでいただきます。洗い物が少なくて済むため、主婦にとっては楽ちんな文化ですよ。実際に、日本のようにほとんどすべてのおかずをそれぞれのお皿に分けるという国は、他にはあまり見かけないと思います。
最近ではスプーンやフォークで食べることも多いですが、中には「手で食べたほうがおいしい」と言って右手を使って器用に食べる人もいます。

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インドネシア料理の特徴

 ニンニク、エシャロット、唐辛子は必需品

この3種類の食材はどの料理にもほとんど使用されます。炒め物や煮物にはスライスして熱した油でじっくり香りを出すためにも使われますし、揚げ物の場合はすりつぶして、下味つけに使われます。

日本ではあくまでも薬味として使われますが、インドネシアにおいては不作でニンニクや唐辛子の値段が高騰してしまうと、大変大きなニュースになります。

 スパイスをたくさん使う

インドネシアの料理はスパイスを多く使います。唐辛子の辛味だけではなく、スパイスの複雑で深い味わいこそがインドネシア料理の魅力です。
日本料理は素材の良さを生かすということに重点をおきますが、インドネシア料理の場合は素材の臭みやクセなどを多彩なスパイスでカバーし、手の込んだ調理を心がけます。その分、良い素材にはこだわりがないとも言えます。
このスパイスは石臼ですりつぶす方法が一般的です。しかし、この方法だと手間がかかってしまうため、最近では既にできあがっているスパイスやインスタントのものもたくさん売られています。

 サンバルが人気

インドネシアでは、すりつぶした唐辛子をベースとしたチリソースが人気があります。これをサンバルと呼びます。サンバルの作り方や味、材料は地域や家庭により違いますが、唐揚げや魚、豆腐や茹でた野菜などにつけて食べたり、炒め物に入れたりと、とにかく万能です。サンバルだけで白いご飯を食べるという人もいます。

ちなみに、インドネシアでは野菜を生で食べる習慣がほとんどありません。西ジャワ州のスンダ料理だけは生野菜23針をつけて食べますが、一般的には野菜は茹でるか炒めるか、手を加えてからいただきます。料理の付け合わせとしてきゅうりやトマト、レタスが揃えられる事は多いですが、サラダのように生野菜そのものが主役になる料理はありません。

 油をたくさん使う

インドネシアの料理は、とにかく油を使います。スープも炒め物も、残りを冷蔵庫に入れておくと油脂が白く固まることです。日本は健康志向で、ノンオイルや油控えめなどの料理に人気が集中しますが、インドネシアでは料理にコクを出すために、油が重視されるのです。
肉や魚介、豆腐などの調理法も揚げ物が多く、スープなどの具材も、肉や野菜などの具をまず油で揚げてからスープに入れることが多いです。揚げバナナやドーナツ、揚げ団子なども気軽なおやつとして人気があります。

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インドネシアの食事風景

 朝食

食を食べることが推奨されている日本とは違い、インドネシアでは会社や学校の開始時間が早いためか、自宅で朝食を取らないという人が少なくありません。小学校の登校時間は7時15分くらいが一般的です。
そのため、10時ごろに短い休憩時間が用意された会社や学校が多く、この時間に持参したお弁当を食べたり、周辺の屋台で麺やお粥、パンを買って食べたりするのです。

 昼食と夕食

インドネシアの一般家庭では、1日分の料理を昼前にまとめて作ってしまうということが多く、日本のように毎食作るという事は滅多にありません。1日分の料理は食卓に置かれており、各自が好きな時間に食べるというスタイルが一般的です。
公立の学校に通う生徒は昼前には授業が終わりますから、家に帰ってから昼食を食べます。私立の学校は給食が用意されることも多いです。

夕食は、日本においては家族団欒の時間とされますが、インドネシアでは家族が揃うのを待つ習慣がありません。料理は常にテーブルの上に置かれていますから、時間がある時に各自で済ませるのです。そのため、インドネシアは1回あたりの食事時間が非常に短いことでも有名です。
さらに、料理をテーブルにずっと置いておくため、熱々の料理も冷めてしまいます。つまり、出来立て熱々の料理を食べる習慣がないためか、猫舌の人が多いような印象もあります。

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食文化の違う国で暮らす

このように見ると、インドネシアの料理は面白そうだと思いませんか?食文化の違う国で暮らすという事は、毎日が驚きの発見です。もちろん、日本のような食材は滅多に見かけませんから、日本食が恋しくなることもあります。しかし、私はインドネシアの料理が大好きです。
日本ではまだまだインドネシアの料理が一般的ではないということを残念に思っています。もしも海外旅行に行くならば、ぜひインドネシアに来てみてください。ここの文化や食事の素晴らしさに触れたら、一気に魅了されてしまいますよ。

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