北京の予防接種事情!日本とは違いがたくさん!

中国の北京在住です。今はもうすぐ4ヶ月になる息子がいます。幼い子供がいると、やはり病院や予防接種などが気になりますよね。息子はここ北京で生まれ、予防接種もここで受けていますが、やはり日本とは全然違うところがたくさんあります。ここでは、息子の予防接種についてお話しします。

予防接種のパッケージプラン

 基本的な予防接種のパッケージを購入

息子は北京にあるインターナショナル病院で生まれ、幸い良い小児科の先生に恵まれましたので、予防接種もこの病院で受けることにしました。中国には日本と同様、決められた予防接種というものがあり、それを受けなければいけません。

予防接種はパッケージ料金になっており、基本的なパッケージにはA型肝炎、B型肝炎、3種混合、ポリオ、髄膜炎菌感染症、日本脳炎、新3種混合、水疱瘡と、日本でも一般的に受けられるものが含まれています。そのパッケージには毎月の検診も含まれており、やはり海外で生活する以上、毎月主治医に会えるというのは安心でしたので、このパッケージを選びました。

 パッケージの値段

日本の場合、国民健康保険に入っていれば子供は基本的には無料で予防接種を受けることができます。ここはそのようなものがありませんので、私たちは息子の予防接種のパッケージを購入しなければいけませんでした。

息子の予防接種のパッケージは、バラで購入すれば10,000元(約169,000円)を超えますが、パッケージ料金ですので全部で9,000元(約152,000円)でした。本来なら、息子が入っている健康保険より1,000元がカバーされるはずだったのですが、夫が保険会社に請求している最中でしたので、まだ支払われていませんでした。

 肺炎球菌のワクチン

実は、息子の予防接種パッケージには肺炎球菌が含まれていません。しかし、2ヶ月の検診で主治医が「今後のことを考えても、肺炎球菌は受けておいた方が良いだろう」と教えてくれました。まだ親になったばかりの私たちはとりあえず主治医を信じ、その肺炎球菌の予防接種も購入することにしたのです。この2ヶ月検診の日に3種混合の予防接種を受けたのですが、肺炎球菌はこの3種混合の予防接種を受けてから2週間経ってなければ受けられないという事だったため、2週間後に肺炎球菌の予防接種を受けるための予約を入れました。

実はこのとき、私たちは肺炎球菌が4回にわたって受けなければいけないということに気づいていませんでした。確かに3種混合やポリオなども複数回に渡って打たなければいけませんから、それは事前に考えるべきことだったのですが、主治医から肺炎球菌について指摘された時、私たちはただ単に「まぁ、普通は肺炎球菌も受けるもんね。必要だから打ってもらおうか」という程度でした。

 肺炎球菌のパッケージ料金

私たちが通っているこの病院には、カスタマーサービスのトップにフィンランド人の女性がいます。彼女は幸い英語も中国語もしゃべれるため、基本的な予防接種のパッケージを購入する時から、彼女の助けを借りていました。

そして、この肺炎球菌についても彼女が関わってくれることになったのですが、支払いの際、お金を払いに行った夫はその料金を見て驚いたのです。私たちが何も考えずに受けようと決めた肺炎球菌は、4回分のパッケージ料金なっており、そこには7,000元(約118,000円)という数字が記載されていました。

肺炎球菌が4回にわたって受けなければいけないものであるということを事前に調べておかなかった私たちにも責任がありますし、息子が必要とする予防接種ならば、お金は惜しみません。しかし、その時点で「ここまでのお金がかかるものなのに、なぜ肺炎球菌を4回にわたって打たなければいけないということを誰も教えてくれなかったのか」「その7,000元の内訳は一体何なのか」と不信感が湧いてしまいました。

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誰を信じたら良いのか

 最初の予定

息子が必要な予防接種ですから、それが10万円を超えるものであったとしても、必要ならば仕方がないのです。そして、肺炎球菌が4回にわたって受けなければいけないものであるということを知らなかった私たちにも責任があるのです。

しかし、肺炎球菌の1本目を受けた後で「これがパッケージ料金だから」と10万円以上の金額を支払えと言われても、納得がいきませんでした。なぜ肺炎球菌が4回分必要であるということを誰も指摘しなかったのか、そしてなぜ自分たちで考えもしなかったのか、自己嫌悪にさえ陥りました。

そこで、私たちは1本ずつ支払う方が良いのではないかと考えました。確かにパッケージ料金の方が値段は安いですし、パッケージで購入すると4回分の予防接種を全て確保しておけますから、いざ打たなければいけないという時に「在庫がない」となってしまう可能性もないのです。しかし、息子は数ヶ月前にこの病院で生まれ、妊婦検診や出産費用、健康保険にもお金がかかっているため、さらなる出費は少々痛手でした。

 会計の言い分

どうやって支払うか少し話し合ってから決めたいということで、支払いは後日という事にしてもらいました。しかし、1本目の肺炎球菌を受けた2週間後、3ヶ月検診の時に、会計の人からは「あなた方はパッケージを購入することになっています。パッケージ以外の選択肢はありませんから、次回7.000元支払ってください」と言われました。

さらに納得がいかず、その3ヶ月検診から2週間後、2回目の肺炎球菌の予防接種を受けたとき、もう一度別の会計の人に聞いてみると、彼女は「あなた方はすでに基本的な予防接種のパッケージを購入しており、肺炎球菌はここには含まれていません。だから個別で支払ってください」と、1本ずつの値段で支払うように、と言われました。この時点で、前回の会計の人とは別のことを言われていますよね。

 カスタマーサービス登場

そこにフィンランドの女性が現れ、「ああ、パッケージで購入するでしょう?後で書類を持ってくるから」と言われました。彼女は息子が初めて肺炎球菌を受けた時からパッケージについて話をしてくれていますので、彼女の話にはブレがないことがわかります。

しかし、それでも私たちが最初「1本ずつ支払いをしよう」と言っていたにもかかわらず、その意思は完全に無視されていました。また、この女性が会計のところに来て話をしてくれた時、会計の人たちの言い分があまりにも違うということに腹を立てた夫は小児科に戻り、看護師たちに話を聞いていました。そのため、私はその女性に「私1人では決められないから」と少々待ってもらっていたのです。

 ビバ、看護師!

2人の会計士とカスタマーサービスの女性の3人が全然違うことを言っている一方で、小児科に戻り、看護師から話を聞いた夫は1番納得のいく答えを見つけてきました。看護師がいうには、そのパッケージの7,000元には検診が含まれている、しかしうちの場合はすでに基本的なパッケージで毎月の検診を受けているため、新たに検診が含まれたパッケージを購入する必要は無い、だから1本ずつ購入した方が結果的には安くなる、ということでした。

確かにその通りです。その時点で息子は1本目と2本目の肺炎球菌を受けていたわけですが、その合計金額は2,900元(約49,000円)と言われていました。毎回多少値段が違うとしても、最初の2本で2,900元ならば、4本受けてなぜ7,000元になるのか、私はずっと疑問に思っていたのです。つまり、約1,000元は肺炎球菌を受ける際の4回分の検診料だったのです。確かにこのパッケージを購入してしまえば、少なくとも4回分の検診がダブるということになります。

また、彼女は予防接種を1本ずつ購入すると、確かに在庫が足りないということになってしまうかもしれないから、ちゃんと事前に確認して在庫を確保しておく、と約束してくれました。

 支払い

私たちはここでやっと納得のできる答えをもらえた気がしました。各病棟から書類をもらい、言い方は悪いですが、事情を把握しないまま会計をしている会計士たちと、たとえ英語と中国語が通じたとしても、セールスということに重点を置いているカスタマーサービスのスタッフと、患者のことを考えてスケジュールを理解しているプロである看護師の言い分では、やはり看護師の言い分の方が患者に近いのかもしれないと感じたものです。また、この看護師は小児科の中で私たちが最も信頼している人でしたから、そのような看護師に出会えたことも不幸中の幸いでした。

今回は2,900元でしたが、息子が入っている健康診断から予防接種には最大1,000元カバーされるということになり、2本で合計1,900元(約30,000円)ということになりました。今まで先ほど述べた一般的な予防接種のパッケージのために1,000元払い戻しをしてもらえるようにと保険会社に請求していましたが、今回1,000元を差し引いた状態で支払いをさせてもらいましたので、これ以上請求する必要が無くなりました。

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人の弱みにつけ込むセールスには注意

親ならば誰もが思うことだと思うのですが、病院で「あなたのお子さんにはこのようなものが必要ですよ」と言われれば、前向きに考えると思います。しかも予防接種という命に関わるものであればなおさら、どれだけ高いものであったとしても購入するという前提で話を進めるのが親です。

しかし、だからといってその気持ちにつけ込んだサービスはいかがなものかと思います。もしも肺炎球菌4回分に7,000元を支払わなければならないのであれば、それはそれで構いません。しかし検診という側面を考えると、このパッケージを購入するのではなく、予防接種をそれぞれ購入した方が良いというのはこの内訳を見ていれば早々に分かったはずです。

どうしても小児科が関連するところで何かを勧められると、「子供のことを考えて言ってもらっている」と感じてしまい、つい言われるままにしてしまうかもしれません。しかし、やはり病院はビジネスの場ですから、言われるままにお金を払ってはいけないということを感じました。親として子供に何が起こっているのかしっかり納得し、理解してからお金を払うという姿勢が大切です。

もしも海外で出産する、子育てをする、という人がいたら、病院で不安なことがあった場合、理解するまで追求してください。言われるがままにお金を支払ってしまったら、支払う必要のないお金がなくなる可能性もあります。どうせお金を支払うのであれば、子供のために無駄に支払うのではなく、他のことで使ってあげたいですよね。

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