イタリア映画がおすすめの理由はズバリこれ!Perfetti sconosciutiはおすすめ!

最近はNetflixも流行っており、世界中の映画に簡単にアクセスできるようになりましたよね。映画好きという方はとっても多いと思うのですが、まだまだ人気な映画の多くがアメリカで製作されたものだと思います。映画と言っても、インド映画も今や多くの航空会社に採用されたり、各国ヨーロッパの映画も世界中で少しずつ有名になって、より多くの人が多国籍の映画にアクセスできるようになりました。そこで今回は私が大好きなイタリア映画についてご紹介したいと思います。

イタリア映画の特徴

 よくあるテーマ

どこの国もそうかもしれませんが、愛と人生や絆の物語が多いと思います。特に、イタリアと言えばやはり、愛ですよね。そう、イタリア人は愛することが大好き!やはり恋愛ストーリーはテッパンです。日本語だったら恥ずかしくて言えないような言葉をイタリア語だと簡単に言ってしまうんですよね。Scusa ma ti chiamo amore(2008)なんかは、疲れたときに気軽に見られる恋愛映画です。その他多いのが、人生ですね。生活苦や親子関係、など、アメリカの映画に比べると爆発ものやヒーローものは極端に少ないと思います。

 現実離れしていない

イタリア映画の多くは、より一般の人に近い生活スタイルのものが多いです。インド映画なんかだと、貧困で路頭に迷う国民がたくさんいる中で、映画に登場する役者、特に女優さんは肌が白く、目鼻立ちはヨーロッパ系、体形はスラっとした女性ばかりです。生活スタイルも、映画の中の生活は国民がうらやましがるような上流階級のものが多く、現実とはかなりかけ離れています。それに対して、イタリアの映画は現実の世界と映画の世界がかなり近いものになっていて、本当に起こり得る映像や物語が多いのが特徴だと思います。逆に言うと、どんちゃん騒ぎやファンタジーな映画が好きな方には物足りないのかもしれません。

 情景が綺麗

私が見た映画の中で、La vita e bella(1997)、Io non ho paura(2013)、Nuovo cinema paradiso(1988)などは、どれをとっても壮大でも何でもないのですが、生活の一部の画が素晴らしい映像になっているんですよね。これはイタリアの昔ながらの街並みが功を奏して、ただバイクに乗っている、ただ家から外を眺めている、ただ人と話している、ような「ただ」のちょっとした一つ一つの場面が綺麗に映るからだと思います。映画を売るために、大胆に爆発をさせたり、空を飛んだりする必要はなく、すでにある生活の一部を使用することで、映画が成り立つ素晴らしい点だと思います。

Perfetti sconosciutiの紹介

一つ私のお気に入りの映画を少し説明することで、イタリア映画の特徴をさらに理解頂けたらと思います。この映画はPaolo Genevese監督によって、2016年に製作されたコメディドラマ作品です。1600万ユーロを売り上げ、David de Donatelloでベストフィルム賞も受賞しました。

 ストーリー

登場人物は、3組の夫婦と1人の離婚経験ある男性。7人は友人で、ある日1組の夫婦の自宅で夕食をすることになります。顔なじみの仲間でいつも通り食事を始めたつもりでしたが、ある1人の提案で全員携帯をテーブルに置き、メッセージや電話が来たら皆にシェアしなければならないというゲームを始めます。何もかも知っているはずの友人ですが、これによって、様々な秘密が明らかになり、誰もお互いのことを知らなかったという結論になるのです。

 本映画の特徴

そう、このタイトルは英語で「Perfect strangers」、日本語では「おとなの事情」と訳されており、直訳は、完全なる赤の他人、です。この映画は上記のイタリア映画の特徴を全て捉えた作品と言えると思います。また、現代人の秘密主義をうまく捉えてそれをゲーム形式にすることで、おもしろおかしく秘密を暴き出す、常に楽しいことを考えるイタリア人ならではのアイデアでもあると思います。

見やすそうな作品から

イタリア映画はあまり見たことがないという方、結構多いと思いますが、上記で紹介したPerfetti sconosciutiなんかは、日本人でも取っつき易い内容かと思います。ストーリーも単純で、笑える場面も多いからです。映画を見ると、イタリアの文化の違いや人々の様子もわかりますし、ぜひ1度騙されたと思って観てほしいと思います!

   

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