韓国人と夫と喧嘩をしないコツとは?歴史の問題はどう乗り越える?

オーストラリア在住です。5年ほど前にワーキングホリデーでオーストラリアにやってきました。現在は韓国人の夫と結婚し、このオーストラリアで生活しています。夫とは約5年一緒に生活していますが、ほとんど喧嘩した事はありません。なぜなのか、私たちの事についてお話ししたいと思います。

韓国という国

 鍵がない!?

私が初めて夫の実家に行った時、大きなカルチャーショックを受けました。まず家に鍵がなかったのです。一軒一軒のドアには暗証番号を押すキーボックスが付いており、そこに暗証番号を入力して家に入るのです。
しかし、暗証番号は家族だけが知っているのかと思いきや、夫の幼なじみまでその暗証番号を知っていました。驚きですよね。幼なじみに家の合鍵を渡すということと同じです。

 洗面所

韓国は土地が狭いですから、戸建てではなくアパートが多いです。家には浴槽はなくシャワーのみということも少なくありません。しかもトイレと共有です。トイレの隣にはトイレットペーパーの入った箱が設置されていました。というのは、韓国の排水管細く詰まりやすいため、使い終わったトイレットペーパーは流さずに箱に捨てるとの事だったのです。

 車や公共交通機関

車に関しては路上駐車が本当に多いです。どうやって場所を決めているのか不思議でとてもびっくりしました。観光地ならばそれなりに整備されていますが、ローカルな地域の場合はゴミも散乱しています。道が狭く、バスが私の体の横ギリギリに通ることもありました。運転の荒い人も多く、バスは座っていても体が揺さぶられてしまいます。
電車になると車内では物売りが回ってきます。私はそのおじさんから安いセルカ棒を買ったのですが、その後使おうと思っても使うことができませんでした。つまり不良品ですね。電車を降りた後なのでもちろん苦情をいうこともできません。
また、日本では車内は静かにしなければいけないという雰囲気が漂っていますが、韓国の電車では普通に電話をしている人さえ見かけました。
また、観光地に行くとテーブルと椅子のレストランばかりを見かけますが、ローカル地域では床に座って食卓で食事をするというタイプのお店が多いです。

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韓国人社会とはどのようなものか

 上下関係が厳しい

まず、韓国人社会というのは縦のつながり、つまり上下関係が非常に厳しいです。そして横のつながりも広いです。これは日本人とは少し違うところかもしれません。
上司の言い分には絶対服従みたいなところもあります。両親に対しても同じです。

 安否電話

私たちは遠くに住んでいるから、ということもありますが、夫の両親とは1週間に1度、週末をメインにビデオチャットをしています。安否電話だそうです。
私は自分の親にさえ頻繁に連絡を取る事は無いため、1週間に1度は非常に多く感じてしまいます。子供じゃないんだから、1週間に1度の安否確認なんて!、と思うのです。同じ国に住んでいたらどんな感じになるんだろうと恐怖さえ覚えます。
彼は彼自身の親をとても大切にしており、だからこそ私の親のことも自分の親のように気にかけてくれますから、その点はとてもありがたいと思っています。韓国の両親も子供のことを心配し、引越ししたら引っ越し祝いと言ってお金を送ってくれることもありました。

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韓国人の生活スタイル

 食事はみんなで

最近の日本は共働きで両親が不在のこともあり、子供だけで食事をしたり、そもそも個食という言葉も一般的になりつつありますよね。しかし、韓国ではみんなで食事をするという習慣があります。1つのものをシェアして食べるという傾向があり、器は持たず、スプーンを使うことが多いです。器を持って食べるとお腹が空いて我慢できない人、つまり乞食のように思われ、下品だと捉えられてしまうようです。
私の夫はお酒を飲むことができませんが、韓国人は基本的にお酒好きです。みんなで集まったらまずお酒が出てきます。大事な話をするときもお酒を飲みながらです。タバコを吸う人も多く、吸いながら友達や上司と雑談するのです。

 食事のメニュー

理由は分かりませんが、雨の日はチヂミを食べる習慣があります。結婚式のご祝儀は新郎新婦ではなく、全額両親のもとに渡ります。
誕生日にわかめスープを食べるという事は有名ですが、赤ちゃんが生まれた場合は体力回復とお乳の出が良くなるように、出産を終えた女性はわかめスープを食べるのです。赤ちゃんが生まれた100日後にはペルギと呼ばれるパーティーをします。パーティーに招待されたら、赤ちゃんに金色の指輪やブレスレットをプレゼントします。

 恋人同士の関係

韓国人は付き合っているときは恋人の女性をお姫様のように扱い、結婚後はこき使うと言われています。しかし、私の夫は慣れない料理も時々してくれますし、洗濯も手伝ってくれます。韓国人は自分の国のブランドが好きです。一緒に家電製品を見に行けば、サムソンの冷蔵庫、クックの炊飯器店と韓国で有名なブランドを重点に比べていました。
私にはこだわりがないため、そのようなものは夫任せです。韓国人には見栄っ張りなところがありますから、見た目は大切です。少しばかり値段が高くても、他人に「あの人はお金持ち!」と注目されたいと考える傾向があるようです。

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国際結婚のコミュニケーションの重要性

同じアジアでも、日本と韓国ではお国柄も文化も全然違います。歴史の話も時々しますが、それはあくまでも昔の話で私たちが生まれる前のことです。ですから変えられない過去の話は国の歴史ということで理解しており、喧嘩になることもありません。とは言え、私は韓国という国は嫌いではありませんが、受け入れるまでにはまだ少し時間がかかりそうです。
お互いうまくやっていられるのは、お互いがお互いを理解する努力をしているからです。稀ではありますが喧嘩もしないわけではありません。そんな時は分かり会うまでじっくり話し合い、その日のうちに解決するよう努めます。熱くなって怒鳴り合っても解決にはなりません。それはよくわかっていますから、冷静に「なんでこうなってしまったのか」を話し合うようにしています。普段からコミュニケーションをよくとることで、結婚生活はうまくいくのだと思います。

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