はじめまして、21歳の日本人です。私は20歳の時にニュージーランドで1年間ワーキングホリデーを経験し、ワーキングホリデービザを使って1ヵ月ホームステイを経験し、2ヶ月語学学校に通いました。ここでは、私がニュージーランドで生活してみて「ニュージーランドってこんな文化があるんだ」と感じたことをお話ししたいと思います。
ニュージーランドとは
ニュージーランドの歴史
かつてニュージーランドはイギリスの植民地でした。そのため、ニュージーランドには多くのイギリス文化やイギリスのアクセントが残っています。
食べ物の文化もイギリスとよく似ているところがあり、街並みも「世界で1番イギリスに似ている」と言われています
ロードオブザリングの撮影地
ワイカト地方の街、マタマタの牧草地は、労働部ザ・リングに出てくる中つ国、ホビット庄にぴったりだと考えられました。そのためここが撮影の中心地とされ、ホビットの村が作られたのです。
ロードオブザリングの三部作は合計150カ所以上にわたるロケ地を使い、すべてこのニュージーランドで撮影されました。実際にロードオブザリングの撮影地を回るための観光ツアーなども各地で開催されています。
ニュージーランドのバス事情
乗り方
私が初めてニュージーランドに来て驚いた事はバスの乗り方と降り方でした。日本だとバス停で待っているとバスが止まってくれ、降りる時も場所アナウンスしてくれますよね。
しかし、ニュージーランドのバスに乗るときにはバス停にいるだけではダメなのです。バス停にいてもバスは止まってくれません。自分の乗りたいバスが来たら、運転手から見える位置で手を挙げ、バスに乗るという意思をアピールしなければ止まってくれないのです。
降り方
また、ニュージーランドのバスは降りる駅もアナウンスをしてくれません。降りたい場所は自分で景色を覚え、「この辺かな」と感じる場所でスイッチを押さなければいけないのです。
最初はとても戸惑い、自分の最寄りのバス停の特徴を覚えるにも時間がかかりましたから、どうしようかと感じました。そこで、私は乗るときにドライバーに自分の行きたい場所の名前を伝え、できるだけドライバーの近くに座るようにしました。
ドライバーに助けられた経験
そうすることで、ドライバーが私の行きたいバス停で止まってくれるようになりました。仮にドライバーが忘れていたとしても近くに座っていればドライバーに声をかけることができるため、この方法は非常にお勧めです。
どうしても時間に遅れたくない、バスを使ったら不安、というと場合はUBERやタクシーもあります。
ニュージーランドの特徴
ニュージーランドタイム
ニュージーランドの人はとてもゆっくりとした日常を送っている印象があります。例えば、さっきのバスの話ですがシティーバスは時間に厳しく、遅れるという事はありません。しかし、大都市から少し離れると数時間遅れるなんて、ニュージーランドでは当たり前なのです。
遅れてでも来るならまだ良いです。中には来ないバスもあるのです。
アプリは役に立たない
なかなかバスが来ないため、携帯アプリでバスを追跡したことがあります。もうすぐそのバスは到着するとアプリでは表示されているにもかかわらず、バスが急にアプリから消えてしまったということもありました。
そのような場合、当然バスはません。そのため、待ち合わせ時間にも間に合わないということがよくありました。しかし、これがニュージーランドなのです。
ニュージーランド人はフレンドリー
そのせいか、ニュージーランドの人たちは時間に厳しくないという印象もあります。日本人の私がこのような国で生活できたのはニュージーランドの人たちの温かさによります。
私がバスを待っている時、道に迷って困っている時、絶対に助けてくれたり気軽に話し相手になってくれたのもニュージーランドの人たちでした。「どうしたの?大丈夫?」「ここならばこうやって行ったらいいよ」などと声をかけてくれたり、教えてくれたり、あるいは何時間もバスが来るまで私の話し相手をしてくれた人もいました。英語力には色々と不安がありましたが、彼らは私が理解するまで丁寧に教えてくれたのです。
その時その時を楽しむ
ニュージーランドは日本の文化とは全然違う文化を持っており、もしかしたら戸惑うこともあるかもしれません。しかし、そのような戸惑いも楽しめるようになると、もっともっと楽しくニュージーランドでの生活を送れるようになります。もしもニュージーランドに長期滞在を考えている人がいたら、日本との違いを楽しむようにしてみてください。
電車やバスが時間通りに来ないと焦るかもしれませんが、ニュージーランドではそれが普通なのです。そんなにゆったり生活することも日本ではなかなか難しいですよね。ですから、電車やバスを待つ、そんな時間も大事にすることが大切なんだと思います。そのような時間に素敵な出会いが待っているかもしれませんよ。
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