現在ロシアで生活をしています。ロシアで子育てしていると日本と良い意味でも悪い意味でもぜんぜん違うな~と思うことが多々あります。今回は子供の教育(特に乳幼児教育の環境)について少し紹介させていただきます。
ロシアの幼稚園事情
ロシアは共働きやシングルマザーの家庭が多く、小さな子供がいても女性が働きに行くことはごく普通のことです。
なかなか入れない幼稚園
通常は3歳から公立の幼稚園に入園可能です。幼稚園といっても朝8時から19時まで、3食付き、昼寝もさせてます。働く女性の数に対して今は幼稚園が足りておらず、出産後すぐに幼稚園入園のために順番待ちの登録をしないといけません。ただ3人以上の子供を持つ家庭の子供は3歳未満でも優先的に入園可能です。
選択肢が豊富
3歳になり振り当てられた幼稚園が自分の家の近くになるとは限らず、在住地域内でも遠い場所を振り当てられてしまった場合、地域の情報交換サイトなどで幼稚園入園許可の交換希望を掲示すれば、自分が希望する幼稚園に同じように幼稚園交換を希望する人が見付かることもあります。お互いの同意があれば入園許可の交換が可能です。
また、3歳からではなく4歳や5歳から入園させたり幼稚園に通わせないという選択もできます。
幼稚園に通っていなくても小学校入学前の1年前から就学準備のためのカリキュラムが組まれた幼児教室や私立幼稚園に1年間だけ通わせるという選択もあります。幼稚園に通っていないことが理由で小学校入学時に問題視されるようなことはありません。
乳幼児教室が豊富
ロシアは育児休暇手当が1歳半まで支給され、社員が希望すれば3歳までは育児休暇取得が可能です。幼稚園の入園が3歳からですが、私の住む地域では、図書館以外に日本の児童館や子育てセンターのようなものはなく無料で参加できる行事もありません。代わりに有料の乳幼児教室がたくさんあります。
教育熱心!?なママたち
私たちは週数回1時間半の中で、歌、ダンス、工作、運動、季節ごとのイベントを行ってくれる乳幼児教室に通っていました。友人のロシア人はもうすぐ1歳になる子供のママですが、子供が6ヵ月頃から子供と一緒にスイミングスクールに通っています。
私の印象では、乳幼児教育にお金をかけるロシア人ママは多いです。ピアノクラス、コーラスクラス、バレエ、スイミング、ヨガ、工作教室、絵画教室などいろいろと工夫が凝らされて、地域のサイトで口コミを確認しながら、申し込みをしているママが多いと思います。
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親が楽しめる環境作り
乳幼児教室に併設された形で、美容室やネイルサロンが設置されているところもあります。土・日の夕方から2~3時間子供を預かってくれるサービスを付随で提供している教室もあります。週末子供を預けてパパとママは2人きりで映画や食事をして、ゆっくりデートをして来てくださいねというものです。
子供中心にならない
ロシアで子育てしておもしろいなと思うところは、子供がいても子供中心の生活にならないところと、ママ自身が女性を意識するところと、夫婦2人の関係を重視するところで、いつも日本と違い面白いなと思います。私は日本人なので、夫婦だけの時間を取ることをあまり意識できておらず、もちろん子供中心の生活になってしまっています…
ロシア人女性から、子供が寝た後に夫と二人でワインなどを飲む時間も作りなさいよ、とアドバイスをよく受けます。家にワインさえありませんが。
カフェ!?でも子供の面倒をみてくれる
カフェ、レストランでもキッズルームがあるところが多く子供をみていてくれる人がいることもあります。子連れにはとても助かります。月に数回、キッズルームで工作教室などの画しているカフェもあります。子供たちも楽しむことができ、親も子供を気にすることなくゆっくり食事を楽しもうという意識の表れだと思います。
子供に寛容なロシア人
レストラン内で子供が多少歩き回っていてもロシア人はあまり気にしないので、ロシアではそのおおらかさに甘えてしまっています。日本に帰国するとロシアの自由な雰囲気に慣れてしまっている子供とレストランなどに行くと冷や汗が出て胃が痛くなることが多く食事も楽しめず、どっと疲れます。そのため家で食事するのがとても気が楽です。
母親がリラックスできるロシア
ロシアでは児童館などでのイベントが見つけられなかったので最初はがっかりしましたが、探してみると母親もリラックスできる機会が多くありました。うまく利用して楽しく子育てができるようになりたいです。
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