中国流の子育て!乳母制度は世界最強かも!?

中国の北京在住です。4ヶ月前に長男が生まれ、北京で子育てをしています。その過程においてこちらの子育てを目にすることもあるわけですが、驚くこともたくさんあります。ここでは、私たち夫婦が驚いてきたこちらの子育て事情についてお話しします。

何枚着るの!?

 集中暖房は暑い!

中国、北京の冬は氷点下10度ほどに落ち込みます。今こそエアコンや電気ヒーターが使われていますが、社会主義の国では各自が燃料を購入して暖房を使うと言うことができないため、日本のストーブと言うものはありません。冬は11月15日から3月15日まで、集中暖房が入ります。集中暖房はお金がかかりません。
しかし、この集中暖房は部屋の中を効率よく温めることができる一方で、部屋の温度がとにかく上がります。家から1歩外に出ればダウンジャケットを着ても寒いほどなのに、家の中に一歩入ったらTシャツでも大丈夫なくらい温かくなります。

 店舗は暖房を使用

そんな中で、店舗は別途、エアコンなどで暖房を入れています。店舗などに集中暖房がどの程度機能しているかはよくわかりませんが、建物の中はとにかく暑くなります。まず、ダウンジャケットはとても暑くて着ていられません。
赤ちゃんと言うのは大人と同じ数の汗腺を持つため、そもそも暑がりですよね。うちの息子はだいぶ暑がりなようで、例えば夜、私はいくら暑いと思ってもいまだにTシャツで寝ることができませんが、息子は半袖で充分です。
そのため、スーパーなどのお店に行ったら息子は極めて薄着にするようにしています。出かけるときは半袖の服の上に長袖のロンパースを着せ、その上から上着を着せているため、室内では上着は確実に脱がせますし、場合によってはロンパースも脱がせてしまうことがあります。

 「赤ちゃんが寒くて泣いてるのよ!」

そんな半袖、あるいは長袖のロンパースにした息子をスリングなどに入れて歩き、万が一でも息子がお腹を空かせて泣き出したりすると、周りの人が「赤ちゃんが寒くて泣いているのよ!」「なんていうか薄着をさせているの!」から声をかけられます。先日、スーパーで夫がトイレに行っている間、息子と一緒に待っていたのですが、たった2、3分の間に6人ほどに声をかけられました。
息子が普段着ている服装を考えると、暑くて泣く事はあったとしても、寒くて泣いているはずはないのです。しかし、周りからは「絶対に寒いはず」などと声をかけられ、なんだか子供いじめているような母親として見られているような気さえします。特にお腹を空かせて息子が泣いているときにそのように声をかけられると、非常に不愉快な気持ちがします。

 こちらの赤ちゃんは何枚着ているのか

しかし、実はこちらで赤ちゃんを見ていると、一体何枚服を着ているのか、と思うくらいだるまさん状態になっています。先日息子と同じ月齢位の赤ちゃんを見かけたのですが、一体何枚の服を着ているのか、一体何枚の靴下を履いているのか、不思議に思ってしまうほど表面積が大きかったです。
ですから、うちの息子が薄着でいるところに周りから「そんな薄着はだめ!」と言われる事は仕方がないのかもしれません。しかし、赤ちゃんが泣いているからといって、親に対し「絶対にこれで泣いている」と断定的な言い方をするのは、やはり失礼ではないかと思ってしまうのです。常識が違うから仕方がないのですが…

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お尻が丸出し!清朝の服

 びっくり、お尻が見える!?

最近、日本でも話題になっていますので知っている人もいるかもしれません。こちらの子供服は、足の間が開いており、おむつが丸出しの状態になっています。おむつが丸出しならばまだ「おむつ替えしやすいからかな?」と思うのですが、おむつをしていない、つまり下に何も履いていない子供もこの服を着ています。
トイレットトレーニングがしやすいからと言う噂がありますが、個人的には、子供がトイレに行きたかったとき、どこであってもその場で用を足させることができるからではないかと感じています。実際に、道端でこの服を着た子供の膝を抱え、その場で用を足させている親を見たことも何度かあります。

 うちの家族には不評

こちらの友人に「北京に住んで驚いた事は何か」と聞かれたためにこの服のことを話したら、彼女は「え、この服って、世界共通じゃないの?」と驚かれました。中国人でも知らないこの服は清朝から伝わっていると言われています。
息子が生まれる前からこの服の事は知っていましたので、生まれたらいちどは着せてみようかと夫と冗談めかして話していました。その後、出産祝いにこちらの友人からこの服をもらったため、おむつをさせた状態でこの服を着せ、写真を撮って日本の家族に送ったところ、えらく不評でした。

 寒くないの?

確かに、お尻が見えてしまうということは衛生的にも問題ですし、先日、この服を着たお尻丸出しの子供が砂場で遊んでいる姿を見たときには、病気になったりしないのかと不思議に思いました。しかし同時に、この服こそ、寒くないのかと思うのです。
9月や10月、気温が急激に下がる頃、すでにダウンジャケットを着込んだ父親がこの服を着た子供を抱っこしている姿を見たことがあります。子供は、確かに上着は着ているのですがこの手のズボンを履いているため、お尻が丸出しなのです。親がダウンジャケットを着ているにも関わらず、子供がお尻を丸出しでいるなんて、人の子供に寒がっているなどと指摘する前に、そのお尻を何とかしたらと思うのです。

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最強!乳母制度

 産後の女性は1ヵ月、何もしない

日本でも、産後の女性は1ヵ月、寝たり起きたりの生活をするべきだと言われていますが、中国のそれは日本のそれを遥かに上回ります。中国の女性は、産褥期は休んでいなければいけないということで、ベッドから起き上がることもないそうです。シャワーも浴びず、赤ちゃんに授乳をするときには誰かがお母さんのところに赤ちゃんを連れて行き、お母さんは授乳をするだけだと聞いたこともあります。
それならば、その間のお世話は誰がするのでしょうか。旦那さん達も協力しますが、基本的には赤ちゃんの祖母が実行します。そのため、中国では赤ちゃんをおばあさんが抱っこしているという姿をよく見かけます。それがたとえ、赤ちゃんと赤ちゃんのお父さんとお母さん、おばあさん、という組み合わせであったとしても、赤ちゃんの担当者はおばあさんなのです。

 金持ちは乳母を雇う

さらに、金銭的に余裕がある家では乳母を雇うと言うことが一般的です。乳母といっても家事全般を行うそうですから、まるでメイドのような存在と言えるでしょうか。月額5,000元(約83,000円)かかるそうです。うちも、周りから「乳母を雇うんでしょう?」と言われることがあります。残念ながらうちはそれほどの金銭的余裕はありませんし、やはり子育ては親がやるものだと思っているのですが。
病院の授乳室で「乳母かな?」と思える人を見たことがあります。ソファーにはお母さんが座り、その乳母はお母さんの目の前に立っていました。乳母がお母さんの膝に赤ちゃんを乗せ、授乳しやすいように位置を調整し、お母さんはその赤ちゃんに授乳をしていました。一通り授乳が終わったら上が赤ちゃんを抱き上げ、ゲップをさせ、今度は向きを変えてまたお母さんの膝に乗せました。もう一度お母さんが授乳をすると、乳母が赤ちゃんを抱き上げて再びゲップをさせ、そのまま赤ちゃんを抱えて授乳室を出て行きました。残されたお母さんは服を整え、授乳室を出て行きました。

 母親は何もしない…?

まだ極めて小さい赤ちゃんでしたから、出生後10日目の検診だと思います。という事は、赤ちゃんもお母さんも授乳に慣れておらず、一般的には時間がかかるものだと思うのですが、乳母がすべてやっていたため、本当にあっという間でした。
日本では、皇后陛下の美智子様が乳母を使わずに子育てをするという指針を打ち出し、世界ではイギリスの亡きダイアナ妃が自ら子育てをして、世の中を圧倒させました。ですから、今は世界的には、子供は自分で育てるというやり方が一般的だと思います。しかし、富裕層ほど乳母を雇うというやり方が、中国には残っているのです。

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自分のやり方を大切にする

このように考えると、中国における子育てと私たち日本人にとって当たり前の子育ては全然違うということがわかります。着せる服も違えば、枚数も違います。うちはとても息子にお尻丸出しの服は着せられませんし、外出すれば「赤ちゃんにもっと服を着せなさい」という内容のことを言われるため、とにかく腹が立ちます。
しかし、腹が立つからと言って暑がりのうちの息子に中国の赤ちゃんと同じような厚着をさせるつもりはありません。中国で生活している以上、周りからあれやこれやと言われる事はきっと避けられないでしょう。だからこそ自分のやり方をしっかりと持ち、息子を守ることが大切なんだと思っています。

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