カナダのインターンで考えたこと!海外企業で働くことは”楽”なのか?

私が2年間留学をしていたカナダのトロントは多国籍な街として有名な都市です。トロントで暮らしていた際、私はナイジェリア人の家族と暮らし、また、社長秘書としてインターシップの仕事をしていました。今回は、インターンシプをしていた時に学んだことをご紹介します。

カナダの会社は楽(らく)なのか?

カナダにはワーキングホリデー制度があり、多くの日本人がこの制度を使い、カナダに来ています。ワーキングホリデーで来ている日本人の友人に日本の会社とカナダの会社の違いについて聞くと、多くが「日本の会社よりカナダの会社は自由で楽だ」という意見でした。その言葉を聞いた時に“楽(らく)”の意味が理解できませんでした。仕事が楽なのか、人間関係や上下関係が楽なのか、何が“楽”なのか自問自答しました。

 違いはあるが、決して楽な環境ではない

確かに日本の社会は年功序列で上下関係に厳しかったり、残業が美徳という考えもあり、大変な面もあります。一方、私がトロントで勤務していた会社にはそのような文化はありませんでしたので、日本社会との違いはありました。
ただ、“楽”かと聞かれれば、言葉の壁、業界の知見、毎日のタスク量から見ると決して楽ではありませんでした。ましてや、英語が母国語でない私が働くとなると、コミュニケーションの面でかなりの注意を払う必要があります。実際に会社で働いてみると、たとえインターンシップ生であっても、同僚は私を一人の従業員として接してきます。そんな状況で、私は3つのことを心掛けていました。

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私が心掛けていた3つのこと

 1つ目:5分前行動を徹底する

まず1つ目は“5分前行動の徹底”です。なんだ、当たり前じゃないか、と思う方々が多くいるかもしれません。しかし、この5分前行動が外国人はなかなかできないのです。それは彼らがルーズなわけではなく、時間に対する感覚の違いだと思います。彼らの時間の感覚はとてもゆっくりで、時間がぎりぎりになってしまうことや遅刻することは多々あります。

それとは逆に日本人である私は、5分前行動が当たり前でしたから、すごく驚かれたのと同時に関心もされました。会社の中で人間関係が出来上がるまではこれを徹底させました。日本人が当たり前と考えている5分前行動が、海外の職場で評価されたことは驚きでした。

 2つ目:難しいことは考えず簡潔に伝える

2つ目は、コミュニケーションを上手くはかるために、“make it easy(簡潔にする!)”を心がけました。例えば、相手に何か伝えたいときに、頭の中であれこれ考えるよりも、いかに簡潔に英語で伝えるかを心掛けました。会話中に考えて話す場合はどうしても相手とタイムラグが生じてしまい、うまい言葉のキャッチボールができません。それゆえ、職場に慣れるまでは、簡潔にをモットーに質より受け答えの速さを重要視しました。

 3つ目:ネイティブの英語を真似する

3つ目は、“ネイティブが言い直してくれた英語を真似する“ことです。間違いを恐れていたら、同僚との会話は始まりません。たとえ片言の英語であっても、文法が少し間違っていようとも、たいてい同僚に意味は通じてしまいます。もしも彼らが理解できなければ、彼らは聞き直してくれますし、言い直してくれます。ここで1つのポイントは、彼らが言い直しくれる英語を真似して必ず覚えることです。そうすれば、自分の間違いに対する正しい言い回しを理解することができます。英語力の最大の近道は真似することだと思います。

 

日本人の真面目さは世界で通じる

最終的に私は社長や同僚と信頼関係を気づくことができ、「日本人の真面目さは、言葉が通じなくても世界に通じる」との褒め言葉をもらいました。話せなかった英語に関しても、真似することを心掛けることで、自然に正しい表現が頭に入り、話すことができるようになりました。

 楽かどうかは結局その人しだい

日本の会社よりカナダの会社が“楽”かどうかは、人それぞれ感じ方が違うかもしれません。正直、今でも私には分かりません。ただ、少なくとも日本人の時間に対する考え方や真面目さ、は世界に通じる部分があるだろうと私は自分の経験から思っています。
最近、多くの外国人が日本を訪れています。私は東京がトロントのような多国籍な人が集まる街になる日がそう遠くないような気がしています。

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