平昌オリンピック競技はもちろん注目されていますが、オリンピックが行われている平昌ではオリンピック観戦に訪れた外国人観光客と地元の飲食店の間で文化摩擦が起きているようです。それは「割り勘」の文化。韓国では基本的に割り勘の考え方はなく外国人観光客が行う「割り勘」の対応に飲食店が悲鳴をあげているというのです。
世界をざっと見てみると割り勘文化があるのはドイツやスウェーデン、アメリカなど。これらの国は基本的に割り勘ですが1円単位まで割り勘にするという概念はあまりないようです。日本ではデートの時は男性が払うことも多いですがグループで食事をしたときなどは割り勘にすることも多いですよね。1円単位まできっちり割り勘をする日本人の几帳面さに外国人が驚いたというエピソードもあります。
さらに割り勘はあまりしないというのがチェコやタイ、マリや中国など。割り勘をしない国の中でも自分で頼んだものは自分で払う国と、毎回誰かがまとめて払う、という国の2種類があるようです。誰かがまとめて払う場合にも交代で払う場合もあればその場の年長者が払う場合、その場で一番経済力のある人が払う場合などいろいろあります。
さて平昌江陵エリアの飲食店ではそんな外国人の韓国と違う文化にてんてこ舞い。この割り勘により軽々に時間がかかりレジには大行列が起きてせっかちな客を怒らせてしまうということも発生しています。
一方別の地域から来た韓国人観光客と地元の飲食店の間では、店を予約しておいてドタキャンし、その負担を店側が強いられているという事態も。色々なハプニングに飲食店は大変な思いをしているようです。
2020年に東京オリンピックが行われる時も何かしら文化摩擦が起こるかもしれません。韓国の事例を踏まえて日本も事前に対策をしておいた方が良いかもしれませんね。
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