厳しい駐車違反取締りで新年を迎えたパリ
2018年1月1日より、パリの駐車違反罰金料金が大幅に跳ね上がりました。パリは路上駐車が非常に難しい街です。そうでなくても狭い路上に所狭しとぎっしり並んだ車の列。時には、横断歩道上にまで、でんと駐車している横柄な車もあります。これに対応して、この度パリ市が抜本的な駐車違反対策を立てました。罰金がなんと17€から50€ !!に跳ね上がったのです。
昨夜大晦日のどんちゃん騒ぎで二日酔いのパリジャンたち。慌ててパーキングメーターにあたふたと駆け込んで行く光景が目に浮かびす。
新年早々遅れをとるパリの自転車ヴェリブ
パリから車を破棄しようと駐車違反の取り締まりを厳しくし、マイカー族に戦線布告したパリ市ですが、車に取って替わるはずの自転車サービス、ヴェリブが大幅な遅れをとっています。
昨年末からパリジャンたちの期待の的となっていた企画、新しいおしゃれなヴェリブ、青リンゴ色の通常自転車、トルコブルーの電気自転車が、新年早々からスタートするはずでしたが・・? パリの70ヶ所の設置場所に新しく登場するはずの新自転車は、600機から300機に抑えられる見込みとの発表がありました。今年から車をあきらめて自転車で通勤しようと決めていたパリジャンたちの不満が膨れそうです。(抜粋:オレンジ・インフォより)
連続的な暴風雨でフランス中パニック
昨年12月中旬第1号「アンナ」、次に第2号「ブルーノ」が年末に、新年早々第3号「カルメン」が去ったばかりのフランスに、何と第4号大型「エレアノール」が上陸。連続的な冬の暴風雨にフランス中が電力不通や道路や橋の通行止め、航空機の遅れとキャンセルなどで大混乱を起こしています。すでに死亡者1名と26名の怪我人、内4名の重症者(本日現在)を出している「エレアノール」は、前者の3つの暴風雨の中でも最も強風で、瞬間風速140kmを記録したところもあります。気象庁の観測では、「エレアノール」の影響は明日4日午後近くまで続くとのことです。(抜粋:ル・モンド紙より)
新年の挨拶、マクロン新大統領、イスラム教を無視?
毎年エリゼ宮で行われる恒例の大統領年始式典挨拶に、今年初めてパリのモスク総長が招待客から外されたとして、パリのイスラム教派から不満の声が上がっています。
宗教関係者を対象にした新年の挨拶がエリゼ宮で4日の朝開催され、新しいフランス大統領マクロン氏にとって初めての式典となるエリゼ宮年始式典にイスラム教のパリ・モスク総長が招待客リストから除外されました。フランスのイスラムを最も象徴するパリ・モスク総長、ブーバケル氏がエリゼ宮の大統領新年挨拶式典に招待されないのは、今年が初めてのこと。(抜粋:ル・ハフィングトン・ポスト紙 より)
仏女性テロリスト、シリアで裁判?
今までフランス政府は、国外で捕まったフランス国籍のイスラム過激派の対応については、曖昧な態度を示していましたが、本日4日、イスラム過激派運動のフランス人主要人物として、アメリカのブラックリストに載っていたエミリー・コー二グがシリアで逮捕されたのを機に、仏国外で逮捕されたフランス国籍のイスラム過激派は、当国の裁判制度に委ねる可能性があることを示しました。
しかしながら、エミリー・コー二グを捕らえたのは、シリアのクルド戦闘グループで、独立国ではないクルド民族に、どこまで公式な裁判権があるのかが問題となっています。 今後法律、外交上、フランス政府の頭痛の種となりそうでうす。(抜粋:フランス・インフォより)
セーヌ河の水位3.16m上昇
パリ市に発表によると、この24時間内にセーヌ河の水位が56cmも上昇したとのことです。現在までのところ、パリでは特別な緊急事態の発令はないものの、警戒態勢の強化が布かれました。
ここ数日間続いた暴風雨による悪天候のため、パリ・オステルリッツ橋下の水位が昨日までに3.16m(本日現在)にまで達したため、非常な警戒が必要との発表がありました。パリ市では、セーヌ河沿いの散策道や地下道などへのアクセス、またセーヌ河沿いの地下倉庫に貴重なオブジェをストックしないように注意を呼び掛けています。(抜粋:ル・パリジャン紙より)
40年目を迎えるパリ-ダカール ラリー、スタート!
毎年1月に開催される恒例のパリ・ダカール ラリーが、いよいよ本日スタートします。今年は、ペルーのリマを出発、ボリビアのラパスを通って、アルジェンチンのコルドバが最終点というコースです。15日間の凄まじい競技の開幕です。数ある参加チームの中で、フランス車プジョー・チーム対トヨタ自動車チームの壮絶な戦いが期待されています。
元々パリ・ダカール ラリーは、1979年フランス人冒険家ティエリー・サビーヌの発案により始まりました。「世界一過酷なモータースポーツ競技」とも言われている競技です。(抜粋:ウィキペディアより)
さて、今年は誰が優勝するでしょうか?楽しみです!
風刺週刊誌「シャーリー・エブド」襲撃事件3周忌
2015年1月7日、パリ11区にある週刊風刺誌「シャーリー・エブド」本社が2人組の覆面テロリストに襲撃され、12人が殺害された襲撃テロ事件から早や3年が経ちました。
これを機に、「シャーリー・エブド」誌では、3周忌記念版を公表しました。この中で、同誌の編集長リス氏は「社屋とそこで働く新聞記者の安全を計るために、当社には年間100万から150万ユーロの出費がかかっている。果たしてこれが民主主義の国の新聞として普通の在り方だろうか?」と訴えました。同氏はまた、「今や「表現の自由」は、非常に高級品になりつつある」ともつけ加えています。(抜粋:ル・モンド紙より)
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