ネイティブスピーカーがよく使う“生きた英語”のフレーズ⑤~日本語英語

私がカナダに留学した時に学んだ現地の生きた英語をご紹介するシリーズ第5段!今回はネイティブスピーカーには通じない日本語英語についてピックアップします。日本語英語というのは、私達が普段の生活の中であたり前のように使用しているカタカナ(横文字)の事を表します。私達日本人が「これって英語からきている単語なのだろうな。」と勝手に思い込んでいる多くの言葉が、実は海外では全然通じない”なんちゃって英語”だったりします。今日は、私のカナダ留学や海外旅行を通して身にして学んだ、海外では通じない”日本語英語”をいくつかご紹介したいと思います。

キッチンペーパー!?


1つ目の”日本語英語”は、お料理をする人であれば必ずしも1回は間違えて使用してしまう“キッチンペーパー”についてお話したいと思います。「えっ”キッチン”も”ペーパー”も両方英語じゃないの?」と疑問に思う方も多いのではないかと思いますが、確かに両方の言葉を単体で使えば現地でも良く使われる英単語のひとつです。

 paper towel

日本で言う”キッチンペーパー”は英語では”paper towel(ペーパータオル)”という単語になります。
”paper=紙”よりも丈夫な素材という意味で”towel=タオル”を合わせて紙タオルと言ったようなニュアンスで使用されます。日本ではタオルと言うと布素材の物をイメージしてしまいますが、現地では拭くのに使うお絞り系や除菌ペーパーなども○○タオルなどと、タオルという単語を合わせて使用します。私が高校の時にお世話になったホームステイ先で、ある日料理をしていた時、ホストマザーに「キッチンペーパーある?」と聞いた時に、ポカ~ンという顔をされた事を覚えています。「ティッシュ?タオル?」などのやり取りをする中で、最終的に「あ~これの事ね!」と理解してもらえましたが、1単語違うだけでこんなに通じない物なのだなとビックリしました。

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サランラップ!?

2つ目は”サランラップ”です。こちらもキッチン用具のひとつで、海外で料理をする機会があれば誰しもが絶対に使用するアイテムのひとつです。

 plastic wrap

サランラップの正式な英単語は”plastic wrap(プラスチックラップ)”になります。プラスチック製の巻物という意味でプラスチックラップという言葉になるのはわかりますが、なぜか日本ではサランラップという名称で親しまれています。日本にいるとあたり前すぎてあまり疑問に思う事がありませんが、実際の英単語を知りその意味を理解してみると、日本語英語というのはどこからきていてなぜその名称になったのか不明な物が多いです。「サランラップ」についても英語で1回発音してみましたが、やはり通じなくどういった物かを説明して、やっとわかってもらったのを覚えています。

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ピアス!?

3つ目はピアスについてです。ピアスは英語でも”piercing(ピアッシング)”と似たような発音ですが、海外で耳のピアスを正式に指す言葉は”earring(イヤリング)”になります。日本ではイヤリングはピアス穴が開いていなくても使用できるタイプのアクセサリーを指しますが、海外ではイヤリング=ピアスで耳に穴が開いていないと使用できないタイプの物を示します。
海外では日本でいうイヤリングタイプのアクセサリーはあまり販売されていなく、ピアスタイプが一般的なのでearring=耳リング(装飾)という意味でピアスを直接指す言葉になります。

 piercing

ピアッシングの方の単語はボディーピアスを指す事が多く、耳ではなく体の他の箇所のピアスを指す時に使用する事が多いです。この単語の使いわけは日本では絶対に出てこないので、海外に行ってみないと気づかない言葉の違いの1つでもあります。

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カタカナ=英語、ではない

このように私達が普段の生活の中であたり前のように使用しているカタカナ(横文字)が=正式英単語ではない、という事に気づかされます。留学から数年、海外への旅行や滞在を繰り返す中でこのような通じない日本語英語には未だにたくさん出会います。横文字でも英語の言語から来ているものや、ヨーロッパの言語からきている物など、ひとことで「横文字」と言っても区切れるわけではないので、そういった言葉を海外で使用する時はこのような事実を頭にいれておくと良いのかもしれません。言葉は自分で思っているよりも奥深く、とても興味深いコミュニケーションの道具のひとつだと思います!

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