アメリカ・フロリダ州のパークランドの高校で退学処分となった元生徒が校内に侵入しAR-15ライフルを乱射して教師や生徒など17人が殺害された事件はまだ皆さんの記憶にも新しいでしょう。2月14日に起きたこの事件はアメリカの銃規制に対する動きをさらに活発化させたきっかけとなった事件だと言っても過言ではありません。この事件を機にアメリカ各地で高校生が銃規制の強化を訴えるデモを行いました。
事件の起きた高校でも銃規制推進運動が活発に行われました。この運動は「Never Again(2度と繰り返さない)」運動と呼ばれ、銃規制の必要性を社会に訴え続けました。さて、この度とある高校でこの銃規制のためのユニークな取り組みが始められました。
その高校では新しいセキュリティ対策として学校指定のビニールの透明なリュックを導入。銃を入れていたらすぐに分かるように、というのが狙いです。これに対して生徒たちからはブーイングの嵐。安全性を高めることはもちろん大事だが、プライバシーの侵害も甚だしい!という意見が続出しているようです。
ツイッターでは「明後日の方向に進んでいる気がするんだけど」「残りの学校生活がスタートしたわ。古き良きプライバシーの侵害とともにね」など高校生の不平不満がたくさん書き込まれました。
4月3日(現地時間)にはアメリカのYouTube本社で銃乱射事件が発生したばかり。3人が負傷し、女性1人が死亡しました。亡くなった女性は銃で撃たれた後に病院で自殺を図ったそうですが、銃乱射事件による人々の精神的苦痛はもう計り知れないところまできているようです。
アメリカの銃規制に関しては簡単にはいかない部分も多いですがもうこれ以上凄惨な事件が起きないように祈るばかりですね。
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