アメリカとメキシコの首脳会談がまた中止に 両者が再び対立か

メキシコとアメリカの首脳会談がまた中止になりました。2月15日にアメリカ政府とメキシコ政府は「近い将来首脳会談を調整中」と発表し、メキシコのぺニャニエト大統領がワシントンを公式訪問し首脳会談が行われる予定でしたが、その首脳会談が中止になったと24日ワシントン・ポストが報じました。

アメリカのトランプ大統領とメキシコのぺニャニエト大統領は1月にも首脳会談を計画していましたが、トランプ大統領が1月25日にアメリカとメキシコとの国境に壁を作る大統領令にサインをしたことをきっかけに首脳会談が中止になりました。その上トランプ大統領がサインした大統領令は「費用はメキシコが負担し壁を作る」というもの。メキシコはこの大統領令に強く反発し「国家の尊厳にかけて絶対に払わない」としています。

メキシコの移民がアメリカで犯罪を犯している、と言う事実は確かにあります。しかしそれに対して長い間メキシコのぺニャニエト政権はアメリカと協力をして取り締まりを強化してきました。ぺニャニエト政権はこれまでにすでに1000億ドル以上を投じ組織犯罪などを防ぐ努力をしているのです。その上国境沿いの壁の建設費まで負わされるとなると「絶対に支払わない」という
態度に出るのも当然のことのように思われます。

今回の中止に関しては2月20日の両国大統領の電話会談が原因だと言われています。電話会談では両者の意見をすり合わせることができず、トランプ大統領が癇癪を起こしてしまったのだそうです。
不法移民対策や国境の壁建設計画など問題が山積みのメキシコとアメリカ。首脳会談を行う意思は両国にあるようですが、いつも実現せずに破談になってしまいます。両国の首脳が顔を合わせてこれらの問題について話し合う日は来るのでしょうか?