ベトナム国家主席と対談したトランプ大統領が南シナ問題仲裁の意思を表示!?

12日アメリカのトランプ大統領がベトナムハノイを訪問し、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席と対談。ベトナムが中国との間に抱える南シナ海領有権問題について「仲裁や調停を手助けできるなら私に知らせてほしい」と打診しました。それに対しチャン・ダイ・クアン国家主席は「この問題は平和的交渉を通じて国際法に基づき解決できると信じている」と表明。具体的な動向については明言を避ける形となりました。

そもそも南シナ海領有権問題とは何なのでしょうか?南シナ海は中国・台湾・フィリピン・マレーシア・ブルネイ・インドネシア・ベトナムなどに囲まれた海域のことです。特に大きな島もなく小さな島がぽつぽつと散在するだけの海域。唯一大きい島としては海南島がありますがこの島は中国の島になっています。

長い間ほとんど注目されることのなかった南シナ海ですが、1900年代にフランスが注目してからは石油や天然ガスなどの資源が豊富であるとして周辺国が領有権を争う事態になりました。特に南シナ海に位置するスプラトリー諸島(南沙諸島)については中国・ベトナム・フィリピンなどが領有権をめぐって争っており、未だに解決には至っていません。ちなみにスプラトリー諸島は日本が台湾を統治していたころ、日本とフランスの間でも領有権争いが起こったことがありました。

スプラトリー諸島問題も非常に複雑な問題でトランプ大統領が訪れたベトナムは既にスプラトリー諸島を遊船するクルーズ船を運航。このクルーズ船ではベトナムが実効支配している海域をクルーズすることが出来ます。対する中国もクルーズ船を2020年までに完成させる予定であることを表明。問題解決にはまだまだ時間がかかりそうです。

トランプ大統領の発言は今後の南シナ海領有権問題にどのような影響をもたらすのでしょうか?今後の動向が注目されています。