コロナウイルスで世界中が騒ぎになる中、各国での実情がどうなのか、知り合いや家族と連絡を取り合い少しづつこんなことがわかってきました。
タイ
検査料の実情
タイに住んでいますが、タイは他国に比べれば、感染者が多い方ではありませんが、本当に感染者が少ないかどうかは謎です。なぜなら、公立の1番安いと言われる病院でも、テスト料に約1万円がかかり、私が行きつけだった、英語の通じるハイテクな病院では、なんと15万円ほどかかるようなのです。検査料がこれだけしたら、具合が悪くても家で休んでいる人もたくさんいるのではないでしょうか。なので、検査料の高い国では本当に発表された数が事実なのか、疑問が残ります。発展途上国の数値も疑問です。例えば、インドでは多くが貧しくて道で寝ている人が何人もいる中で、コロナウイルスのことなんて全く知らない人がおそらく多い中で、どうやって感染者数、死亡者数がわかるというでしょうか。
パンガン島
タイ南のパンガン島に住む私もいつウイルスが島に到達して人々がパニックに陥るか不安でいます。未だパンガン島でコロナウイルス感染者が出たというニュースはありません。さらに本島から3時間ボートで離れた島なので、食料やガソリンが途絶えたら、ここで生きていくことができなくなると話す人もいます。レストラン経営をしていますが、観光客はいっきに減り、営業してもお客さんがいない状態が続いています。レストランの家賃を支払う必要もあり、営業し続ける必要がありますが、もしこのまま観光客がいなくなったら、一旦レストランを閉めて、他の国でお金を稼ぐ必要もでてきたくらいです。観光に頼っている島なので、観光客がいなくなれば生きていく手段がなくなります。これは大きな問題です。
イミグレーション
タイでは毎日のように情報が変わりますが、多くの感染者が出ている国籍のパスポート保持者は、アライバルビザの取得ができないなどの政策をとっています。問題は、私のパートナーはイタリア人で、入国審査リストに載っていることです。つまり、5月にタイ国外でビジネスビザ更新をしなければいけないのですか、ビザ更新ができてタイに帰国できるのかどうか?まだ二ヶ月あるので状況は変わるでしょうが、このまま状況が悪くなれば、イタリアに5年間帰国していないのに、イタリアのパスポートを保持しているからといって、タイに再入国できない可能性がでてきます。そうしたら、レストランはどうするか、タイに残した家や犬、バイク、荷物はどうするか、入国できない場合はかなり大きな問題です。
タイ政府
コロナウイルスの拡大を受けて、タイ政府は何かするのか。タイ国内では特に何もせず、とにかくタイへの外国人入国規制を進めているだけです。政府関係者が、汚い外国人め、とまで言ったようで、昔からそうですが、外国人がタイでお金を落とすにも関わらず、外国人嫌いが多いのがタイ。外国人なしでこの国はここまで発展しなかったのに、ここまで外国人嫌いなのは本当に許しがたい発言です。
イタリア
病院の受け入れ
私のパートナーはイタリア人ですが、イタリアでは世界で1番感染者が多いとされ、3月13日時点で15000人が感染、1000人が死亡。北で広まった感染で恐れた人々が家族のもとへ帰る、つまり南へ移動したためイタリア全土で感染が広まったとされます。北イタリアは質の良い病院があるため、感染者も病院で治療を受けられるもの、南イタリアは設備の整った病院が少ないために感染者が増えても病院は受け入れできないようです。それに対して、中国がマスクや呼吸器などをイタリアに送付してイタリアを手助けしているようですが、毎日数千人ずつ感染者が増える中どれだけ早く元の生活に戻れるかは未知数です。
閉店を余儀なくされる
私のパートナーの家族はローマに住んでいますが、イタリア中心部に位置するローマでもスーパーやタバコ屋以外は一時閉店を指示され、自転車屋を経営する家族も閉店を余儀なくされたようです。これでは稼ぐ手段がなくなり、多くの店が営業を続行できなくなると多くのイタリア人が不安を抱えています。
海外のイタリア人
多くの国でイタリア人の入国を拒否しているのにプラスして、イタリア行のフライトもほとんどがキャンセル。海外に滞在するイタリア人はイタリアに帰国する選択肢がない状態です。私のイタリア人の友人はペルーを旅行していたのですが、イタリア行のフライトがなく、どこにも行けない状態でペルーに残ったまま。タイパンガン島に滞在するイタリア人のお客さんも3度フライトの予約を試みたものの、全てキャンセルされ、予定を大幅に超えてタイに滞在しなければならなくなりました。次のフライトがいつあるか、誰もわかりませんし、フライト会社も正確に回答しません。
今後が未知数すぎる
いつ薬が開発されるか、いつ元の生活に戻れるか、誰にもわからない異常事態。それでも、いつか生活が改善されることを祈って、毎日健康に過ごしましょう。
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