国際結婚では難しいこともある!?文化や言語の違いから生じる問題とは

国際結婚をすると、違う文化を学べる、視野が広くなる、など様々なメリットがありますが、その一方で大変なことも多いと思います。よく「ビザ等の取得にお金がかかる」「なかなか実家に帰れない」などというデメリットを聞きますが、ここでは日常的に感じる小さなデメリットについて紹介したいと思います。

日本語のテレビ番組がなかなか見られない

 夫婦でテレビを見るときに不便

うちは夫がヨーロッパ出身なのですが、夫婦の共通言語は英語です。そしてわが家は夫婦揃ってアメリカのドラマが好きなので、夜息子が寝てからよくアメリカのドラマを見ているのですが、夫婦で何かを見るときにはどうしても英語の番組を選ぶ傾向にあります。

ちなみにここ、ベルギーのテレビでアメリカの映画やドラマが放送されるときには基本的に音声が英語、字幕がオランダ語になります。そのためあまり違和感はなく、このような番組は私にとってオランダ語の勉強にもなりますので、ありがたく思います。

 日本語の番組を夫婦で見られない

その一方で、日本語で面白い番組があったとしてもそれを夫婦で見るわけにはいかないというデメリットがあります。もちろん夫は気にしないのですが、やはり申し訳ない気持ちになりますよね。

最近はインターネットでも日本のアニメやドラマが見られるようになりました。中には懐かしいものもあり、ぜひ見たいと思うようなものもあるのですが、夫が日本語を話さないため、夫と2人でその番組を見るわけにはいきません。「続きが気になる」と思うような番組があっても、夜夫婦で何かを見るときにはその番組を優先できない苦労があります。

また、私たちはホラー映画が好きで、日本のホラー映画にも良いものがたくさんありますよね。Netflixでそのようなホラー映画が見られるとしても、英語の字幕がないものも多く、なかなか夫婦で日本のホラー映画を楽しむということもできません。夫婦で違う言語を話すからこその苦労だと思います。

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体調が悪いときに困る

 体調が悪い時にカレー

また、体調が悪い時は夫が積極的に食事を作ってくれるのですが、どうしても日本人ではないため、体調が悪い時に何を食べたいのかということに対して感覚が違います。ちなみに、私たちが結婚する前に夫が体調を崩した時、しっかり寝て体力を取り戻した夫に「何が食べたいか」と聞いたら、「フライドポテトとビール」という返事が返ってきてカルチャーショックを受けた経験があります。

体調を崩した際にカレーが出てきたときには驚きました。おそらく夫は「体調が悪いときには日本食が良いだろう」と思って作ってくれたのだとは思うのですが、まさかカレーが出てくるとは思いませんでした。

 お粥やうどんの作り方を教えなければならない

体調を崩した時、お粥やうどんが食べたいと思うのは日本人としては一般的なのではないでしょうか。そして夫も私が体調の悪い時に食べたがるものに関心を持ち、いろいろ作ってくれます。

何よりも体調が悪い時に作り方を教えるのは大変ですので、体調が良い時に作り方を教えています。もしも国際結婚をしていて、体調が悪い時などは絶対にお粥が食べたいなどと思う場合、ぜひ体調が良い時にパートナーにレシピを教えておくと良いと思います。

ちなみに、これは妊娠した時にも感じました。つわりが始まり、私はうどんやチャーハンなどの炭水化物しか食べられなかった時期があるのですが、つわりがひどい時は「この作り方でなければ受け付けない」という複雑な状態がありますよね。夫が心配して作ってくれようとした時もあるのですが、説明するよりも自分で作ったほうが楽でした。つわりは人によって違いますし、どのようなつわりになるかは起こってみなければわかりませんので何とも言えませんが、国際結婚をする人はパートナーにぜひ日本食の作り方を教えておくと良いですよ!

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自分たちなりに工夫をして楽しい生活を

国際結婚だからこその不便もありますが、同時に国際結婚だからこそ楽しいということもたくさんあります。「あれができない」「これができない」と不満に思うのではなく、それらを楽しくするように工夫していくことも自分たちならではの生活を築きあげるために大切だと思います。

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