国際結婚はやっぱり分かり合えない!理解することは大変!

ヨーロッパの人と国際結婚をして3年目になります。同じ国の者同士であったとしても、育ちの違う人と結婚すれば様々な揉め事も起こるでしょう。それが国の違う人と結婚するとなればなおさらです。ここでは、私が感じた「分かり合えない!」「意味分からない!」という内容についてお話しします。

言いたい事は口に出さないと伝わらない

 「一を聞いて十を知る」は日本だけ?

私は小さい頃から、母に「一を聞いて十を知る」と言われて育ちました。周りから何かを言われたら、その人が何を必要としているのか把握し、言われる前に行動する、ということを求められてきたものです。また、周りが何かをしていたら1人で座っていてはいけない、とも教えられてきました。

しかし、この考え方は夫には通用しません。結婚した時から、例えば私が一生懸命掃除をしていても夫は座ってインターネットでニュースを見ているということもありましたし、夕食の準備をしていて食器をテーブルに並べている時も、全然手伝ってくれないということがありました。

 必要があったら言って

そのような夫の態度にイラついてしまい、衝突してしまった回数は少なくありません。特にお互い疲れている時などは「どうして私ばかりやらなきゃいけないの」「私はこんなに動いているのにどうして手伝ってくれないの」と感じてしまったこともあります。

そんな時、夫から「手伝いが必要だったら何でも言ってくれればいいのに」と言われました。夫の考え方では、いくら夫婦であっても私の考え方が読めるわけではないため、夫自身が自分の考えをもとに不必要なことをするよりも、私が必要なことを夫に頼み、それに応じて夫が行動した方が効率が良いという事なのです。

 言えば何でもやってくれる

なるほど、とその時は思いましたが、その考え方に慣れるまでには時間がかかりました「一を聞いて十を知る」という考えで育った私にとっては、言われなければ何もしないという事は気がきかないという事でもあり、やはり忙しい時はカチンときてしまったこともあります。「空気を読め!」と思ったこともあります。

しかし、そのかわり夫は頼めば何でもやってくれます。夫が忙しい時でも、どうしても手伝いが欲しいときに「忙しい時に申し訳ないんだけど、これを助けてくれないか」と言えばさっさと動いてくれます。そのようなことが実感できてからは、夫に遠慮なく手伝いを頼めるようになりました。また、夫も「何か手伝う事ある?」と言ってくれるので、手伝って欲しいときには遠慮なくお願いします。

 1度お願いした事は続行

また、1度お願いしたことはその後も実行してくれます。例えば、数ヶ月前に息子が生まれたのですが、私たちは里帰りをすることなく、夫婦2人の力だけで乗り切ってきました。今はどちらの出身国でもない国に住んでいるため、生まれたばかりの息子の面倒を見ながら夫婦で家事をこなし、生活しなければならなかったのです。

新生児の面倒を見た経験がある人ならばわかると思いますが、慣れない赤ちゃんの面倒はなかなか大変です。誰かが食事を作ってくれていたとしても、自分でキッチンに行き、食材を温め、お皿に盛り、食べるという時間なんて、到底ないのです。夫がいるときは何とかこなすことができたのですが、夫がいないときには何時間も、私自身食事ができないという日が続きました。

また、私自身、出産直後からご飯が恋しくて仕方なかったことにより、夫に「1人の時には簡単に食べられるものがありがたい」「とにかくご飯が欲しい」と話したら、それ以降は何も言わなくても、毎晩のようにご飯を炊いてくれるようになりました。食欲がない日もあるのですが、たとえ余ったとしてもご飯を炊いてくれます。

このように、1度お願いした事は「もうしなくていいよ」というまで継続されることもあります。ありがたいことです。まだもうしばらくご飯を炊いてもらうつもりです。

体感温度が違う

 育った地域による体感温度

寒い地域で育った人は寒さに強いものです。反対に暑い地域で育った人は暑さに強いものです。この体感温度ばかりは簡単に変えることができません。

ヨーロッパの雪の多い地域で育った夫は寒さに非常に強いのです。冬でも基本的にはTシャツにセーター1枚で生活しています。暖房が効いた部屋の中ではTシャツが当たり前です。その反対に高温多湿の日本で育った私は寒さに弱く、夫が心地よいと感じる温度は寒くてたまりません。

 部屋の温度は中間で妥協

そのため、暖房や冷房をつけるときには、私たちが心地よいと感じる気温は大幅に異なります。特に寒さに関しては夫とは意見が合いません。夫が暑いと感じる気温でも私には寒いと思う時があり、特に冬場は大変です。

ですから、私たちは同じベッドで寝ていながらも、布団や毛布の数が全然違います。夫が薄っぺらい掛け布団1枚で寝ていても、私は3枚ほどの毛布を使っていることもあります。ディズニーの映画、アナと雪の女王の歌に「少しも寒くないわ♩」という歌詞がありますが、私がこの歌を歌っていると、夫から「いやいやいや」とツッコミが入ります。

シャワーを浴びる時間帯

 シャワーをいつ浴びるか

また、日本人と外国人と言えばお風呂に入る時間、あるいはシャワーを浴びる時間も違います。日本人は基本的に夜お風呂に入ったりシャワーは浴びたりしますが、外国人の場合は朝、あるいは仕事に行く前、という人が多いのです。また、外国人の場合、仕事に行かない日はシャワーを浴びない、という人も少なくありません。

もちろん、別々にシャワーを浴びる以上はシャワーを浴びる時間帯を揃える必要もないのですが、私としては汗を流した綺麗な状態でベッドに入りたいと思います。しかし、先ほど述べた通り暑がりの夫は「寝ている間に汗をかくんだから」との一点張りで、基本的にシャワーは朝か昼間に浴びます。決して不満があるわけではありませんが、「やっぱり夜にシャワーを浴びた方が気持ち的に良くない?」と感じてしまいます。

 日本に帰省した時は夜お風呂に入る

なかなか理解し合えないシャワーの時間帯ですが、私たちが日本に帰省するときには、どちらも夜お風呂に入ります。日本の場合、お風呂のお湯の問題がありますし、実家では、朝お風呂の残り湯を使って洗濯をしますから、夜お風呂に入らなかったらそもそもお風呂に入るタイミングを逃します。そのため、そのような事情がある場合は夫も文句を言わず、夜お風呂に入るのです。

ちなみに夫は湯船が大好きです。湯船にお湯をためてゆっくり浸かるということが好きで、日本にいる間に温泉に行くと、3、4時間は余裕で出てきません。そんな長時間も、飽きずに一体何を考えながらお風呂に入っているのか教えてもらいたいものです。

理解しようと思わなければ理解し合えない

国際結婚には理解し合えないこともたくさんあります。結婚した当初は相手のことを理解しなければいけないのではないか、納得しなければいけないのではないか、と思ったものですが、今となっては理解できないものはできない、と割り切っています。

確かに考え方の違いがあって当然ですし、相手がそのように考えるのであればその考え方を尊重するという姿勢こそ大切だと思います。決して自分自身もその考え方を受け入れ、その考え方に応じて行動しなければいけないというわけではありません。いくら夫婦であっても自分は自分、相手は相手、と割り切って良いと思います。