タイの宗教!こんな思想の仏教です!

タイが仏教の国であることはみなさんもよくご存じだと思います。しかし仏教といえども、色々と宗派や種類がありますね。日本の仏教は大乗仏教である一方、タイの仏教は、小乗仏教、または上座部仏教と言います。これはどういった思想の仏教で、どのように人々へ影響を与えているのでしょうか。

上座部仏教とは

 日本の仏教

冒頭でも述べたように、日本の仏教は大乗仏教ですべての人が仏になれる、といったようなかなり寛容な宗教です。宗派によっては、悪人も罪人もすべての人が救われるとされるものもあります。この寛容な宗教である故、多くの日本人が自分は無宗教だと考える人がいますね。私自身、日本のごく一般的な家庭で育ちましたが、小さい頃から神の存在や宗教の大切さを意識することなく、アラサーになった今も自分は無宗教だと信じています。もちろん無宗教といえど、他のどんな宗教へも敵対視することなく、敬いの念を持っています。

 タイの仏教

それに対して、タイでは小乗仏教(上座部仏教)が信じられており、これは大乗仏教よりも許容の少ない仏教とされます。仏教発祥の地とされるインドの世界観に強く影響を受けており、誰もが救われるわけではなく、徳を積まなければ次に良い世界で生まれ変わることができません。これが輪廻と呼ばれるもので、メール山と呼ばれる山の頂上を天国、山や海の下に地獄があり、その他の世界で人間、鬼、畜生、その他の生物が住む4つの世界があり、合わせて、6つの世界を輪廻で行き交うのです。インドで生まれた釈迦は16歳で結婚し子供を授かり、29歳で出家。そして35歳で独自の修行方法で悟りを開いたとされます。その後も悟りの方法を伝導しながら、80歳で亡くなったといい、この釈迦の教えが保守的に受け継がれたのがタイの上座部仏教です。

上座部仏教の戒律

 僧侶の227条の戒律

僧侶が守るべき戒律は227条もありますが、その中でも厳しい4つの罪が、1、性交をすること、2、盗みをすること、3、人を殺すこと、4、うそをつくこと、です。オレンジ色の袈裟を着た僧侶たちは現代でも街中で日常的に見られ、托鉢をして民衆から食事の施しをもらっています。女性に触るのも許されず、食事も夜が明けてから正午までしか食べるのを許されていません。しかし、その一方で、現実には、袈裟姿でスマホを器用に扱っている姿や、電気屋さんで楽しそうに電気製品を買う姿を見かけることもあり、現代の僧侶は大分実情が変わってきているのではないかと思います。その一方で、息子を3か月だけでも出家させ修行に行かせることで、家族全体が徳を積もうとする現状もまだまだあります。

 民衆の5戒

一般の人々は何をやってはいけないのでしょうか。1、人を殺すこと、2、盗みをすること、3、淫乱な行為をすること、4、うそをつくこと、5、酒を飲むこと、ことです。現在は、日本と比べるとかなり少ないですが女性でもお酒を飲みますし、ニュースで盗んだ話、人殺しの話、レイプの話など尽きません。格差社会の今、このような戒律を厳しく守る人は少なくなっている印象です。

実際の信仰心

現代はタイ人の信仰心に変化があるとはいえ、その多くが街中の仏様を見れば、手を合わせ、何か行事があればお寺に出向きます。日本人よりも信仰心が強いと言っても良いと思いますが、実際彼らがどれだけ仏教について知っているかどうかは別の話です。政治、経済、教育、宗教、いろんな話をタイ人としてきましたが、正直一般人はあまり知りません。いいね、よくないね、と良い悪いは言うけどその実態を深くまで知る人が少ないのです。これには少しがっかりする面もありますが、きっとこれからさらに国が発展してこの数年で多くの人が色々なことに興味をもっていく時代になると私は信じています。

   

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