一度来たら帰りたくなくなるコロンビア!意外に治安は良い?

今日では、コロンビアには世界中の観光客が集まるようになりました。アジア人はまだ少ないように思いますが、中国人の旅行者が増えつつあります。また、アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人、フランス人、スイス人、イラク人、特にドイツ人とイタリア人は多いですね。日本人には、旅行先としてコロンビアを選ぶということがまだ無いのかもしれませんが、コロンビアには海や山、川や湖と自然がたくさんあり、食事や音楽なども魅力的です。この先もっとたくさんの日本人の方にコロンビアを知ってもらいたいと思い、今回は旅行で欠かせないコロンビアの治安や気温、時差等について紹介します。

コロンビアの治安

 徐々によくなっている

コロンビアの治安はここ数年でとても良くなっており、今では南米で最も治安が良いのではないかとも言われています。地元の人もここ数年で急激に海外からの旅行者が増え、驚いていると言っていました。
メデジンのツアーでガイドさんはここ10年の観光客の数は90万人から300万人に跳ね上がったと言っていました。しかし、なぜ日本ではいまだにコロンビアは危険な国だと言われているのでしょうか。

 コロンビアが危険な国だというイメージ

それは約20年前まで、パブロ・エスコバルという世界で10人に入ると言われる麻薬取引の金持ちが存在しており、政治家や記者、警察官や一般国民まで暴力でコントロールしようとたくさんの人を殺害した、という過去があったからです。当時は爆弾が落ちる音や銃弾の音が街に響き渡る事は日常茶飯事だったと聞きました。
このような残虐な歴史があるため、まだまだコロンビアのイメージは銃や爆弾、麻薬などマイナスのイメージが強いのです。しかし、その殺人犯であるパブロが死んでからコロンビアはとても変わりました。

 今は綺麗で安全な地域がたくさんある

私も最初に旅行に行った時はビクビクしたものですが、そんな残虐な過去があったとは思えないほど綺麗で安全な地域がたくさんありました。私が働いていたカルタヘナのボカグランデという地域では、夜1人で歩いたり、携帯をいじりながら歩いたりしても何も起こりませんでした。
しかし、そんなコロンビアでも南米ですから治安は日本ほどよくはありません。常に周りに注意を払っている必要があります。例えば、どこでも構わずカメラや携帯をみせびらかすように歩けば、やはり盗まれてしまうでしょう。コロンビアでは、このように自分から相手に盗まれる機会を与えてしまうことを”Dar Papaya”、ダル・パパジャといいます。フルーツのパパイヤを与えるという意味です。この言葉はコロンビアではよく使われるフレーズで、メデジンのあちこちにも”No Dar Papaya!!”という貼り紙がありました。最近でも、日本人の学生がメデジンで携帯を盗まれてしまい、追いかけようとしたために中で撃たれて亡くなったというニュースが有名なのではないでしょうか。

 日本は安全すぎる

私は日本は安全すぎるのだと思っています。南米に限らず、海外にいる時に日本と同じ感覚で過ごしてしまえば、楽しいはずの旅行がトラブルの元になってしまうという事はむしろ当たり前です。ですから、治安の悪いエリアはあらかじめ調べておき、絶対に行かない、夜はひとりで出歩かない、相手を挑発しない、ということが大切です。このような海外での一般常識はコロンビアに限られたことではありません。そしてこのような常識さえ守れば海外でも楽しく安全に過ごすことができるのです。
メデジン、ボゴダの都市は割と貧しい人が集まるため、なるべく1人では行かない方が良いと思います。カルタヘナは都心や観光地から離れているため、とても安全です。

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コロンビアの気温

 四季はない

そんなコロンビアには四季というものが存在しません。ボゴダは1年中寒く、雨がよく降りますからジャケットがあった方が良いでしょう。唯一、7月から8月までは雨が少ないため、ボゴダを訪れるときにはこの時期が良いかもしれません。
メデジンは1日中春のようなポカポカした気候で過ごすことができます。私はTシャツやホットパンツで充分でした。しかし、雨季と呼ばれる4月から6月、9月から10月は多少寒くなりますから、薄いジャケットはあった方が良いかもしれません。
カルタヘナは1年中蒸し暑いです。飛行機が離陸した瞬間からモワッと熱い空気が伝わります。日差しが強いため地元の人は長袖、長ズボンで過ごす人がほとんどでしたが、私はノースリーブ、ホットパンツでなければ蒸し暑くてとても過ごせませんでした。

 スコールの可能性

常夏の気候ですから、晴れていたのに急に雨が降ってくるということもあります。1月から4月の間は雨が少ないらしいですから、この時期に旅行すると良いかもしれませんね。
注意しておきたいのは、ホテルでエアコンをつけっぱなしにして寝ると外の気温との差が大きくなってしまい、確実と言って良いほど風邪を引きます。エアコンは寝る前に少し使う程度に留め、後は扇風機を使うと良いでしょう。

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コロンビアとの時差

 時差は14時間

コロンビアの中では時差はありませんが、日本とは14時間の時差があります。日本が半日ほど進んでいます。
時差ぼけが起きるため、なるべく飛行機で寝る時間を調節し、現地の時間に合わせてくることが大切です。そうすると早く時間に慣れることができますよ。

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いちど来たら帰りたくなくなる国

コロンビアは最近急激に成長していると言われています。かつては世界の中でも特に危ない国として知られていましたが、基本常識や基本知識があればとても安全に暮らせる国になりました。
コロンビアはコーヒー農場、エメラルドの海、ヨーロッパのような街並み、南米特有の市場、山に川など、魅力的な場所に溢れています。また、南米とは思えない近代的な栄えた街もたくさんあります。
気候も1年を通してあまり変わることがないため、どの地域に行っても問題はないでしょう。私のオススメは春のメデジンとカルタヘナのトロピカルな島々です。
コロンビアに来る前は、多くの人に「コロンビアに行くなんて危ない」「そんな国に言ってはいけない」と言われました。あなたももしコロンビアに行くと言えば、周りから反対されることもあるかもしれません。しかし、ニュースやインターネットの情報に流されず、ぜひ自分の目でこのコロンビアを見てみてください。
コロンビアは私の人生を変えた素晴らしい場所です。もっと多くの日本人にコロンビアを知ってもらい、その魅力を共有できたら嬉しいと思っています。

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