世界の果てまでイッテQのお祭り男宮川がよく訪れる国、タイ。そうです、タイは様々なおもしろいお祭りが開催されるので有名ですね。2大祭りの一つが、塔の上のラプンツェルでも有名になった11月のコムローイ祭りで、数万ものランタンが空を舞う光景は本当に目を見張るものがあります。そして、もう一つが今回ご紹介したい4月のソンクラン祭り。水かけ祭りともいわれる、タイの新正月を祝うお祭りです。地域によって祭りが行われる期間や様子は違いますが、私が行ったパンガン島での様子をお伝えします。
お祭りは参加者を一つにする
パンガン島での水かけ祭り
チェンマイやプーケットなどの大きな都市では、2、3日間行われるようですが、パンガン島では1日のみ。お祭りの数週間前からその気配を街中で感じることができます。それは水鉄砲が売られ始めるからです。小さいものはまだしも、大きいものになると300~500バーツ(1,000円~1,800円ほど)です。普段は絶対そんな値段しないのに、、と心の中で呟きながら、私は、400バーツの大きめの水鉄砲を購入。前日になると、なんだか人々がざわざわしだして、明日はソンクランだよ!って満面の笑みで、街中でも声をかけてくれます。初めてのソンクラン祭りにドキドキしながらその日は早めに就寝。お祭り当日、朝いつも通り起床して、昼頃にバイクで家を出て街へ。おおおおお!いきなりです。道端に子供たちが群がっていて、水をかけてくるではありませんか!しかも容赦ない。こっちがいくら、キャーと声をだしても、ケラケラと笑って楽しそうにバケツ一杯になった水をかけてきます。子供も大人も関係なく、もうすでに全身びっしょびしょ。それからバイクで前進。。。ところどころに水を持ってニヤニヤ待ち構えている人たち。タイ人も外国人も、男も女もゲイも関係ありません。今日は一日中濡れまくる日。水をかけまくる日。タイにいる全員が、水をかけられても文句の言えない日です。
童心に帰れる一日!
5分後、友人のシェイクのお店に到着。すでに大きな樽いっぱいに水が貯められていて、道路中ちょっとした洪水状態。すぐに小さなバケツをもらって、応戦準備です。朝のヨガ教室を終えて歩いている人、完璧な装備をした外国人カップル、絶対に濡れまいとバイクで颯爽と駆けていく真面目そうな女性。いろんな人が通り過ぎますが、誰でも構わず水をかけまくる!その瞬間5歳児に戻りました。私はもう28歳のサラリーマンではない、完全に遊びたがりの子供です。「ハッピーソンクラン!」と叫んで、そこにいる人たちと水を通して一体になる。なんて素晴らしい祭りでしょう。2時間ほど友人たちと水をかけあった後、再びバイクに乗り、街中を周ってみることに。もう街中が水、水、水。それ以外はっきり言って何もないです!でもそれほどシンプルだから楽しい!事前に買った水鉄砲は、意外と勢いがなく、いきなり水をかけられても軽い応戦しかできなかったので、来年はもっと大きいものを買います!
気を付けること
欧米系のカップルに水をかけたら
めちゃくちゃ楽しいんです、このお祭り!でも少し気を付けた方がいいことも。バイクに乗っていた欧米系のカップルに思い切り水をかけすぎて、運転していた女性が咳が止まらない状態に。5m先でバイクを止めて、彼が彼女を介抱しだしました。んー、そんなに強く水をかけすぎたかなぁ、と思っていた瞬間、彼が私の目の前にやって来て、仕返しに私の顔に水をかけてきました。全くそのつもりはありませんでしたが、あまりバイクが速いスピードで走っているところに水をかけると、かけられた方はかなりの衝撃を受けるようです。それに、赤ちゃんをバイクに乗せて走っている人が結構いたんですね。でも、たまに赤ちゃんが隠れて見えない。そこに水をかけると、赤ちゃんが急に泣きだして、親が半ギレするようなこともありました。
隙を見せてはダメ!
さらに、この日ばかりは、水着で街を歩いたり、露出の多い服装の人が多く、私もホットパンツに上はビキニを着ていました。そしたら、酔っぱらいの外国人に胸を触られましたね。嫌だと言っても、しつこくて、友人の男性に守ってもらいました。私だけでなく、他にもそういう話をよく聞きました。水をかける相手をよく見ることと、水のかけ具合に気を遣う、そして変な男たちには隙を見せないことが、気分よくお祭りを楽しむコツかもしれません。
最後に
その辺の人に好きに水をかけられるなんて、日本では決してできない経験です。自由でオープンな雰囲気のタイだからこそ許される、最高に解放されたお祭りです。人生に一度は必ず参加してほしい、大変おすすめのお祭りです!宮川さんが何度もタイを訪れる理由もよくわかります!
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