乳児を連れて飛行機に乗る!何を準備したら良いんだろう?

最近、赤ちゃんを連れて海外に行くという人も増えましたよね。しかし、赤ちゃん連れの海外旅行は忘れ物がないかどうか、いざという時に現地のものを買いたいと思っても、現地のものは大丈夫なのか、そもそも海外にはどのようなものがあるのか、などと不安になる人も多いではないでしょうか。そもそも赤ちゃんを何時間も飛行機に乗せて、泣いたらどうしよう、と思う人もいるかもしれません。
私は夫がドイツ出身で8ヶ月の息子がいます。夫の仕事の都合で中国の首都、北京で生活をしていますが、夫の親戚に息子を会わせるため、北京からドイツにやってきました。ここでは、赤ちゃんを連れて海外に行きたいと考える人のために、飛行機ではどのようなサービスがあるのか、どうやって赤ちゃんの気を紛らわしたら良いのか、などということについて紹介したいと思います。

ベビーフードについて

 ベビーフードは持ち込み可能

テロ対策の為、国際便では一人当たり100ミリリットルを超える液体物を持ち込むことができません。しかしベビーフードはこれに含まれませんので、もしも離乳食を食べる赤ちゃんを飛行機に乗せる場合はベビーフードを持ち込みましょう。
息子を連れて飛行機に乗ったのは初めてではありませんが、離乳食を食べるようになってからは初めてだったため、未開封の果物のジュレとお湯を入れれば良いだけの粉末状のお粥をいくつか持ち込みました。私は開封済みのものは持ち込めないかと思い未開封のものばかりをポーチに入れて手荷物のセキュリティーチェックを受けましたが、「このポーチがベビーフードです」と伝えたら、ベビーフードを袋から出される事はありませんでした。ですから開封済みのものでも大丈夫だったのではないかと思います。
温める必要がある場合やお湯を必要とする場合は客室乗務員に言えば用意してくれます。また、私たちが乗ったオランダ航空では、ベビーフードを一瓶もらえました。4ヶ月以上の赤ちゃんが食べられるバナナ味のベビーフードで、とてもありがたかったです。とは言え、環境が違うからなのかいつもより食べませんでしたが…

 乗り継ぎ便のセキュリティーチェックに注意

赤ちゃんを連れて飛行機に乗る場合、セキュリティーチェックを過ぎた後でミネラルウォーターを購入する人もいるのではないでしょうか。私も息子に飲ませるために北京空港でミネラルウォーターを数本買いました。飛行機の中で出されたペットボトルの水は飲まなかったため、北京空港で購入したペットボトルの水の残りと飛行機の中で出された水を持って乗り継ぎをしようとしたのです。
しかしここで問題があります。私たちは乗り継ぎをしなければならなかったため、再度セキュリティーチェックを受けなければいけませんでした。一人当たり100ミリリットル以上の液体物を持ったままセキュリティーチェックをクリアすることはできません。ですからセキュリティーチェックの列では、多くの人が飛行機から持ってきたペットボトルの水を飲み干そうとしていました。
私は夫に「水は持ち込めないかもしれないよ」と言ったのですが、夫は「飛行機に乗ってここに来たんだから、この水のどこか危険なんだ」と言って強気で臨みました。実際に私たちの番になった時、係員から「水を持ち込めない」と言われたのですが、夫が「セキュリティーチェックを受けてこの空港に来た」「この水は安全だ」「うちには赤ん坊がいるんだ」と言い返しました。
すると、しっかりチェックを受けたものの、すべてのペットボトルを持ち込むことができました。私自身も乗り継ぎのセキュリティーチェックで水を持ち込めたことがなかったため、とても驚きました。
考えてみれば、赤ちゃんがいる家族が水を必要とするのは当然のことです。ですから、もしも赤ちゃんを連れて乗り継ぎをする場合に水を持っていたら、ぜひ交渉してみてください。もしかしたら水を持ってセキュリティーチェックを通過できるかもしれません。

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飛行機の中で赤ちゃんの機嫌を取る方法

 とにかく抱っこ

赤ちゃんを連れて飛行機に乗る場合、とにかく赤ちゃんを泣かさないようにするにはどうしたら良いのか、泣いたらどうすれば良いのか、と不安に思う人もいるかも知れませんね。北京からアムステルダムまでは10時間かかりますから、私たちも色々と心配でした。
赤ちゃんは不安になると泣きますから、飛行機の中ではとにかく抱っこすることが大切だと思います。もちろん赤ちゃんを膝に乗せていれば基本的には抱っこしているも同然なのですが、例えば夫婦で赤ちゃんを連れて飛行機に乗るならば、1人が食事をしている間はもう1人が赤ちゃんをあやす、などと工夫をしなければいけません。とにかく抱っこをし、必要があれば機内を歩きましょう。

 おもちゃは小出しにする

赤ちゃんと出かけるときには当然ながらおもちゃを持っていきますよね。飛行機に長時間乗るならば、おもちゃは小出しにすることがお勧めです。
どんな大好きなおもちゃであったとしても、赤ちゃんの集中力は何十分も持ちません。ですからおもちゃを一気に与えてしまうとあちこちに関心がいってしまい、おもちゃの意味がなくなってしまうのです。
それよりも1つのおもちゃに飽きたら次はこれ、と小出しにして渡していくと意外に興味が長続きします。ただし、飛行機の中でおもちゃを床に落としてしまった場合、探すのが大変な場合もありますから、クリップなどを付けて下に落ちないように工夫することも重要です。

 床で遊ばせる

私たちは(長い交渉の結果)バルクヘッドの座席の航空券を購入することができたため、足元にはかなり余裕がありました。そこで足元に飛行機で配られるブランケットを敷き、そこで息子を遊ばせました。
やはりずっと膝の上、というのは赤ちゃんも疲れてしまいますが、床の上で寝転ぶ事は息子にとっても負担がなかったようです。寝返りを打ったりなどいつもと変わらない姿勢をとることができ、少なくともしばらくの間は楽しそうでした。もしも足元にスペースがあるならば、この方法はオススメです。

 バシネットは役に立ったか?

機内ではバシネットも装着してもらいましたが、これ自体は物置として役立ちました。というのは息子も身長がそれなりに高くなり、バシネットに入ると動くことができないほど、ギリギリのサイズだったのです。ですから本人としてはあまり居心地が良くなかったようです。
しかし、赤ちゃんを連れていればベビーフードやおもちゃなど、いろいろなものが必要になります。それらをいちいちカバンに出し入れしていたら大変ですし、なくなっても大変です。その上でバシネットは物置として役立ちました。だからやはり便利だと思います。

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ベビーカーについて

 チェックイン?持ち込み?

多くの航空会社では、大きめのベビーカーならば無料で受託手荷物として預かってくれますし、小さめのものであれば機内に持ち込みが可能です。私たちが今まで利用した航空会社でも無料で受託手荷物として預かってくれました(乳児の航空券代はこの荷物の料金かもしれませんね笑)。
今回北京でチェックインするにあたり、カウンターで「ベビーカーは搭乗する際にスタッフに渡してもらえれば良いから、ここで預ける必要はない」と言っていただきました。とてもありがたかったです!8ヶ月の息子は8キロはありますので、手荷物に加えて息子を抱えて歩くのは大変ですから…
以前日本の空港から北京に戻った時、そこではチェックインカウンターでベビーカーを預けなければいけませんでしたが、ベビーカーを貸し出してくれました。これはこれでありがたかったです。もちろん赤ちゃんにとっては使い慣れたものの方が良いかもしれませんが、やはりベビーカーがあるだけで違います。

 出来る限りベビーカーを使って!

今回失敗したと思ったのは、チェックインカウンターで「乗り継ぎのアムステルダム空港でベビーカーを利用するか」と聞かれ、1時間半の乗継だから大丈夫、使わない、と答えてしまったことでした。乗り継ぎ1時間半と聞くと大したことないように感じますが、ここでは先ほども述べた通り、セキュリティーチェックがあるんです!大きな空港のセキュリティーチェックは長蛇の列で、寝ることもなく過ごした10時間のフライトの後、息子を抱えてここに並ぶのは簡単ではありませんでした。また、EU圏内に入るということで入国審査もあり、疲れが溜まってイラついてしまうこともありました。
もしも乗り継ぎの予定があり、そこでセキュリティーチェックや入国審査などを受けなければならないのであれば、ベビーカーを使うことはできないかチェックインの時点で確認してみることをお勧めします。親として体力は重要です。

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まとめ

いかがでしょうか。赤ちゃんを連れて飛行機になるというのは大人にとっても大変ですよね。しかし、大人の都合で飛行機に乗るわけですから赤ちゃんにとって出来る限り快適な環境を整えてあげたいものです。
私たちはヨーロッパに着くまでの間、とにかく息子を抱っこし、あやし、工夫をしました。そのおかげもあってか、息子は飛行機の中で1度も泣かずにいてくれました。私たちは3人席の2席を取っており、飛行機に乗る前は夫と「残りの1席に座る人に申し訳ないね」と言っていました。赤ちゃんを連れて飛行機に乗る場合は、事前に周りの人に挨拶をしておくというのも大切かもしれません。

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