乳児を連れて飛行機に搭乗!日本人は気が利かない!?

中国の北京在住です。夫はベルギー国籍で、この度息子が生まれました。先日、まもなく3ヶ月になる息子を連れて日本に一時帰国したのですが、ここでは、その時の経験についてお話ししたいと思います。

航空券の名前にトラブル!

 名前が長すぎて入力できない

息子はベルギーと日本の国籍を有しており、ベルギーではミドルネームがあります。一方で日本はミドルネームを受け付けないため、例えばベルギーにおいてブライアン・健太郎・スミス、日本ではスミス健太郎ブライアンという名前になります。
実は、中国から日本に帰る航空券を購入した際、1つトラブルがありました。アルファベットで名前を記入しなければいけない時、息子の名前が長すぎて全文字入力することができなかったのです。例えば、先ほど述べた名前の場合は名字がSmith、名前がKentarobrianとなります。私たちが航空券を購入したサイトでは名字と名前を合わせて16文字しか入力することができず、この名前の場合はSmith Kentarobriaで16文字になるため、残りのnが入力できなかったのです。
もしもミドルネームがあるために文字数が足りないという場合はミドルネームを省略することが可能です。確かに息子のベルギーのパスポートでは健太郎の部分がミドルネームであるため、ベルギーのパスポートを使うならばスミス・ブライアンと入力することが可能でした。しかし、息子の中国のビザは日本のパスポートにあるため、日本のパスポートを使うという選択肢しかありませんでした。

 航空会社の回答

航空券を購入するサイトに連絡してみたところ、それはあくまでも航空会社の力量によるため、航空会社に問い合わせるように言われました。それもそうだと感じたため航空会社に電話してみると、16文字入力すれば大丈夫である、16文字入っていれば問題ない、ということで落ち着いたのです。
世界には名前が長い人がたくさんいるため、名前の最後の部分が省略されていても仕方がない、それは航空会社側も理解する、と言われました。

 中国に戻るときにトラブル

実際、北京から日本に戻るときには何の問題もなく、名前の最後の部分が欠けていても、特に何も言われる事はありませんでした。しかし、トラブルは日本から北京に戻るときに起こったのです。
チェックインカウンターで航空券を発券してもらう際、「息子さんの名前が最後まで書かれていません」と指摘されました。これは中国に戻るための航空券であり、中国からは特に問題なく日本に来たこと、そして何よりもその航空会社から16文字さえ入っていれば問題ないと言われたことを説明しました。
しかし、チェックインカウンターのスタッフは「会社の規定で、航空券の名前とパスポートの名前は同じでなければなりません」と言ったのです。確かにその航空会社から16文字入っていれば問題ないと言われた、と何度も繰り返したのですが、彼女らは「もっと長い名前の人も全文字入っている」「全文字入っていなければ…」と主張するばかりでした。また、例えば上記の名前で言えば「健太郎がファーストネーム、ブライアンがミドルネームならば、ブライアンを削除することで健太郎と入力していただければ良かったのですが」とも言われました。日本はミドルネームを付けることはできません。航空会社はそんなことも知らないのでしょうか?
確かに、航空券を販売しているサイトによって入力できる文字の数が変わります。また、航空会社に問い合わせて直接航空券を購入すればどれだけ名前が長かったとしても、全文字入力することが可能なようです。「もっと長い人でも名前が全文字入っていた」というのは、あくまでもその人たちが他のサイトを使ったか、航空会社に問い合わせて航空券を購入したか、どちらかのはずです。もし16文字しか入力できないサイトだったらどうしたら良いのかと尋ねたところ、「そのサイトは使わないで下さい」とさえ言われました。これは名前が長い人に対する差別かとさえ思いました。

 誓約書

スタッフからは、「発券は可能だが航空券にはフルネーム(航空券購入時に入力した名前)が印字されるため、もしもその名前がパスポートと違った場合、セキュリティーチェックなどで引っかかる可能性がある」と言われました。そして、名前が違うということにより私たちが何らかの不利益を被ったとしても、航空会社を訴えたりしないという誓約書に署名をさせられたのです。
その誓約書には日本語と英語が書いてありましたが、残念ながらその英語は文法も単語も間違いだらけでした。中には単純なスペルミスもあり、その英文を読んで署名した夫は「そもそも英語の意味がわからない」と怒っていたほどです。航空会社にしては、非常に情けない問題です。
この誓約書に署名することにより、息子は確かに航空券を発券してもらうことができ、飛行機に乗ることができました。なお、スタッフからは「航空券にはフルネームが記載される」と言われましたが、息子の名前は長すぎたようで、私たちが入力した16文字ではなく、15文字だけ印字されていました。そしてセキュリティーチェック等には何の問題もなく、無事に飛行機に乗ることができました。

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赤ちゃんを連れての飛行機の座席

 どの座席がいいか言わなかったら…

これも日本から北京に戻ったときの事ですが、先ほど述べたようなトラブルにより、私たちはどの座席が良いということを伝え損ねてしまいました。しかし実は北京から日本に飛んだ時は何の問題もなかったため、つい気が緩んでしまったのだと思います。

 あてがわれた席

いざ飛行機に乗り込んでみて、私たちは絶句しました。息子はまだ3ヶ月ですから私の膝の上に座れば良いのですが、私たちの席は機体のど真ん中、3列席の窓側と真ん中の席でした。
おむつを変えたり、泣いたらあやしたりすることを考えると、私たちは通路に頻繁に出る可能性があるため、通路側に座る人に対して迷惑になります。また、息子を抱えて窓際に座ると、狭すぎてトレイテーブルを開くことができませんでした。さらに、前の人がリクライニングを利用した場合、息子がシートと私の間に挟まって身動きが取れなくなるという危険性がありました。
通路側に頻繁に出なければいけない可能性があるという事は置いておいて、トレイテーブルを使うことができない、前の人がリクライニングを利用した場合に息子が挟まる可能性がある、ということに関してはセキュリティーの面でも問題があります。そのことを客室乗務員に伝えたところ、バシネットを使える席が空いているはずだから、乗客が全員搭乗したら何とかする、と言われました。

 何とかしろ!

私たちが乗った飛行機は、他に赤ちゃんがいたわけではありません。そもそも赤ちゃんのために存在するバシネットを使える座席が空いているなら、なぜ赤ちゃん連れの家族にその座席を提供しないのかと思わず食ってかかりそうになりましたが、とりあえず乗客が全員着席するのを待つことにしました。しかし、乗客が着席し終わっても何も言われることがなく、夫が客室乗務員に何度も確認し、とうとう席を移動させてもらえることになったのです。
息子は確かに赤ちゃんであり、親の膝に座るということで航空券を購入しています。しかし、それでも航空券を持つ乗客なのですから、やはり赤ちゃんに対する安全性というものを考えてほしいと思います。

 北京から日本に飛んだときの話

実は、チェックインの際に座席の希望を言わなかったことには「息子の名前でトラブルがあったから」以外に理由がありました。北京から日本に飛んだとき、こちらが特に何も言わなくてもスタッフがバシネットを使うことができる席を用意してくれていたのです。
北京空港では、赤ちゃんがいるから前の席を用意する、バシネットが使えた方が良いだろう、とスタッフが気を利かせてくれました。中国は赤ちゃんに対して非常に優しい国ではありますが、それ以上に「さすが航空会社」と思っていました。しかし、同じ航空会社でありながら日本側のチェックインカウンターにはそのような配慮がなかったということを考えると、どうやらそれはチェックインカウンターのスタッフの力量であるともいえます。それぞれの飛行機に乗れる赤ちゃんの数は決まっており、たとえ膝の上であったとしても赤ちゃんも航空券代を支払っているのです。赤ちゃん連れの家族に対し、危険があるような座席をあてがう事はやめてほしいと思います。

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バシネットに注意

 バシネットについて

結局私たちは、バシネットが使える位置の通路側と真ん中の席に座ることになり、私が息子を抱えて真ん中の席に座っていました。
バシネットは離陸と着陸の時は使用することができず、気流が安定したら取り付けてもらうことができます。赤ちゃんを固定するベルトも用意されており、非常に安全です。

 バシネットの取り付けについて

しかし、バシネットを取り付ける際にも少しトラブルがありました。北京から日本に飛んだ時は男性の乗務員がこのバシネットを取り付けてくれたため問題なかったのですが、今回は女性の客室乗務員が取り付けてくれることになったのです。
バシネットは赤ちゃんを支えるものですから、決してそんなに軽いものではありません。女性1人の力でバシネットを支え、壁に取り付ける事は簡単ではないのです。案の定、彼女がバランスを崩した時にバシネットの片側が落ちそうになり、息子のお尻を直撃するところでした。窓側に座っていた女性が手を貸してくれたため何も起こりませんでしたが、本当に危ないところでした。

 バシネット取り付けには協力を!

客室乗務員自身もバシネットの取り付けには慣れていないという可能性も考えられますが、もしも飛行機の中でバシネットを利用する場合、とりあえず取り付けられる間は通路に退去したほうが無難です。スタッフの力量により、大切な赤ちゃんが怪我でもしたら大変です。
また、もしも自分が赤ちゃんを抱えているわけではなく、客室乗務員が他の乗客のためにこのバシネットを取り付けようとしていたら、ぜひ手を貸してあげてほしいと思います。私たちの隣に座っていた女性は取り付ける時も、取り外す時も手を貸してくれました。とてもありがたかったです。

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消費者自身が賢くならなければいけない!

今回は中国側のチェックインカウンターの対応が良すぎたため、日本側の問題点が浮き彫りとなりました。世の中には名前が長くて全文字入力できない人は少なからず存在しますから、彼女たちが全世界を代表して「皆さん名前は全文字入っています」と一般化することはできません。しかもこちらは航空会社に問い合わせた上で16文字入力したのに、「当社の規定で…」と言われる筋合いもありません。一体誰の規定なのでしょうか!?日本はミドルネームを付けることができないということさえ知らない人が航空会社で働いていること自体に不安を覚えます。また、機内で唯一の赤ちゃん連れの家族にバシネットの席を用意しないということにも怒りを覚えました。
もしも似たような理由で名前が長い子どもや赤ちゃんを連れて飛行機に乗る場合、航空会社のみならず、空港に問い合わせてみることをお勧めします。空港によって対応が違う場合もあり得るからです。また、赤ちゃんがいる場合は必ずバシネットの席を要求しましょう。これは利便性の問題ではなく、安全性の問題です。
こんなことがたくさんあるので子供を連れての飛行機は常に忍耐が大事だと思わざるをえません。今後の対応が改善されることを期待します!

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