カナダのトロントでワーキングホリデーを経験し、3ヶ月目に入ります。語学学校に通うのではなく、オンライン英会話を駆使しながら独学で英語を勉強しています。英語が得意というわけではありませんでしたが、28歳でカナダに行き、英語のみの環境で働くことになりました。楽しいこともありますが大変なこともたくさんあります。ここでは私の経験から、なぜカナダに行くことを決断したのか、そしてどうやって現地で仕事を探したのか、ということについてお話しします。
カナダに行く決断をした理由
学生時代の憧れ
私は小さい時から漠然と海外に対して憧れを抱いていました。大人になったら外国に住みたいとさえ考えていたことです。大学3年生の時にインドに半年の一人旅を実行し、より海外に対して憧れを抱くようになりました。
しかし、学生のときには長期留学をするような余裕はなかったため、「30歳までにワーキングホリデーで海外に行こう」と漠然と考えていたのです。大学卒業後は普通に就職し、パートナーと一緒に生活をしていました。
パートナーの病気
平凡でありながらも幸せな日々を過ごしていた最中、パートナーが結核を患いました。数ヶ月間の隔離入院生活を経て、私の考え方も変わっていったのです。
今までの日常が日常ではなくなり、「いつか2人でやりたいね」と言っていたことが、もしかしたらできないかもしれない、という現実に直面しました。パートナーは無事に回復して退院しましたが、退院後も半年以上、通院や治療を続けなければいけませんでした。そして退院した後も薬の副作用が強く、今までの日常生活を送ることも一時的ですが困難になってしまったのです。
やりたい事はできるうちに
この経験を踏まえ、やりたいことや挑戦したいことがあるならば健康で自由が利く時にやらなければいけない、と思うようになりました。
私は小さい頃から海外に住みたいと思っていたこと、パートナーは過去に海外生活をしていたため、将来は海外で仕事がしたいと考えていたこと、などを話し合いました。そして現実的に2人で挑戦できる場所としてカナダを選んだのです。
パートナーとは一緒にカナダに来ましたが、結果的には現地で別々の生活をし、それぞれの夢に向かって進もうとしています。今でこそ一緒に生活はしていませんが、パートナーの闘病生活がなければ今のカナダでの生活は無いかもしれません。当たり前の日常が当たり前ではなくなる前に、やりたい事は挑戦するべきなのです。
予期せぬチャンス!現地での職探し
トロントを選んだ理由
私はナイアガラの滝でツアーガイドをしたいと思ったために、トロントにやってきました。過去にナイアガラの滝で働いていた友人から、当時の話を聞いて興味を持ったことがきっかけです。
しかし、実際にトロントに来てツアーガイドの求人を探し、面接を受けて採用になりましたが辞退しました。
ワクワクする仕事がしたかった!
なぜせっかくやりたかったツアーガイドの仕事を辞退したかというと、一言でいうとワクワクしなかったからです。ツアーガイドの仕事が採用になった直後、知り合いからカフェベーカリーを紹介されました。カフェベーカリーで働くことなんて考えたこともなかったのですが、すごく楽しそうだ、やってみたい、と考えたためにすぐに履歴書を送り、面接に行きました。そして翌月から働けることが決まったのです。
仕事の探し方
フロントではツアー会社に2社、カフェベーカリー1社に履歴書を送りました。カナダの日本人向け情報サイトにも求人がたくさん載っています。
(e-Maple/イーメープル)http://www.e-maple.net/
しかし、中には直接お店に履歴書を持参し、自分でチャンスを掴むという人が多いようです。また、確実な方法は紹介です。現地の知り合いに紹介してもらったり、コネクションをフル活用することによって予想外の求人情報を手に入れることができます。仕事を探しているならば、仕事を探しているということが周りにわかるようにしておくことも大切です。
先延ばしにしていると後悔するかも!?
あなたは、やってみたいけど後でいいや、などと考えて先延ばしにしていることはありますか?もしあるのであれば、できるときに一方踏み出さなければ必ず後悔する時が来ると思います。
今の日常が明日から日常ではなくなったらどうしますか?いつかできると思っていたことが、明日から急にできなくなったらどう思いますか?もし、何か近い将来にやりたいと思っていることがあるのであれば、なるべく早く挑戦してみるといいと思います。
挑戦できなくなってから後悔しても手遅れですよね。今すぐに実行するのが難しいのであれば、期限を決めるという方法もあります。その期限から逆算し、できることを探してみると良いかもしれません。本当にやりたいことがあるならば、勇気を出して一方踏み出してみましょう。そうすれば後は流れに乗るだけです!
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