同じ時間、同じ環境で英語を勉強した。それでもあの人はメキメキ英語力が伸びているのに、私はどうして伸び悩んでいるの!?こんな風に感じたことはありませんか?英語力が伸びる人と伸びない人の差、知りたいですよね?今回は英会話講師である私が英語指導をしていて感じた、伸びる生徒と伸びない生徒の違いについて解説していきたいと思います。
忘れてしまうことを恐れない
『何だっけ?』はチャンス!
英単語や英語フレーズを頑張って覚えても忘れてしまうことってありますよね。もちろんそれは、英語が伸びる人も伸びない人も同じです。しかし違うのは英語力が伸びる人は「忘れてしまった」という事実をきちんと受け止めて、もう忘れないように努力します。伸び悩んでいる人は「忘れてしまった」→「誰かに教えてもらう」→「分かった気になる」→「終わり」…これを繰り返してしまうのです。「何だっけ?」と思ったら、それは恥ずかしいことではなくて新しいことを覚えるチャンス。逃さずにまた新たな知識を一つ増やして下さい!
目的をしっかり持っている
英語が伸びやすい人は忘れてしまった単語を思い出してもう忘れないようにするだけでなく、それを使えるようになるために何度もトライします。特に英会話では、何度も口に出したり主語や目的語を入れ替えて練習を繰り返さないといけません。伸びる人は単語を覚えることでなく「使えることがゴール」という明確な目標があります。そのため何かを忘れてしまっても「恥ずかしい」のでなく「忘れていると認識できて良かった」と思えるのです。
頭の中で情報を整理することが出来る
英語をパズルのように覚えていく
例えば英語初心者の人がcan you~?(あなたは〜ができますか?)を勉強したとします。そこで伸びる人はcan she, can he, can your friend…などと頭の中で上手に置き換えをして語彙を増やしていきます。例えDo you~?を学んだ後にDo you ok?という誤文を作ってしまったとしてもAre you~?の構文をまた新しく覚えていけば、Are you sleepy?, Are you happy?, Are you sad?とパズルのように当てはめて蜘蛛の巣のように広げていくことが出来るのです。
どんな小さな情報も見逃さない
突然ですが英語でヨルダンはJordanと言います。またユダヤ人のことはJewishと言いますね。なぜ“J”から始まっているのに日本語はどちらも「やゆよ」行で始まっているのでしょうか?実は古代英語でJはYの発音で読まれていたのです。その流れで今も英語はJなのに外国語(日本語など)ではYの発音で読まれている単語がいくつかあります。
――あなたはこれを聞いてどう思いますか?「へぇ〜面白い!覚えておこう!」と思う人と「でもそれTOEICとかに関係ないでしょ」と思う人。この差は大きいのです。小さなことでも一生懸命覚えた人は「イエスキリスト」の英語がなぜ“Jesus Christ”なのか納得がいきますね。一つ一つは小さいことですが、これをコツコツ積み重ねることが出来る人、それが英語力が伸びやすい人だと思います。
効率良く処理して繰り返すことが大事!
最後に忘れてはいけないのが「繰り返す」ことの大切さです。反復練習が大事、なんて色んな所で言われているので聞き飽きてしまった人も多いかもしれませんが、この反復練習なしではいくら頭の中でパズルみたいに上手に知識を増やしても、様々な知識を覚えても、いつか必ず限界が来てしまいます。
伸びる人と言うのは反復練習も忘れません。例え1日5分でも良いので必ず毎日やること。これを1週間続けることと、1週間に1回35分勉強することとイコールではありません。私も「通勤電車の中は◯◯をやる!」と決めて取り組んだことがありますが、2週間ぐらい毎日続けると200個ぐらいの単語を覚えることが出来ます。
せっかく勉強するので、ぜひ効率良く英語力を伸ばしていけると良いですね!
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