英語の一般的なテストとしてTOEICがあります。様々な企業でも総合的な英語力を見極めるテストとして幅広く採用されています。私も受験経験がありますが、もともと国語の読解が苦手だった私はその中でもリーディングセクションが一番苦手でした。前回はリスニングについて紹介させて頂いたので、今回はこの苦手なリーディングセクションを克服する為に私がとってきた方法についてお話ししたいと思います。
過去問だけでは伸びない
恐らくTOEICの勉強をされる方の大半はTOEICの問題集や攻略本を購入し、それで勉強すると思います。私もリーディングセクションの過去問題集を解く練習をしました。リーディングセクションに出題されるトピックは幅が広く、自分の得意なトピックであれば対応ができますが、そうでなければかなり手ごわいです。
問題量が多い
学生時代の受験勉強の際に、国語の長文読解対策として問題をひたすら解いた経験がありましたので、TOEICの時も多くの問題を解く練習をしましたが、なかなか点数は伸びませんでした。
その理由の1つに問題量の多さがあると思います。時間配分を間違えると最後まで解けず、結果、全体の点数も満足のできるものにはなりません。時間との闘いもあります。ひたすら問題をただ解くだけでは一向に点数が伸びず、他の手段を試してみました。
「English Journal」を定期購読
まず英文を読む事に慣れようと思った私は、英語の月刊雑誌”English Journal”を定期購読し、それを読み込む事を始めました。毎月送付されて来るので、それまでに記事を読み、今月の表現を取得し、その中の問題を解きました。トピックは最新の話題に関するもので関心が持て、さまざまな分野の記事が数件収納されています。それゆえ、TOEICの問題集の問題を解くよりも「勉強」という感がなく、負担が少なく、楽しく取りくめました。
英語への抵抗感が緩和
雑誌なので仕事の休憩時間や電車の中でも読んだりすることもしました。それによって英語を読む事に対する抵抗が緩和されていき、自然体で読める様になっていきました。この雑誌の読み込みを続けた後、実際に問題を解いてみると、英文を読む事に対する抵抗がなくなってきており、スムーズに英文が頭に入ってきている事を感じました。
TOEIC対策を行う
「English Journal」で英文に慣れてきた後、最初は問題を解かずに英文だけを読んでみました。TOEICの英文は問題を解く為のものですので、1つの記事の文章の長さは雑誌よりも短く以前より読みやすくなっている事を感じました。
出題傾向と時間配分
この点を克服できれば大きな前進でした。あとは問題の特徴をつかみそれを解く練習をしました。英文が読めるようになってきたので、問題を解く事も楽に感じました。
その後は、時間配分でした。最終的には1問に何分という目標を設定しその時間内に解ける練習をしました。”English Journal”を読み込む前は英文の内容の全体像を掴めておらず、問題を解くのも時間がかかっていましたが、全体像がつかめる様になると問題を解く時間も速くなりました。
実際この様な勉強方法で「時間がなく最後まで問題が解けない」という今までの弱点を克服することができ、点数を上げる事ができました。
やっぱり読めなければ解けない
TOEICは選択問題とはいえ、当てずっぽうでは点数は取れません。私が試した方法はあまりTOEICの勉強方法として使われていないかも知れませんが、まずは「読む」事への抵抗感をなくすことが大事だと思います。今、TOEICのリーディングの攻略法として全体を読まなくても出題傾向を掴めていれば点数を取る事ができるとも言われていますが、やはり読めていないと問題を解くのは難しいと思います。個人個人その人にあった勉強方法はあると思いますが、今、TOEICを勉強されている方にとって少しでも参考になれば幸いです。
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