イタリアに15回訪問、6ヵ月レストランで働いた経験があり、現在はイタリア人の彼氏がいる28歳女性です。そんなイタリア好きな私ですが、イタリアを観光するのと、実際に住んだりイタリア人と多くの時間を過ごすことは全く異なること。前回のエピソードでは、銀行で受付担当者がバールでコーヒーを呑気に飲んでいるせいでかなり待たされたこと、そして、シチリア島の南アフリカ人のホームレスについて紹介させて頂きました。今回はイタリアで暮らすとこんな裏側が見えてきちゃうシリーズ。。食べ物編です
毎日朝食は決まってこれ
イタリアの朝ごはん
イタリア料理というと、ピザやパスタですよね。でも朝からこれを食べるわけじゃない。日本でも納豆ご飯と味噌汁が定番のように、イタリアでも定番の朝食があります。白米で育った私には何年かけても本当に慣れない食文化です。それが、ビスケットです。とてもイタリアらしい文化だと思います。お米を炊いたり、お味噌汁を準備するなんて面倒くさい。だから袋を開けるだけの、ビスケット!あーでも、、、朝起きてビスケット。食べる気にならない。ビスケットをミルクに浸して食べるのが定番のようですが、それしかない。あってもフルーツ。ヨーグルトがあればとても贅沢な朝食かもしれません。
みんなそうなの?
もちろん、家庭によりますが、約半年レストランで働いていたときに居候していた家庭もそうだったし、サルディーニャの友人を訪問したときもそうでした。これでは昼まで持たない。。。だから、間食が多くなる。間食として食べるものも、ローカロリーな昆布とか梅干しとかザ・日本のようなちょっとしたお菓子がないので、どうしても甘いものになりがちです。約半年間で4kg太りました。滞在の最後の期間になると、もうビスケット中毒みたいになりましたね。それしかないから、それを食べるしかない。朝を起きてお腹も減っているから、ビスケットをひたすら食べる。いい経験だけど、もう経験しなくてもいいですね。
小麦粉、ナス焼、生レタス
毎食毎日、小麦
朝食だけじゃないんですね。食に疲れてしまったのは。ひたすら小麦粉、小麦粉。小麦粉。起きても寝ても小麦粉の嵐。プラス、炭水化物とチーズ。ピザ、パスタ、マカロニ、リゾット、多種多様なチーズ。種類はあるけど、原料は同じ。。。だよね?しかもリゾットになっても炭水化物に変わりなし。私は北海道生まれでおいしい野菜やお肉を小さい頃から食べてきたので、どうしても色のあるものを好む体質です。毎日イタリア料理食べれて羨ましいとか、日本の友人にはよく言われたけど、全然そんなことない。。。もちろん、イタリア料理大好きですよ。おいしい野菜やお肉を食べたこと何度もあります。でも、典型的なイタリアは基本的にこれなのです。
野菜が食べたい!
もう我慢できなくなって、何でもいいから野菜を食べたいとお願いしました。すると、出てきたのはナス焼。ナスをシンプルに焼いただけ。それに私がお好みで塩とオリーブオイルで味付けです。それと生レタス。本当にそれだけ。。。最初の数日は良かったものの、それ以降はすっかり飽きてしまうし、他の野菜が食べたいと言ってもないと言われるし。ここの国の人々はどうやって、栄養分摂ってるんだ。。。そんなこんなで、1週間だけドイツに旅行へ行くことがありました。そしたらまたパン。。。もう本当に我慢ができなくなって、ベトナム料理を友人と食べに行くことに。たっぷりの野菜とハーブのいい香り。鶏ガラスープのヌードル。ベトナム料理がキラキラと輝いて、もう私はアジアで生きていくしかないと決心したのでした。。。
食の大切さ
海外にいると、どれだけ体内に入れるものが大切か思い知らされます。子供の頃からアスリートだった私は、いいものを食べればどれだけその日のパフォーマンスに繋がるか、これまでの人生で十分わかってきているからです。育った環境で好きなもの、エネルギーの出るもの、それぞれ異なると思いますが、やっぱり私は日本食が世界一だと思います!でも、イタリア料理がおいしいのは100%認めます!
コメントを残す