私がアメリカに住んでいたころ、3人の日本人と合計4人でルームシェアしていた時期がありました。みんな夢を持ってアメリカに来ていたので、共有のリビングで夜が明けるまで将来について語ることも多かったです。
しかし、海外で暮らすということは、時に日本では全く想像もできないような危険なことが起こる可能性があるということです。本日はルームメイトに起こってしまった出来事について紹介します。
私のルームメイト
私がアメリカに滞在して半年が経過したころでした。アメリカに来てすでに2年間滞在していたミュージシャンのY(男)、1年間滞在していた語学勉強&アルバイトをしていたT(男)、3ヶ月間滞在していたダンサーのA(女)、そして私、の日本人4人で一緒に住んでいました。
それぞれが持つ個性
Y(男)は30歳ぐらいの売れないミュージシャンで普段はとても優しいのですが、急に怒り出すという変わり者でした。T(男)は自分探しのためにアメリカに来たのですが、なかなかやりたいことが見つからずに悩んでいるタイプ。A(女)は20代後半で大学卒業後に5年間ほど会社で働いた後、人生に疲れてアメリカに来てしまったタイプ(こういう女性は海外にけっこう多い)でした。
日本人というだけで何か安心できる
こんなバックグラウンドの異なる人たちが一緒に住めてしまうのが海外です。日本では決して友達にもならないタイプでも、海外だと日本人というだけでなぜか仲良くなれます。だからこそ、刺激的でとても面白いです。
アメリカに来る日本人の特徴
私もアメリカに住んでいる時に、いろいろな人に会いましたが、日本に疲れてアメリカに来る人がたくさんいました。そういう人は、日本から脱出できたという解放感と、何かが変わるかもしれないという希望から、はじめは楽しそうにしています。
アメリカの現実は日本以上に厳しい
ただ、現実はとても厳しく、アメリカで上手くいく人、夢を見つけることができる人はとても少ないと思います。なぜなら、言葉のハンディがある中で、アメリカ社会に溶け込み、活躍することは並大抵なことではありません。当然ながら日本で成功する何倍も難しいことです。
逆の立場になって考えると分かると思いますが、日本で本当に活躍している外国人は少ないですよね。お客さん扱いで終わってしまう外国人がほとんどです。あなたが本当に受け入れている外国人は何人いますか?
なぜ多くの20代後半の女性が海外に渡るのか
また、20代後半の女性がかなり多く住んでいるのも、1つの特徴ではないでしょうか?理由は様々ですが、小さいころからの夢だった留学に20代でチャレンジしたかったとか、周囲から「結婚しろ」と面倒なことを言われるのが嫌で海外に来たとかですね。
ただ、私は理由はどうであれ、人生で1度ぐらい海外に住むことはいいのではないかとおもっています。海外に住むことにより、きっと視野が大きく広がると思います。
海外の夜はやっぱり危険!!!
話はもどりルームメイトたちと一緒に暮らしている時の話ですが、ある日の晩、夜中になってもA(女)が帰ってきませんでした。Y(男)もT(男)も私も、A(女)は飲みに行って遅くなっているのだろうと思っていました。もっと言えば、アメリカ生活に慣れてきたこともあり、帰りが遅くなっても全く気にしていませんでした。
ルームメイトの女性が夜中に血を流して帰ってきた・・・
すると、午前2時頃にA(女)が頭から血を流し帰ってきたのです。翌日病院へ行き診察を受けた結果、頭を骨折しているとのことでした。
何が起こったのか聞いたところ、黒人カップルに路上で襲われたとのことでした。A(女)は相手がカップル(男性だけでなく女性もいた)だったので油断してしまったとのことでした。
また、金銭を請求されたときに、抵抗してしまったために頭を殴られてしまいました。。。A(女)はこれを機にすぐに日本へ帰国しました。
危険なことに遭遇した際は、お金はあきらめよう
もちろん夜中に暗い道を歩いていたことも問題だったと思いますが、金銭を渡さなかったことも良くなかったのかもしれません。お金さえ渡せば、何もされないということはけっこうあると聞きます。
日本の常識ではかってはいけない
海外には私たち日本人の常識では考えられない、実に様々な人がいます。様々な人がいるからこそ、新たな刺激を受けることに魅力がありますが、一歩間違うととんでもないことが起こってしまいます。慣れてきた時が一番危険です。運が悪かったでは決して済まされないので、海外での夜歩きは充分に気を付けてください。間違っても、夜中に人通りのないところを歩くようなことは、絶対に止めてください。日本ほど安全な国はないのですから。
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