外国人との仕事
AngelDr
ベルギーで仕事をするならオランダ語が必要!外国人に真っ先に薦められる仕事とは
べルギーで何年か生活をしています。ベルギーのみならずオランダでも同じようなイメージがありますが、これらの国ではまずオランダ語が話せなければ仕事ができません。しかし同時に、コネのない日本人の場合、オランダ語が話せても満足できるような仕事は見つからないようにも感じます。
ここでは、実際にベルギーやオランダで生活している日本人が就きやすい仕事について紹介していきます。ただし、地域や言語力によってはこればかりではありませんので、鵜呑みにしないでください。
掃除夫/婦
言語が話せなくても大丈夫
掃除をする仕事は基本的にオランダ語が話せなくても大丈夫です。実際に、ベルギーやオランダにはポーランドなど東ヨーロッパの国からも多くの移民を受け入れていますが、これらの移民も掃除夫/婦の仕事をしていることが多いです。
これらの仕事はオランダ語を必要としません。そもそもベルギーやオランダにやってきた移民を対象とした会社が扱っていることもあり、英語さえ話せれば問題ないケースも多いです。また、ポーランドなどの移民の場合はポーランド語が話せる会社に所属して掃除夫/婦の仕事を賄っていることも珍しくありません。
日本人も結構働いている?
実際にベルギーやオランダで生活している日本人の中にも掃除夫/婦の仕事で生計を立てている人は少なくないように思います。日本人にとってオランダ語はかなりハードルの高い言語ですよね。例えば、日本では世界各国からの観光客などに向けて「両替はできません」など、メッセージを外国語に訳すことがありますが、オランダ語を見る事は滅多にないのではないでしょうか。ドイツ語やフランス語ならば日本国内でも見かけることがありますが、オランダ語を見かける事は滅多にありません。
そのため、オランダ語は日本人にとってかなりハードルが高く、だからこそオランダ語を習得してベルギーやオランダでベルギー人やオランダ人と同じく肩を並べて働こうと思うのはなかなか大変です。同時に、ベルギーやオランダはコネが必要なこともあり、コネのない日本人にとっては掃除夫/婦がやりやすい仕事だといえます。
コールセンター
オランダ語が話せる必要がある
オランダ語が話せるならば、コールセンターでの仕事を紹介されることも多いです。コールセンターで顧客からの不満や苦情を聞くスタイルもあれば、逆に顧客に電話をして商品を売るセールスの仕事をするスタイルもあります。これはオランダ語の語学力が必要になる仕事ですので、転職エージェントなどに行った場合、オランダ語が話せるとこのような仕事を紹介されます。
特にノルマを必要とする営業の仕事の場合、とにかく新しい人材が欲しがられる傾向にあり、オランダ語が話せる、営業の仕事が得意、などということであれば、コールセンターの仕事はぴったりかもしれません。ただし、ノルマをこなしていかなければならないのでかなり厳しい仕事になる可能性が高いです。
EU全体で必要とされる仕事
もしも英語が話せる、それ以外にヨーロッパの言語が話せる、などということであれば、コールセンターの仕事はどこででもできる仕事と言えるかもしれません。私も「ポルトガル語が話せるならばポルトガルのリスボンでコールセンターの仕事をしませんか」のようなメールを受け取ったことがありますが、コールセンターの仕事はEU全体で求められている仕事です。
そのため、もしもヨーロッパの言語が話せるのであれば、その国での仕事が見つかるかもしれません。ベルギーやオランダに住みながらオランダ語を話せないけれどドイツ語がわかる、などという場合、そのドイツ語を利用してドイツ国内で仕事を見つけることもできるかもしれません。
語学講師
日本語講師
日本人は日本語が話せますので、日本語講師としての仕事も見つかるかもしれません。特にベルギーは外国語の教育に力を入れており、オランダに比べると学校の金額も安いため、語学学校に通う人が多いです。日本語は世界的にも人気のある言語であり、ベルギーやオランダ語でも人気がありますから、日本語講師としての仕事も見つかるかもしれません。
しかし、日本語講師であったとしても他の講師たちとの会話をするためにある程度のオランダ語能力が求められます。また、日本語講師としてフルタイム勤務をしたいと思うなら、日本における学位や取得している免許等をベルギーと同等のものであると認めてもらう必要があります。これは外国人がベルギーやオランダに溶け込むための授業などで話を聞きますので、質問がある人はぜひ聞いておいてください。
英語講師
英語が話せるのであれば英語講師として雇われることもあります。もちろん、日本人でありながら英語講師として雇われるためには、相当な英語力を持ち合わせておく必要があります。しかし、それなりに英語力があるのであれば英語講師としての道も開けるでしょう。
ただし、英語がわからない人たちに英語を教えるからには、やはり彼らの母国語であるオランダ語が必要になります。そのため、言語を教えようと思うのであればやはりある程度のオランダ語を話せる必要があるといえます。
その国の公用語をマスターしよう
先ほども述べた通り、オランダ語は日本人にとって簡単なものではないと思います。しかし、ベルギーやオランダで生活しようと思うのであれば、オランダ語は避けては通れない道かもしれません。
その上で、もしもベルギーやオランダで仕事をしたいと思うのであれば、大学に留学するなど事前にコネを作っておいた方が良いと思います。全くコネがない状態でベルギーやオランダに来ても、そもそも仕事の選択肢がありません。もしも華やかな仕事がしたいなら、事前にベルギーやオランダで勉強するなり、出張などの形で仕事をするなり、何らかのつながりがあった方が良いです。
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