女性に最も危険な国が発表 ワースト10にランクインした意外な国は?

2018年1月にトラベルブログ「atlasandboots」が発表した世界で最も危ない国ランキング。安全レベル、治安、国内と国際的な紛争の範囲、軍事のレベルを元に作られたこのランキングで日本は調査対象163カ国中154位でした。そしてこの度、トムソン・ロイター財団が世界の女性問題専門家548人を対象にした調査で女性にとって最も危険と言える10カ国を発表。1位はインド、2位はアフガニスタン、3位はシリアとなりましたが、なんと意外にもアメリカが10位にランクインしました。

アメリカでは2007年に若年黒人女性を支援する非営利団体「Just Be Inc.」を設立したアメリカの市民活動家が性暴力根絶のスローガンとして「Me too」を提唱。「Me too」が広く知られるようになったのは2017年。ニューヨークタイムズが映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラを告発。のちに被害を受けた女優たちが実名でセクハラを告発。SNSで「#Me Too」とつけて性的暴行などを共有する運動もどんどん広がっていきました。

今回アメリカが女性に危険な国ランキングに入ってしまったのは、これらの女性に対する性暴力が明るみになったことが原因だとされています。ちなみにランクインしたのは西側諸国でアメリカだけ。性暴力や嫌がらせに関してはアメリカはシリアと並ぶ第3位にランクインし、家庭内暴力などの項目では第6位だったそうです。

一方、日本は今回の調査ではどの項目のランキングにも入っていないそうです。アメリカの「Me too」は2018年の現在でも活発に行われており、もしかしたら次回以降の調査ではさらに上位にランクインしてしまう可能性もありそうです。今後何らかの対策が必要になりそうですね。

   

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