イタリア国際 錦織圭選手がジョコビッチ選手に1-2で敗れる

日本時間19日未明に行われたイタリア国際男子シングルス準々決勝。日本の錦織圭選手はセルビアのジョコビッチ選手と対戦し、2時間21分頃大熱戦の末1-2で敗れました。試合後「確実に勝てた試合だったのにもったいない」と錦織圭選手が悔しさを滲ませるほど試合は大接戦。だからこそ錦織圭選手の悔しさもひとしおだったようです。

第1セット、錦織圭選手の滑り出しは好調でした。素早いボール展開でベースラインぎりぎりの深いストロークを何度も繰り出します。一方、序盤は錦織圭選手に押され気味だったジョコビッチ選手は徐々に調子を上げていき自らのプレーを取り戻していきます。錦織圭選手もそれに引っ張られるように徐々に調子がスローダウン。自身も「ストローク戦でかなりジョコビッチ選手に振られ始めてしまった」と試合を振り返りました。

その後もジョコビッチ選手優勢で試合は進み、ゲームが大きく動いたのは第8ゲーム。ブレークポイントで21本のロングラリーを制したジョコビッチ選手がキープに成功。試合の結果がおおむね決まった瞬間でした。

今回の敗戦で錦織圭選手とジョコビッチ選手の試合はジョコビッチ選手の12連勝で幕を下ろしました。しかしジョコビッチ選手とは大熱戦を繰り広げた錦織圭選手。僅差だったからこそ「この負けはこたえる。プレー自体は悪くない」と語りました。

ちなみに18日のジョコビッチ選手との試合前、錦織圭選手は練習を30分で切り上げ。これはジョコビッチ選手との試合前に必ず行なっているいわばジンクスのようなものなんだとか。ジョコビッチ選手との試合前は、他の選手との試合前に比べていつもと別の感情になるという錦織圭選手。確かに苦手意識は持っていたようですね。

錦織圭選手の次回の公式戦は27日に開幕する全仏オープンとなっています。全仏オープンでも彼の渾身のプレーが見たいですね。

   

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA