イングランド出身のミュージシャンであるデビッド・ボウイ。グラムロックの先駆者として台頭しポピュラー音楽の分野で名声を得た天才的アーティストです。1985年にはグラミー賞を受賞し1996年にはロックの殿堂入り。ミュージシャンとしてだけでなく俳優としても活躍したデビッド・ボウイですが2016年1月に肝癌として亡くなりました。
彼の名声を讃えて今年3月27日には彼の姿をかたどった銅像が建てられたのですが公開後わずか2日も経たないうちに落書きされてしまったとBBCが報道しています。
デビッド・ボウイの銅像はイングランド南部のエイルズベリーに建てられました。クラウドファンディングスで約1700万円の寄付が集められ建てられた彼の銅像には「地上のメッセンジャー」という題名がつけられ人々に愛されるはずでした。しかしわずか2日で銅像の足元から敷石の像の一部にかけて「まずはホームレスに食べ物を」と落書きされていたと言います。
デビッド・ボウイは56歳から66歳までの10年間活動を休止していましたが66歳の誕生日に突如として10年ぶりの新作を発売することを発表。itune storeで先行発売されたWhere are we now?はわずか24時間で27カ国のヒットチャート1位になりました。
今回のデビッド・ボウイの銅像建設を主導となって支持した音楽プロモーターのデービッド・ストップスは「不幸で悲しいことだが、これで見にくる人が増えるかもしれない。何にでも明るい面はある」と語りました。
銅像の公開からわずか2日たらずという短い期間の落書きに、驚いた人も多いようでしたがデービッド・ストップスが語るようにこの落書き事件も悪いことだけではないのでしょうか。またデビッド・ボウイを思い出し彼の曲を聴いているファンもいるかもしれません。
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