アメリカのハリウッドに成功に至らなかったユニークな製品などを展示する「失敗博物館」がオープンしました。「失敗博物館」には開発されたが一般受けしなかった製品や技術が進んだことで不要となってしまった製品など数百点が展示されています。
「失敗博物館」に展示されているのは2013年に開発されたが「見た目が怖い」という理由から全く売れなかった眼鏡型コンピューターであるグーグル・グラスや、ソニーが開発した家庭用ビデオテープレコーダのベータマックスなど。他にも大人向けのテイストで1億円もの費用をかけて発売されたものの全く人気の出なかったマクドナルドの「アーチ・デラックス」のポスターや、トランプ大統領を題材にしたボードゲームなどが展示されています。
実は失敗博物館はスウェーデンにもあります。スウェーデンの失敗博物館は2017年4月にオープンしました。スェーデンの失敗博物館にはアメリカの発明家たちが開発した電動二輪車であるセグウェイや、1990年代に発売された微粒の電流が流れるという美容マスクも展示されています。
今回アメリカの失敗博物館の館長であるサミュエル・ウェスト氏は今回のオープンに関して「メディアの押し売りするサクセスストーリーにうんざりしたので、失敗博物館を作ることに決めた」と語りました。どんな大手企業でも失敗は必ずあり、彼はそれを人々に知らせていきたいそうです。
「失敗」は「成功」と切っても切り離すことができず、失敗から何かを学んでいくことが大事なのだと気づかせてくれる失敗博物館。今やもう珍しくて目にすることのない商品や、ユニークな商品も多く展示されています。押し売りされるサクセスストーリーに一石を投じる新しい博物館になりそうですね。
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