ジョージア出身の栃ノ心が幕内初優勝!喜びのインタビューも 

28日に行われた大相撲千秋楽で栃ノ心が大相撲初場所で幕内初優勝を果たしました。優勝力士インタビューでは「勝って締めたかった。今場所は優勝できて本当に幸せです」とその喜びを語り、母国ジョージアでもお祝いムードが広がっているようです。

ジョージアは西南アジアに位置する黒海に面する共和制国家です。かつてはソビエトを構成する国の1つでしたが、崩壊後の1991年にソ連からの独立を宣言しました。首都はトリビシで国内にアブハジア・アジャーリアの2自治共和国が存在する少し珍しい国です。国土のほとんどは山岳部のため、ほとんどの国民は都市部に住んでいます。

そんな国ジョージアからやってきた栃ノ心。ジョージアにいる家族にはテレビ電話で優勝を報告したんだとか。泣きながら喜ぶ家族に対して栃ノ心は「みんなすごく喜んでいて幸せです」と感無量の様子で語っていました。

ジョージアには去年11月に生まれたばかりの長女アナスタシアちゃんもいます。日本で相撲の稽古をする栃ノ心はまだアナスタシアちゃんに会えていないそう。初優勝をしたばかりでこれからが更に忙しくなりそうですが、落ち着いて時間ができたら会うことができそうですね。

17歳で来日し30歳になる現在まで必死に日本での訓練を重ねてきた栃ノ心。長い間成績は振るわず、辞めようと思ったこともなんどもあるそうですが、その度に諦めずに何度も粘り強く稽古を重ねてきました。

今回の栃ノ心の幕内優勝に対し、ジョージアは国民栄誉賞級の賞を与えることも検討します。遠い異国の地日本で日本人を抑え幕内初優勝を果たした栃ノ心はやはりジョージアでも国民のヒーローなのですね。

何かと暗い話題の多い相撲界ですが、久しぶりに明るいニュースが戻ってきました。栃ノ心、おめでとうございました!

   

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