世界のお騒がせお客さん!@タイの私のレストラン②

タイのパンガン島でイタリアンレストランを経営しています。この島はかなりインターナショナルで、世界中から観光客が集まり、私のレストランにも世界各国から人々が訪れます。①では、ドイツ人女性で来店しては安い食べ物を作ってほしいと注文したり、全くこちらに非がないのにオレンジジュースが高いとクレームをしたりと、今となっては笑い話ですが、かなり傲慢なお客さんの紹介をしました。今回②では、現在パンガン島にたくさん滞在するイスラエル人編です。

とにかく失礼!

 増加するイスラエル人

今パンガン島は、びっくりするほどイスラエル人でいっぱいです。何年も前からイスラエルレストランがあると思いきや、観光客もかなり増えてきました。10月はユダヤ人のホリデー期間なので、10月の客層は95%イスラエル人という驚きの人数でした。この地でレストランを開業する前までは、イスラエルという国について私は恥ずかしながらとても無知でした。ユダヤ人の友人も1人もいなく、これまで縁がなかったと思います。でもビジネスを始めていっきに彼らとの距離が近くなり、お客さんからイスラエルやユダヤについて少しずつ学ぶようになりました。そんなイスラエルの人々は、良いお客さんとそうでないお客さんが極端に分かれます。仲良くなったイスラエル人のお客さんがなぜか教えてくれました。イスラエルでは、レストランのウェイターに対してかなり下に見るような文化があり、ウェイターへの態度が悪い人が多いとのこと。

 差別的行動は許さない

お客さんの中には、とっても優しく声をかけてくれたり、ありがとう、という言葉をしっかりかけてくれたり、もちろん全員ではありません。でもイスラエル人に対して差別的な気持ちは全くありませんが、失礼なお客さんの多くは、イスラエル人であることは否めません。特に、私がレストランのオーナー&日本人だと知らずにお金をヒラヒラさせてチップとしてくれた女性がいました。他にも、私がタイ人のウエイトレスと思ったのか、呼ぶときに指を鳴らして呼ばれて、そのあと私にはありがとうを言わずに、イタリア人スタッフにフレンドリーに話しかけにいくのです。私はいくらでもお客さんを追い出す権力があるのに、見た目で判断して、真実を知らずに行動するのは恐ろしいことです。

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はちゃめちゃ家族がレストランを破壊する!

 カオスの予感

イスラエル人の家族が何度も来店してくれていた時期があります。パンガン島で出会ったのか、元々知り合いなのかわかりませんが、2家族が一緒に来店することが多く、2,3歳の遊び盛りな小さなお子さんたちが5人という、カオスが予想できるお客さんです。

 問題山積みの家族

来店のたびに、多くの飲み物、食べ物を消費してくれるので、かなり営業の助けにはなってレストランのお財布は喜んでいたのですが、やはりカオスが半端ありませんでした。子供たちは、ちゃんと座るようにしつけられておらず自由にレストランを走り回ります。2階のテーブルに座ると、子供たちが走り回って1階に大きな音が響き渡るくらいです。そうしているうちに、グラスを1個壊しました。何かは壊れると思っていましたが、グラスくらいで良かったと思えば良いでしょうか。さらに、大家族だったので、私たちに一言も聞かずに、テーブルもイスも自分たちで大きく移動したようで、木材のフロアが大きく傷つきました。テーブルに備え付けの砂糖も箱が開いていて、中身の多くがテーブル上や下に散らばって掃除が大変な状態です。レストランが破壊されてもおかしくない状態だったので、失礼のないように問題を告げました。まだ理解のあるお客さんだったので、ちゃんと聞いてくれて謝ってくれたので大問題にならずに済みました。

 他も同じ結果

他のイスラエル人家族も同様です。子供は3歳、5歳、12歳ほどで少し大きめでしたが、全くしつけされておらずレストランの2階が誰もいないことを見計らって、備品で遊んだり、家にいくつか持って帰ろうとしたり、走り回ったり、親は何も言わないでただ座っているだけです。私がとっさに2階に見に行きましたが、子供たちはいじわるそうな顔をして、デザート用スプーンを隠そうとしていました。私は子供たちに説明して、レストランでは問題を起こさないように言いましたが、親は1階でのんびり興味がなさそうなので、子供たちはどこまでちゃんと聞いていたか。。。なぜ私が子供の教育をしているのかと呆れてしまいました。

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何もいらない!

 次々に来店するが

イスラエル人は、イスラエル人同士集まるのが好きなようです。島のどこへいっても多くのイスラエル人がたむろしているのを見かけます。私のレストランも例外ではなく、イスラエル人のカップルが来店したと思えば、通りかかった友達が来て、さらにその友達の家族が来て。。。と、最初は人を呼んでくれて嬉しい気分でした。でも、後から来る友達たちに、何か注文は?と聞くと、何もいらないという人が多いのです。友達だから近くのテーブルに座るから注文しなくてもいいでしょ、といった感じで全く気にしていないのです。

 営業的には悪いまま

外から見ると、レストランは大繁盛しているように見えますが、実はテーブルの上を見ると、コーヒー3杯でたったの計500円の売り上げなんていう惨事になっているのです。なので、他の競合レストランの偵察に出かけるときは、客数ではなく、テーブルの上の注文内容を見るようになりました。

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身を引き締めて

もう一度言いますがイスラエル人に対して差別的な目は持っていませんが、これだけ色々とあるとイスラエル人のお客さんが来たときは、あっ気をつけなきゃ、と身が引き締まる思いがあります。もちろん他の国籍も、常に気を付けながらの気持ちは変わりませんが、国籍による傾向があるのは確かです。

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