タイのパンガン島で引越ししてみた!

タイに住んで約3年。1年前からバンコクからパンガン島に引越し、イタリアンレストランLa Velaを経営しています。パンガン島とバンコクの引越し事情は、同じタイでも異なります。パンガン島に来て、1年経たないうちにすでに2度引越し3軒の家に住んできました。そんなタイの引越し事情はどんなものでしょうか。

タイでも異なる引越し

 バンコクでは

バンコクにいれば、引越し業者はもちろんありますし、恐らく探せば日本語対応なんかもあると思います。4万人の日本人駐在者がいるくらいですし、日本人は日本語の話す業者のほうが信頼できると考える人が多いので、かなり需要があるでしょう。

 パンガン島では

一方、パンガン島では、バンコクほどにインフラは発展していませんし、交通手段もあまりありません。なので、何か大きいものを運ぶ、引越しする、となると、引越し業者はないに等しいので、自分たちで手段を見つけることになります。

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実際に引越ししてみる

 パンガン島での1度目の引越し

まず最初に住んだ家は、ジャングルの中にある家でした。自分のバイクを駐車してから、徒歩でアップダウンの激しい森の中を5分ほど歩き、家に到着するのですが、引越しの際はそんなところに大きなスーツケースを2個、3個ではなく、レストラン関係の資材、大切に育てた植物、日本から持ってきた小物、キッチン類など、何度も何度も森の中を徒歩で往復して、物を運び続けました。ただの平坦な道ならまだしも、南国の猛暑の中アップダウンの激しい砂利道を行き来するのはただ事ではありませんでした。

 どうやって運ぶか

そして、引越し業者はもちろんいませんし、バイクしか所有していない私たちは、友人にお願いして車を貸してもらうことにしました。車を止めるにも、森の中への入口は大変狭く、またかなりのこう配で車をしっかり止めないと森の中に落ちていくような場所です。なんとか車を駐車して、運んできたものを車に効率的に載せ、何とか出発できました。そして、新しい家と古い家間も車で何度も往復しました。

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2度目の引越し

 2軒目に入居する

2軒目に住んだ家はラッキーにもメインの道路に面した場所に位置していたので、比較的楽に荷物を運び込めました。パンガン島の多くの家は一軒家が多く、アパートの何階まで荷物を運ばなければいけない、という心配はほぼありません。階段もない家なので、本当にスムーズ。1軒目の家はかなりワイルドであったことに気がついて、2軒目の家がどれだけ快適に思えたか、今でも強く覚えています。いくら南国のリゾート島とはいえ、家が素敵だからとはいえ、あまり入り込んだ家に住むと、毎日の移動が億劫になり、引越しはさらに大変になることを教訓としました。

 2軒目を退去する

この快適な家を退去したとき、物を運び出すという意味では1軒目と比べてとても簡単に思えました。車は玄関先につけられるし、森の中ではないので、平坦でドアツードアのような簡潔さがありました。都市的引越しに近いかもしれません。でも、このときは、友人が車を修理中で、どうやって荷物を新居に運ぼうか考えていたとき、他の友人がサイドカー(バイクの横に大きな箱状の荷物置きがついている乗り物)を持っていたので、それを借りることにしました。バンコクではほとんどみることのできないサイドカー。タイ語でサレン、と呼んでいます。まだまだ未発展で小さなパンガン島では、車に代わる輸送車として多くのタイ人、外国人が所有しています。もちろん屋根がないので、雨の際はびしょ濡れになりますが、それでもちょっとした荷物を運ぶには十分です。しかし運べる量は限られているので、恐らく8回ほど新居まで往復したでしょうか。さらに、サレンを運転するのはバイクよりもテクニックと注意深さが必要なので、死ぬほど疲れましたね。でも3度目の正直、3軒目は綺麗でアクセスの良いところをやっと選ぶことができました。

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少しでもストレスフリーな引越しを

引越しはどの国でもどの街でも、大変なものです。意外と物が多いことに気が付かされたり、それをきっかけに購買のパターンを変えたり。タイパンガン島では、家のロケーションがかなり大事で、玄関からの車へのアクセス、そして輸送手段の確保、これができれば引越しが少し楽になるでしょう。

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