ベルギーで生活して1年以上が経ちました。正直、ベルギーにいると「想像していたヨーロッパとは全然違った」と思うことが多く、個人的にベルギーは全体的にど田舎だと思っています。
所用でドイツに行くことが多いのですが、ドイツとベルギーを比べると全然違うことに驚きます。隣り合った国ですし、国旗も似ていますし、同じくビールが有名で似たような国なのだろうと思っていたのですが、ドイツはさすがに大きな国だと感じることがたくさんあります。ここでは私の主観に基づき、ドイツとベルギーの違いを紹介していきます。
ドイツの公共交通機関は優れている!
ドイツの電車は時間を守る
ベルギーの公共交通機関は、おそらくベルギーに住んでいる誰もが「役に立たない」と思っていると思います。バスに乗ろうとしてもストライキなどでキャンセルされてしまう事は珍しくありませんし、仮にバスが運行されていたとしても、30分ほど遅れるなどということも珍しくありません。夫がブリュッセルに行った時は「72分遅れで運行しています」と表示された電車を見かけたそうです。
また、もちろん地域にもよりますがブリュッセルやアントワープ以外ではバスの運行が午後の8時ごろに終わってしまうこともあり、車がなければどこにも行けません。私は左ハンドルが怖くて運転していないので、本当に不便だと感じることがあります。
その一方で、ドイツの公共交通機関は夜遅くまで運行しており、基本的に時間が守られています。もちろん、日本ほど時間厳守というわけではありませんが、ベルギーに比べると雲泥の差があります。電車は24時間運行していますし、さすがドイツは大きな国だということがわかります。
ドイツはマナーを守る人が多い
同時に、ドイツの駅のホームではきちんと並んでいる人も多く、お年寄りや赤ちゃん連れの家族を先に行かせてくれる人もたくさんいるように感じます。人を押しやって電車に乗るのではなく、順番を待つということが徹底されています。また、誰かが道を通ろうとしていたら道を開けます。
その一方で、ベルギーにはそのような習慣はほとんど無いように思います。子供やお年寄りがいたとしてもその子供やお年寄りを押しのけて行こうとすることが多いですし、私がうちの2歳児を抱えてバスを待っていれば、お年寄りに押されて抜かされることも多いです。そして誰かが道を通ろうとしていても、道を譲ったりしません笑
ドイツはお店のサービスがしっかりしている
お店の人が役に立つ!
日本人にしてみると、ドイツのお店の方が親しみを感じられると思います。例えば商品がどこにあるのかわからない場合、お店の人に聞けばすぐにどこにあるか教えてもらえます。ベルギーのお店で商品の場所を聞いても、そのスタッフ自身がどこにあるのかわからない、そもそもそのお店で取り扱いがあるかどうかわからない、その結果誰かに聞かなければならず、その人に教えてもらった場所さえも間違っている、という事は正直珍しくないです。
また、商品の効能についてもドイツのお店ではスタッフに聞くと、その商品がどのように効果的なのか教えてもらえることが多いです。ベルギーで商品について尋ねると、商品のラベルを読んでもらえることが多いです。
仕事を楽しんでいる人が多い!
ドイツの方が、人々が楽しんで生活しているという感じがします。仕事が楽しいからこそ、その仕事のプロとして自覚し、お客さんから問い合わせがあればそれに対応するといった感じでしょうか、正直なところ、ベルギーは「さっさと仕事を終えて飲みに行きたい」と考えているような人が多い印象です。
ちなみに、ベルギーでは水曜日になると「良い週末を」とあいさつを交わすことがあります。水曜日は「もう週末がすぐそこ」という感覚なんですね。11月末になるとクリスマス休暇の話ばかりです。
ヨーロッパでも国によって全然違う
私が初めてベルギーに来る前は、ヨーロッパはどこの国も似ていると思っていました。しかしベルギーとドイツの大きな違いを見て、ヨーロッパと一言で言っても、国によって全然違うということを実感しています。もしもヨーロッパに遊びに来ることがあれば、ヨーロッパとしてひとくくりにするのではなく、その国その国のあり方を楽しんでください。
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