まるでドラマ!?タイで起こった本当の話

タイを訪れる人は、観光であったり、出張であったり、恋愛であったり、それぞれの目的があります。そんな中で出会うタイ人もまたいろいろです。出会う場所、出逢う人々によってタイへの印象がガラリと変わることがあるかもしれません。今回ご紹介する話は、タイでの日常生活で起きた実話です。日本では考えられない事でも、怒りより先に笑いと驚きで気持ちが一杯になってしまう出来事でした。

ローカルの美容室での出来事

 全力で拒否!

タイでは、個人で経営している美容室がいくつもあります。また、比較的開業するのが簡単なのか、ついこの前まではバミーのお店(タイの麺類のお店)だったのが、いつのまにか美容店に早変わりなんてこともあります。ショーウインドーには、外資系のシャンプーが並べてあったりヘアケア商品が置いてあったり、素敵なポスターで道行く人をひきつけます。お客様が来るまで、セットチェアに座り、ゲームやライン、自撮りをしながらのんびり待ちます。

近所だし、暇をもてあましている店主をよく見かけるので、ここでヘアカットをお願いしてみようと思い、お店のドアを開けてみました。「すみません、ここにあるポスターの女性みたいなヘアスタイルにしてください。」とポスターを指差しながら聞いてみると、即答で「できない。」と追い返されてしまいました。すがすがしいくらい開き直りの態度でしたが、なぜだか笑ってしまい許せてしまいます。

 予想外のヘアスタイルに!

次は、デパートの中にある美容室に足を運びました。お店の名前に「TOKYO」と入っていたからという安易な理由で選びました。前回の事もあるので「毛先をカットしてください」だけお願いしました。担当者として出てきたのは、ばっちりメークのお姉さんだかお兄さんだか中性的な方でした。「まかせて!美容師としては2週間だけど、お友達の髪は切ったことあるのよ。」と不安しか残らないポジティブ発言でヘアカットが始まりました。案の定、おしゃれ度の高すぎるギザギザのヘアスタイルが出来上がりました。「また来てね、マダム!」とニッコリと挨拶してくれましたが、その年、日本に帰国した際に美容室に行き、普通のヘアスタイルに戻してもらいました。

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エステでの失敗

 とっても気持ちよいタイのエステ!

ヘアカットをしてもらったデパートの4,5階には、美容クリニックがたくさん入っています。ニキビ、美白治療から始まり、しわ・たるみ、リフトアップのボトックス注射、レーザー治療、痩身、ほぼ何でもあります。お店の前でスタッフの方が呼び込みをしたり、1Fの出入り口で、プロモーションのチケットを配っていたりしています。美容に関して興味のある人々も多いけれど、それ以上に美容クリニックが多く点在しているので競争も厳しそうだなと思います。(日本も同じかもしれませんが。)その中の1店舗に興味がありフェイシャルエステを受けることにしました。施術内容はいたって普通です。素晴らしい効果はありませんが、顔の筋肉がほぐれリンパが流れていくような気がして施術後は顔が軽くなったような感覚がありました。

 再度店を訪れるも・・・

ある日、突然店の前に張り紙が貼られていました。張り紙には「Closed」と書いてあり、店舗が移転したとのお知らせでした。移転先は、自宅からタクシーで約10分の場所にあるデパートの2階でした。行ってみるとここにも「Closed」の張り紙が。デパートの総合案内に行き、お店について聞いてみると「もう、ありません。」とのこと。突然のお知らせや変更はタイではよくあることだと思いつつ、しばらく通いませんでした。でもやっぱり変だと思い、お店情報をネットで検索することにしました。すると、経営者が夜逃げをしたことがわかりました。

こちらのエステ店は、チェーン展開しているお店だったのですが、あるとき一斉に全店舗が閉店したようです。お店のウェブページは更新されていませんが、非難のコメントで埋め尽くされていました。さらに検索を続けていくと、とあるテレビ番組で「エステ詐欺!被害者の叫び」という特集をしていた事を知りました。勧誘を受けて入会した女性達が、お金を騙し取られたと詐欺被害を訴えていました。中には、数十万、数百万の被害に遭われた女性もおりました。知らないうちに、こんな事件が起きていたのです。

お金の被害よりも、こんな事が本当に起こるのだという驚きと、気にせずのほほんと過ごしていた自分に情けなくなりました。自分の未熟さを反省しました。ちなみに、この事件は未だに解決しておりません。経営者が逃亡中のため捜査ができないとの事です。

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ある朝アパートにて

 知らない人がバルコニーに!?

私の住んでいた地域は都心から少し離れています。なので、ローカルの気分を味わいたい方にはぴったりの環境かもしれません。周辺はアパートやコンドミニアムがたくさん建っており、また比較的安い物件があったりするので、若い社会人の方が多く住んでいました。一番初めに借りたのは8階建てのアパートでした。私は7階に住んでおり、ワンルームタイプの部屋でしたが、30平米近くある広い1室で、一人で生活する分には充分でした。

ある日の休日、のんびりと部屋で過ごそうとカーテンを開けたとたん、バルコニーに人が立っていました。正確に言うと、バルコニーの鉄柵の外側の数十センチあるかないかの場所に立っていました。とうとう強盗に出くわしたかと思い、部屋の玄関を開けいつでも逃げられるようにし、手には携帯電話を録画モードにしてにぎりしめ、もう一方には1mほどの棒(部屋乾し用の棒)をつかみ、ふたたびカーテンとドアを開けました。相手は、ごめんなさいのポーズを何度もし、鉄柵をまたいでバルコニーに入ってきました。よーく見ると、髪の短いボーイッシュな女の子で、パジャマ姿で裸足でした。そして、手には携帯電話。謎多き侵入者で、「どちら様ですか?」と聞かずにはいられない外見でした。

 よくよく話を聞くと・・・

話を聞くと、彼女は右隣に住む女性とお付き合いしいてる子でした。女性同士の付き合いはなかなか難しく、以前から彼女のお姉さんからは反対されていたとのこと。そんなお姉さんが、昨夜突然訪ねてきたのでとっさにバルコニーに逃げ、鉄柵を越えて私の部屋に移動してきたとの事でした。その後は、部屋から出ていってもらい、ロビーのラウンジで待つように伝えました。侵入の原因がわかって良かったけれども、頼むから危険な行動は謹んでねと思ってしまった日でした。しばらくすると、女性は引っ越してしまいボーイッシュなその子を見ることはありませんでした。

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2018.02.14

心に余裕をもってタイ人やタイの日常生活を楽しみましょう

タイに長く滞在されている方や、タイの文化や習性を熟知している方であれば、いろいろな出来事が起こっても「タイあるある」であるかのように、その物事を寛容に受け入れることができるかもしれません。例えば、日本はどこに行っても素晴らしい接客やカスタマーサービスを受けられます、それがコンビニでもファストフードでもレストランでもデパートでも、とにかく気持ちの良いプロの接客をしてくれます。ところが、タイではあまり期待できません。

また、居住にしてみても、大雨が降れば道は冠水し、停電が起こり、そうでなくてもインターネットが不調だったり、テレビが突然見えなくなったり、荷物が遅れて届いたりと、日本との相違点を探そうと思えばいくらでもでてくることでしょう。そして、気の短い人ならクレームを言いたくなるかもしれません。ですが、この不便な状況を楽しみ受け入れることができれば、毎日が刺激的で面白い人や物を発見することができると思いますもちろん、充分な資金やお金があれば日本と同じように快適に過ごせます。

   

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