外国人目線でおもてなしを考えてみる

日本を訪れる外国人の数は年々増え続け、2017年には過去最多の2869万人もの観光客が日本にやってきました。2020年には東京オリンピックも控え、これからさらに日本は訪問者に優しい国になっていくはずですが、今のままではまだまだ環境整備されていないのが現実。海外60カ国を旅した私が考える、外国人のより良いおもてなし方をご紹介したいと思います。

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リラックスできる環境

 街中で立ち止まるのも大事

日本は、大都市東京でも公園があったり、路肩に綺麗に花や木が植えられていて、以前私は結構いい街並みだと思っていました。1000万人以上の人々が暮らしているのに、落ちているゴミや落書きも少ないですし。でもヨーロッパから友人が東京に遊びに来てくれた時に言われて、すごく納得できたことがあるんです。それは、リラックスできるテーブルやイスが少ないと。確かにそうです。私がスイスやオーストリアに行った際は、外でもリクライニングできるようになっているイスがあったり、景色のいいポイントがあったら、綺麗に整備されたテーブルとイスがあったりして、まさに休みたいというところに休める場所がある。旅人の心を捉えた素晴らしい環境だと思います。ヨーロッパはこういったことに長けていますね。

 休むことも大事

高層ビルやデパート、テーマパークを作るのはいいけど、日本もこれに見習って、もっと旅行者の目線で街づくりを進めるべきです。見せ場は表舞台だけではない、大事なのは裏の舞台の細かいところでどれだけ不快感を感じさせずに日本を楽しんでもらえるかだと思います。たぶん、日本人は頑張ってしまう国民性だから、ちょっとここのところが苦手なのかもしれません。

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英語にするのはいいけど

 英語の文字が小さすぎる!

英語表示にしよう、というのはよく言われることで、ニュースでも話題になってますよね。インフォメーションセンターでタブレットを使用して、何カ国語でも通訳が可能になったり、東京の路線が複雑すぎるので、色や番号をつけてわかりやすくするなど、少しずつ英語のみならず外国語が導入され始めています。これから対応するものに関しては、これだけ世論が注目しているのでちゃんと導入されると思いますが、すでに英語表記されているもので個人的に昔から気になっていて、変えたほうがいいと思うことがいくつかあります。

まず、標識の英語が小さすぎて見えないこと。車に乗っていて標識を見るじゃないですか。でも、気になって英語を見ると、本当に目の前まで近づかないと文字が見えないんですよ。私は視力1.5ありますので、視力のせいじゃない。近づいて見えた頃には、もう標識を通り越しそうで、曲がらなきゃ行けないところを通り越しそうで、これすごく危ないです。

 ローマ字はわかりづらいかも?

また、その標識の訳し方にも問題があると思っていて、~橋、などの場合hashiとせずに、bridgeとした方がわかりやすいと思います。地名ならそのままで良いと思いますが、明らかに橋があるとき、hashiと書かれても外国人は何のことか想像も付きませんよね。これはただのローマ字表記で英語ではない。もし外国人が頭の中でbridgeを探していて、標識にbridgeとあれば、名前まで覚えていなくても、恐らく運転がすごく楽になると思うんですよね。いちいち停車して、地図で確認したり、人に聞く必要がなくなります。そして、巷に溢れた英語はあまりに不自然な英語が多すぎます。読んでもみると、何となく言いたいことはわかるけど。。

これだけ経済発展した国であれば、そのくらいは意地を見せて正しい英語にしてほしいですね。細かいですが、こういうところを少しずつ直していけば、日本ももっともっと外国人に気に入ってもらえる国に変わっていくと思います。特に、日本の文化に興味はあまりなかったけど、何となく来てみたという外国人の心を掴むには、こういうところで旅のストレスを軽減させてあげることが大切だと思います。まさに、これが日本がこれから獲得していかなければいけないターゲットだからです。

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もてなしてほしいように、もてなす

これまでたくさんの国を旅してきて、良くもてなしてもらった国が世界にはたくさんあります。日本が見習える国はたくさんあるのに、なぜこんなに環境整備するのは難しいのかと思ってしまいます。日本流が通じるところと、通じないところを見極めて、これからももっと多くの外国人に来日してもらえるよう、一人ひとりが知恵を出し合うことが大切ではないでしょうか。

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