海外の美容院に行ったことがある方はたくさんいらっしゃると思いますが、イメージ通りに仕上がった!という方はどのくらいいるでしょうか。日本でさえ、なかなか思い通りにならないことが多いのに、海外では言葉も違えば文化も違うので、たとえイメージ写真を見せたとしても自分の意図するものが伝わったかどうかどうも不安なものです。結果、うまくいっちゃった!なんてこともあれば、やっぱり不格好になったということも多いでしょう。そこで、私がタイに在住する中で美容院に行った様子をお伝えいたします。
美容院へ到着
チョイスした美容室
経済格差の大きなタイでは、美容院のレベルも本当に様々です。安くてカット400円ほどから、日本と同じくらい3000円から5000円以上なんてところもあります。バンコクでは特に、日本人美容師さんが在籍していたり、日本人オーナーの美容院もあり、上から下まで選び放題です。よって、トライする美容院によって違う体験ができると思います。私は、普段屋台などの安いタイ食で生活していますが、髪型だけはどうしてもこだわりがあり、このくらい払う価値はあるだろうと判断して、カット2000円のタイにしては高級美容室へ行ってみました。さらに、私はパーマをしたかったので、値段を聞いてみるとなんと1万円。。。驚きです。日本でも1万円以下でできるところがほとんどなのに。。。タイでは、カラーは比較的安くできるものの、パーマは安くても6000円からと値が張るので、日本のようにパーマの人はあまり多くはありません。それでもパーマが好きな私は挑戦してみることにしました。
中を見渡すと
美容院の中に入ってみると、外国人もちらほら、タイ人もちゃんとした服装をした人が多いです。バンコク中心街の大きなデパートに入っている美容院なので、それもそのはず見た目はいい感じ。センスは日本と変わらない清潔な印象を受けます。受付でも英語が通じましたし、担当してくれるタイ人の美容師さんも英語の話せる人を付けてもらったので、これで私の髪型のイメージをちゃんと伝えられる。。と、まずは一安心。
いざカット
まずは、シャンプー
その日は週末でしたが、予約なしで待ち時間もほぼなしで鏡の前に座ることができました。そして、担当の美容師さんがどんな髪型にしますか?と聞いてくれたので、写真を見せて、「髪の毛を伸ばしたいので、傷んでいる部分だけ切って、髪を透いてください。髪の毛段々にせずに揃えてください。そして、前髪の部分は左側に搔き上げるように流してください。。。」色々言ったけど、ちゃんとやってくれるのかなぁ。。。やっぱりなんだか不安。「まずはシャンプー台へどうぞ」カット担当の美容師さんではない方が、シャンプーしてくれます。日本では必ずといっていいほど、顔の上に濡れ防止のタオルかペーパーをかけてくれますよね。タイはありません。それが洗い方が超丁寧で、1滴も顔にも耳にもかからないというのならわかりますが、案の定めちゃくちゃかかります。顔はまだしも、眼の中に水が飛んでくるのはどう考えても快適ではない。そして、興味深いのは、耳の中をあえて洗うことです。急になんか違和感!と思ったら、耳に水をかけて洗われていたのにはびっくりしました。服がびしょびしょになってなければいいなあと、あんまりリラックスできないシャンプーでしたが、まぁ他人に頭を洗ってもらうのはどちらにしても悪くないでしょう。
ついに、カット
そして、また鏡の前の席に戻り、カット担当の方が戻ってきました。ついに、タイで初のカット。。スタートはいい感じです。日本の美容師さんと変わらなそうな様子(私は素人なのであくまでも見た様子)。カットの最中にも、最初に希望したイメージを再度、ここはこうしてね、って優しく促します。そして、特に変わった点もなく、とりあえず最後までいけた。。。と思った最後の最後で、ザクッ。前方の髪をなぜかバッサリ。えっ。しかも、あまり見えてなかった後方の髪も大分短くなってる。。なんで。短くしないでって言ったのに。。
そして、パーマ
とりあえず、カットの後に髪はまだある程度濡れたままパーマに入るので、まだカット終了時点では全体像はわかりません。とにかく次はパーマ、パーマ。気持ちを入れ替えてパーマです。これも日本と同じようにカーラーに髪の毛を巻いていって、おばちゃんヘアのまま、20分ほどおいてから、すべて解きます。これはなんなり日本と同じ方法でパーマを終えて、仕上げに耳になんぼでも入ってくる水を浴びながら髪のパーマ液を流して、ドライヤーで乾かします。そして、乾いてみるとなんとほぼイメージに近い!でもやっぱり気になるのが、全体の長さが短くなったのと、最後の最後にいかれた前方の髪ザクッの部分。完璧ではないけど、でも詰めが甘いと言ったらよいでしょうか。。。1万円以上支払ったからには、完璧がよかったなぁ。
ものは経験
美容院によっても、美容師さんによっても変わると思いますが、なんといっても、言葉が通じないのは一番のネックであり、文化の違いで、たとえイメージの写真を見せたとしても、どうしてもその国の流行が反映されてしまいます。今回私は、1万円以上支払ったので、まだ日本との違いは少しばかりで済んだかもしれませんが、これがカット500円の美容室へ行けば全く違う体験になるでしょう。次回は勇気を出して、ぜひ500円に挑戦して皆さんにレポートできればと思います。
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