タイに移住して約1年半の28歳女性です。タイ料理が大好きで、昆虫もドギツイ色のデザートもいろんな食べ物を試してきました。その中で、私の印象に最も残る食べ物のエピソードをいくつか紹介しようと思います。
ピンクラーメン
ピンクのラーメン!?
真っピンクのラーメン見たことありますか?タイのお米麺(yentafour)に真っピンクのソース(tao hu yee)を入れたタイでは人気なヌードルの1つ。かなりどぎつい色をしているので、これはカラダに確実に悪いだろうと思って、私は1年間避けてきた食べ物です。普段はお米系の多い私がその日はなぜか、すこしスープ系が飲みたいと思っていたところ、目の前に真っピンクの物体が。スープや麺自体を食べたいと思ったこと自体おかしかったので、何かあると思い意を決して注文してみることに。それが!!癖になるほどおいしかったんです!!
どんな味?
うん、確かに味は濃い。日本の気候で売れるかどうかは別の話。あと、日本人は大丈夫だと思いますが、お米や発酵食品を使っているので少し独特な臭いがします。でも、このタイの猛暑でこのしょっぱさはいける。ソースがピンクなのは、発酵米を使っているからだそうですが、それにしてもこの色、見ているだけで元気がでてきます。
謎のお寿司
いい感じ!だったけど・・・
これなんだと思いますか?最初見たとき、さばかと思ったのですが、違いました。バンコクの中心地にある回転寿司屋で、清潔感があって、随分繁盛しているような感じがあったので入店してみました。日本の回転寿司と同じように、回転するローラーの上にお寿司が流れていて、流れていないネタはお姉さんにお願いすると別で握ってくれる。ここまでは、よしよし、日本と変わらない。すばらしい!お茶をセルフで入れて、廻るネタを見てみることに。んーネタが小さい。でもこのくらい質の低い回転寿司屋なら日本でもある。ネタの種類も少ない。さらに、ガリがテーブルになくて、わさびと一緒に廻っている!ガリ好きな私は2皿分ほどほしいので、ワゴンセールに群がるおば様方のように、急いでガリをあさりまくります。タイ人にはどう映っているのだろう。わさびが嫌いな人のために、お寿司は全てワサビ抜きです。これもまた、大量にとりました。
え!?これは何!?
そしてその時がキタ。なんだか黄色い物体が廻ってきました。最初は手が出ずに通り過ぎましたが、好奇心旺盛な私は何皿か通り過ぎたあと、挑戦することに。わさびをつけて、お醤油をつけて、ぱくり。んーなんだかよくわからない。一緒にいた友人にも試してもらうことにしましたが、彼もわからない。2人で笑って周りを見渡していると、英語のネタリストを発見。そこには、herring and its roeと記載されてあり、2人でドキドキしながら辞書を引いてみることに。するとそれは、ニシンの親子が合体されたお寿司だったのです。これは日本の回転寿司屋では見たことがなかったので、思わず2皿食べました。味の結論は、可もなく不可もなくですね。
日本の柿
日本の文化に出会えることも
タイは4~6万人の日本人が在住しているといわれ、日本製品、日本料理レストラン、あらゆるところに日本のかけらがあります。バンコクなら道を歩いていて、日本人に出会う可能性は100%と言っても過言ではなく、日本語があちこちから聞こえてきます。そこらじゅうにあるセブンイレブンにコアラのマーチやトッポ、お~いお茶が並びます。
日本の柿は
そんな「日本」で溢れるタイですが、多くの日本の食べ物が高い。街中のあるスーパーで見かけた日本から輸入された富有柿は、1個800円もしていました。品質のいい高級果物は日本ではかなり高額で取引されていますが、ここバンコクでも柿1個でこの値段です。さらに驚かされるのは、物価が日本の3分の1と言われるタイでこれを買える人がいるということですよね。タイのお金持ちは日本のお金持ちとは比較にならないようです。
食は大切
海外に住んで思いますが、食って本当に大事です。おもしろいものを発見したり、食べたことがないものを試すのは一時的にはとてもいい経験です。でも例えば、タイ料理であれば、油っこい料理が多くしかも使用される油が安くて酸化したものがほとんど。飲み物にも大量の白砂糖が使用されており、毎回砂糖なしを注文しないと、気づかないうちに肥満になって不健康な体に。日本食がどれだけ健康的かよく気づかされる日々です。
コメントを残す