男性にとって厳しい中国の婚活!そのリアルな婚活の実情とは?

婚活と言えば、数年前にその言葉が出て以来、あちこちで使われるようになった言葉ですよね。女性の社会進出が進んだことなどが理由となり、結婚年齢が以前よりも遅くなりました。それによって結婚活動というものが必要になるほど結婚しない人、結婚できない人、が増えつつあると言われているのです。しかし、そんな婚活が行われているのは日本だけではありません。ここ中国でも、真剣な婚活が行われています。今回は中国における婚活事情について解説します。

一人っ子政策による弊害

 男性が女性よりも多い

数年前に一人っ子政策の終焉を宣言した中国ですが、中国では長い間一人っ子政策という制度が導入されていました。一人っ子政策と言えば日本でもよく知られていますよね。一人っ子政策というと、どうしても子供が1人でなければいけない、2人目が生まれてしまったら高いお金を支払わなければいけない、だから経済的に余裕がない場合に2人目が生まれたら2人目には戸籍がない、などというイメージを持つ人もいるかもしれません。
確かにその通りであり、中国人の多くは一人っ子であると言えるでしょう。しかし、この政策のために中国では男性が増えるという事態が起こってしまったのです。そもそも男尊女卑の国ということもありますが、男の子が生まれた方が喜ばれるという傾向がありました。また、力作業が必要とされる家であったり跡継ぎが重要とされる家であったりした場合はやはり男の子の方が良いと考えられていたのです。
そのため、中国では赤ちゃんが生まれる前に赤ちゃんの性別を調べるという事は今でも法的に禁止されています。というのは、この一人っ子政策の弊害により、お腹の中の胎児が女の子だということがわかったら、母親が様々な薬を飲むなりして堕胎してしまったり、生まれた赤ちゃんを殺してしまったりするケースが増えたからです(その一方で、実際は胎児の性別を教えてくれる医者も少なくないですが…)。

 一人っ子政策の例外

しかし、一人っ子政策といっても実は様々な例外があります。例えば地域によっては最初に生まれた子が女の子であった場合、子供がもう1人いても良いという例外があります。これも男の子ならば良いけれど、女の子ならばもう1人、男尊女卑に基づいた考え方です。
さらに少数民族の場合は一人っ子政策が適用されません。例えば中国はほとんどが漢民族ですが、漢民族でない場合は一人っ子政策を守る必要がないのです。ですから意外に実は一人っ子ではないという人がたくさんいます。私の20代の友人にも弟がいる、姉がいる、などという人がたくさんいます。
そのように考えると男の子や女の子の数はプラマイゼロのようにも感じますが、このような一人っ子政策により、中国の人口は男性の人数が増えてしまったのです。そのため、結婚したいと思っても女性がいない、という状態が起こってしまったのです。

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結婚は男性にとっての試練

 結婚はお金がかかる

そのため、中国の男性にとっては女性がいない、ということから結婚したいと思っても結婚ができないという状態になっているのです。しかし、日本でも例えば一人っ子の場合は跡継ぎが、お墓が、仏壇が、などという問題が生じますよね。それと同じく、中国でも特に一人っ子の男性にとって結婚は重要な問題になります。
結婚のハードルを上げているもう一つの理由が、結婚はお金がかかるということです。日本の場合、結婚式を挙げようとすれば費用は両家で折半ということが一般的ですが、中国では結婚式は男性側が全額支払います。中国はとにかく人口が多いということからわかるように、親戚の結婚式に呼ぼうとすると何百人と招待しなければいけません。そしてそれが一般的ですから結婚式にも200人以上の参列者がいると言えるでしょう。私たちの友人が最近入籍しましたが、結婚式をする場合はお互い100人以上の親戚を招待しなければいけない、顔も知らない親戚がたくさんいる、とゲンナリしていました。
また、男性がお金を払うのは結婚式だけではありません。2人が住む新居や車なども男性が購入しなければいけないと言われています。ただし、知り合いの女子大学生などに聞くと「自分も働くんだから、自分も払う」と言われたことがあります。ですから、男性がすべてお金を支払わなければいけないというのはあくまでも伝統的な考え方なのでしょう。しかし、結婚したらお金がかかるという事は確かに男性にとっての結婚のハードルを上げていると考えられます。

 住民登録の場所が重要

日本には本籍や住民票というものがありますが、中国にもよく似たものがあります。中国には「户口(hùkǒu)」というものがあり、基本的には生まれた都市で登録されるようです。日本の場合、本籍はどこでも良いですし、住民票も引っ越せばすぐに移すことができますよね。しかし中国でこの「户口」を移す事はまずできないと言われています。
さらに、「户口」がある場所でしか働くことができません。例えば、田舎地方に「户口」がある場合、どれだけお金を稼ぎたいと思ったとしても都市である北京や上海に上京して仕事をするということができないのです。この現場が地域による格差を生んでいるとも言えるでしょう。とは言え、やはり都会で働いた方がお金を稼げますから、違法で出稼ぎに来る人は少なくありません。そのため、駅等では身分証のチェックが行われることもあります。
そしてこれを打破する唯一の方法が大学に行くということです。地方出身であっても、例えば北京や上海の大学を卒業すればそのままその地域で働くことが可能です。また、「户口」は生まれた場所で登録されますから、田舎の出身であっても北京や上海の病院で子供を出産しようとする人もいます。そうすれば子供は都会の「户口」が持つことができます。
婚活をする場合、北京に「户口」を持つ男性の方が人気があります。やはり都会で働ける男性の方が収入がありそう、都会での暮らしが楽しそう、というイメージがあるようです。

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変えられないものまで評価される!

いかがでしょうか。日本で婚活をする場合も女性が男性を選ぶときに最も重視される事は収入だと言われています。しかし、中国においては収入も大切ですが、並行して「户口」が大切だというのも面白いですよね。収入の場合は頑張れば何とかなるのかもしれませんが、「户口」だけは何ともならないのです。何ともならないものまでその価値を評価されてしまうなんてなかなか恐ろしいものだとさえ思います。
なお、「户口」のシステムも一人っ子政策と同様、例外等があるかもしれません。そこまで細かく調べることができなかったため、もしも記述していないこと等があればご容赦いただければと思います。

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