英語を勉強したい!留学しよう!――そう思い立った時、留学先の国を決める条件は何ですか?学校や費用、立地ももちろん重要な条件ですがその国の文化は、しっかりチェックしたいポイントなのではないでしょうか?今回は、ニュージーランド・カナダ・アメリカに短期留学をした経験を持つ私がその3つの国の文化について比較してみたいと思います。
ニュージーランド
古き良き文化が残っている
ニュージーランドは様々な人種の人が共に暮らす他民族国家ですが、一方で古き良き文化も大切にします。ホストファミリーと一緒に動物園に行った時には国鳥である「キウイ」がかなりのスペースを割いて大切に保護されていました。その際、英語だけでなく韓国語やスペイン語の説明文もあり、外国人にも積極的に自国の文化を伝えていこうとする姿勢を感じることが出来ました。また、ニュージーランドの原住民であるマオリの文化も大切に守られています。私のホストファミリーのお父さんはマオリではありませんが、マオリの踊りが上手で踊ってみせてくれたこともありました。
アットホームだけど…
私の留学したクライストチャーチは外国人も多く世界各国の人々が暮らしていました。特筆すべきは少人数かつ色んな国の留学生のいる語学学校。1クラス8人程度でそのうち3人が韓国人・それぞれ1人ずつ、アラブ人・中国人・スイス人・タイ人・日本人(私)という割合でした。少人数なので接する機会も多く、私はグループワークでアラブ人の男の子と意見が食い違い喧嘩をしたこともあります。その後和解しましたが、少人数故にその後も顔を合わせなければいけなくて気まずかったです。大都会でなくアットホームな雰囲気が売りのクライストチャーチですが、それ故に気まずい思いをすることもあります。
カナダ
討論力を鍛えられる!
私がカナダで身に付いたと感じる力は「討論力」です。カナダ人は例え雰囲気が気まずくなっても、言いたいことを口にします。私もホームステイ先で「どうして近所の人にもっと挨拶をしないの?」と言われたことが。私はこの言葉だけで怒られたような気持ちになりましたが、今ではこれが怒っているのでなくただ聞いていたのだということが理解できます。「ごめんなさい。でもどの人が近所の人だかまだ覚えていなかったんです」など、自分の意見をはっきり伝えれば良かったのです。カナダ人は自分の意見をはっきり口に出します。日本とは違う環境で良い練習になると思います。
車がないと不便
カナダは国土も大きく車社会です。車がないとちょっとした観光に行くのにも不便です。バスや電車もありますがそんなに頻繁に来るわけではありません。私はカナダのカルガリーに留学した際「バンフ国立公園」という観光地に行こうとしたのですがカルガリー市内から車でしか行くことが出来ず、車がない私はとても苦労しました。結局ホストファミリーにガソリン代(5000円くらい)を払い運転して連れて行ってもらいました。
アメリカ
白黒はっきり
アメリカは白黒がハッキリしている文化だと感じました。語学学校でも私が良いことをすると、恥ずかしくなるくらい褒めてくれる先生が、指示に従わないクラスメートにはかなり厳しく接していました。同じ先生だということが信じられないくらい良いことに対する反応と悪いことに対する反応が大きく違うのです。「悪」に対して徹底的に立ち向かう力がアメリカ人は強いのだと感じたのです。この文化は日本人の私からするととても新鮮でした。
都市によって雰囲気が違う
もちろんどこの国でも都市によって多少雰囲気は違いますが、アメリカは都市によって別の国なのかと思うくらい様子が違ってきます。私が短期留学したのは西海岸のサンフランシスコ。大きなアジアタウンがある都市で、アジア系アメリカ人やアジア系移民がたくさんいました。場所によっては「ここ本当にアメリカ?中国?」と分からなくなるくらい。「ザ・アメリカ」的な雰囲気を味わいたい人には物足りないかも知れません。
印象深いのはカナダ!
私が個人的に印象に残った国はカナダです。カナダ人のハッキリ言う文化が物珍しかったのもありますし、私のホストファミリーは特に何でも口に出す方々だったので、一緒に暮らしているだけで良い特訓になりました。
あなたはどこの国で何を学びたいですか?最後までお読み頂きありがとうございました。
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