あなたは分からない英単語が出てきたとき辞書でその意味を調べますよね?その時に何番目の意味まで目を通していますか?意外と多くの人が1番目の意味を確認するだけで終わってしまっているかもしれません。しかし5番目、6番目の意味や下のほうにさりげなく書かれている意味こそネイティブスピーカーが良く使っている用法だったりします。今回はそんなネイティブスピーカー目線の良く使う英単語やその用法を集めました。
1. screw
この単語聞いたことがありますか?「スクリュー」と発音するネイティブスピーカーの日常会話では欠かせない重要な単語なんです。
やっちゃった~を表せる?!
Screwには名詞と動詞の用法があります。名詞は「ねじ」「けち」という意味。「けち」という意味はイギリスで主に使われています。良く使われるのは動詞の用法です。動詞には「顔をしかめる」「しくじる」という意味があります。Upを後ろに着けると「やっちゃったよ~」という表現になるんです。
実践してみよう
He screwed up his face and said “No”.
(彼は顔をしかめて「いいえ」と言った)
I’m sorry for screwing up.
(しくじっちゃってごめんなさい)
Don’t screw up again, ok?
(お願いだからもうやらかさないで)
2. jot
あまり聞きなれないこの単語。Jetではありません。Jotです。さて果たしてどんな意味なのか?一緒に見ていきましょう。
メモを取るときのあの言葉!
Jotには主に2つの意味があります。否定形とセットで「少しも~ない」という意味と、「書き留める」という意味です。何か書き留めたいときに「ちょっと待って。メモるから」なんて言いますよね。この「メモる」に当たる言葉がJotです。
実践してみよう
I don’t really care a jot what he likes.
(彼の好み何て知ったこっちゃない)
She doesn’t do a single jot of housework.
(彼女は全く家事をしない)
Hold on, I’ll jot down.
(待って、ちょっとメモる)
I’m jotting down quickly.
(メモりますね)
3. TLC
さてこのTLCはなんの略でしょうか?知らないと全く意味が予想できないですよね?実はこの表現は心温まるアノ意味だったんです。
子どもに必要なあれ!
実はTLCはTender Loving Careの頭文字を取ったものです。Tenderは思いやりのある、という意味。Loving careは愛情のある世話という意味ですね。つまりTLCは「愛情」や「思いやり」と訳すことが出来ます。
実践してみよう
I really appreciate my parents, they gave me a lot of TLC.
(愛情をかけてくれた両親には感謝しているよ)
Kids need TLC, because they can learn how they love people around.
(子供には思いやりを持って接しないと。そうすれば彼らはひとを愛することを学ぶことが出来るから)
4. long-timer
長いタイマーとは?どんな意味だと思いますか?これはネイティブスピーカー、特に日本で暮らしているネイティブスピーカー同士の会話では非常によく聞く単語です。
Is she a long-timer?
Is she a long-timer?―こんな風に聞かれたら「彼女はここに長く住んでいるの?」という意味です。もし日本でネイティブスピーカーがこの質問をすれば「彼女は長く日本に住んでいるの?」という意味になります。How long have you been here?(どれくらいここにいるの?)と聞かれても同じ意味になりますがlong-timerのほうがカジュアルな表現になります。
実践してみよう
Oh, you live in Hokkaido, are you a long-timer?
(ああ、北海道に住んでるんだ。もう長いの?)
Ask John about Japanese culture, he’s a long-timer here.
(日本の文化のことならジョンに聞きなよ。日本に長く住んでるから)
5. take
様々な意味があることで知られているこのTakeですが、今回は簡単でネイティブスピーカーに多用されているのに日本人がなかなか使えない用法をピックアップします。
Take 数字=休憩(ブレイク)
Take の後ろに数字をくっつければ「~分休憩しよう」という意味になります。Let’s take a breakなどという文章は簡単に出てくるかと思いますが、ネイティブスピーカーはシンプルにLet’s take 30. (30分休憩しよう)などと言います。
実践してみよう
I’m tired. Can we take 15?
(疲れた~15分休憩しない?)
Everyone! Let’s take 1 hour.
(みんな!1時間休憩しよう!)
まとめ
I’ll take a note. (メモを取ります) と言ってもI’ll jot down. と言っても同じなのに、ネイティブスピーカーは断然I’ll jot down. を使います。それはjotの方が軽いニュアンスを出せるから。英語の学習者はこのような細かいニュアンスを一つ一つ覚えなくてはいけませんが、一つ一つ覚えるごとにネイティブスピーカーに近づいて行っているのだと前向きに捉えましょう!それではまたお会いしましょう!
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