私は夫がイタリア人なので約7年イタリアに在住し、縁があってイタリアワインをイタリア国内に紹介する会社で5年ほど働いていました。その経験を基に、本日はイタリア人との付き合い方のコツについてご紹介します。
心のつながりを大切にする
私がイタリアで働いていて感じたことは、何といってもイタリア人が一番重視するのは人間関係ということでした。それは、私達日本人の円滑に進めることを目的とした「遠慮」や「配慮」という分野のものではなく、「人間」と「人間」の心の繋がりを重要視したものなのです。
人間関係を築く
イタリア人と上手に働くコツは、人間関係を築くこと!その一点と言っても過言ではありません。
外国で人間関係を築くのは本当に難しいことですね。文化の違いなど多くのことを学ぶ必要がありますが、一度人間関係を築いてしまうと、どんな時も貴方を助けてくれるのがイタリア人です。私はいつもその懐の深さに魅了されてしまいます。
あなたはSimpatico(シンパティコ)?
では、イタリア人とどうやって人間関係の築き、イタリア人コミュニティの中にどうやって飛び込んでいくか、これは非常に大切なことです。
一番大切なこと
イタリア語でよく使われる単語「Simpatico(シンパティコ)」
「感じのいい、面白い、ユニークな」という意味で、陽気なラテンの国イタリアではとても大事なことなのです。 イタリア中部から南部、特にローマではこれは一番重要なポイントなのです。
一緒に笑える人?
あなたは真面目で情熱的?いえいえそんなことは2番目でいいのがイタリア人で、貴方は一緒に笑える人?というところをとても見られています。
日本人の感覚としてはキツく感じてしまうかもしれませんが、悪気がある訳ではないので軽く考えてくださいね。
ユーモアのある返しができればベストですが、それはイタリアの文化を良くわかってからでも大丈夫なので、とりあえずは明るく笑い飛ばして「一緒に笑える人」という風に思ってもらえるのが大事なポイントだと思います。
小まめな連絡で親密になろう
私もなかなか実行できないのですが、イタリア人はとにかくマメに連絡をします。
イタリア人が電話魔なのは有名な話ですが、実家に毎日電話するなど普通のことです。飛行機が着陸すると一斉に携帯を出して「チャオ マンマ」という光景はイタリアに行った人なら誰しも必ず見たはずです。
内容なんてどうでもいい
いざ、ちょっと仲良くなったかな?っていう人ができたら、積極的に電話やワッツアップという海外版ラインのようなものでメッセージのやり取りをしましょう。
日本の感覚だと、あまりやり取りすると迷惑かな?と気が引けてしまうかもしれませんが、ここは逆で「あなたと繋がりたいのよ」という意思表示なのです。なのでメッセージではなく、直接声を聞きに行きましょう
内容なんて何でも大丈夫。「今日は何してるの?」「昨日の試合みた?」から、「こんな料理作ったら美味しかったよ!」などなど。
イタリア人夫が言った名言があって、「イタリア人は話す為に話す」つまり、話す行動が大事なだけで、内容なんてどうでもいいのです。
許しの国、イタリア!
いかがでしたか?イタリア人との人間関係の築き方、イタリア人コミュニティの中にどうやって飛び込んでいくかをご紹介しました。
イタリアは宗教柄か「許し」の文化なので、あなたの失敗など何とも思っていません。間違えた、悪いことをしたと思えば、謝ってしまえば直ぐに何もなかったかのように許してくれる人達ですから、どんと胸に飛び込んでいくのがイタリア人と上手に付き合うコツだと言えます。
コミュニケーションを楽しもう
そういった意味では、外国に慣れてない人にはもってこいの国ですし、イタリア語を上手に話せないからという引け目を感じずにコミュニケーションを楽しむことができる人種だと思います。
冗談も分かってくると、もっともっとイタリア人との付き合いも楽しくなりますよ!
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