オーストラリアと韓国に住んで分かった日本の良さと問題点とは?年金が心配

オーストラリアに住み始めて5年が経とうとしています。以前は韓国にも1年間住んでいました。日本には24年住んでいましたが、日本人の私でも日本のこれは変えた方が良いのではないか、日本のここは誇りが持てる、などと感じることがたくさんあります。ですから、日本、オーストラリア、韓国の3か国を比べると、改めて日本の良さや悪さがわかってくるような気がします。今回は日本の良さや問題点についてお話しします。

マナーや親切心は日本の誇り!

 日本人はマナーが1番

世界でも日本はマナーが良いということで有名ですが、私自身もオーストラリアと韓国に住み、日本のマナーは1番だと感じるようになりました。韓国では電車内では他の人のことを気にすることなく通話する人がたくさんいますし、ローカルエリアに入るとゴミがたくさん落ちています。
オーストラリアにも路上にゴミ箱がありますが、特にイベントの後などはやはりゴミが散らかります。

 外国語での説明も豊富

韓国人もオーストラリア人も、もちろん親切な人は親切です。しかし、オーストラリア人の中にはアジア人や日本人のことをよく思っていない人も多く、例えば駅員さんの中にも対応が悪かったり、道を聞いてもそっけない態度を取られることもあります。
それに比べると、日本の都市部の駅だと最近では日本語以外にも英語やハングル語、中国語の道案内が見られるようになりました。大阪ではハングル語の講習を受け、接客ができる程度のハングル語を勉強するという研修も行われているそうです。
私は日本人ですが、私にも日本国内の慣れない地域で道に迷っていた時、一般の方が目的地まで案内してくれたこともありました。

グアテマラの日常生活~日本では想像できない田舎の住居や食事

2017.07.04

税金の高さと国の待遇は悪い!

 税金の高さに見合ったものが受けられない

日本の税金は高いと言われますが、オーストラリアの税金は日本のそれよりも高いです。しかし、その分、国からの補償は非常に充実しています。税金が高いからこそ、国民に返ってくるものも満足のいく内容になっているのです。例えば病院も無料ですし、公立ならば学校も無料です。出産費用も公立の病院であれば無料ですし、オーストラリアで生活をするならば、国が一生面倒をみてくれると言えるでしょう。
私のオーストラリアの知り合いには、持ち家で車が2台あるにも関わらず、奥さんが持病を持っているということで国から生活保護のようなお金を受け取っている人もいます。日本ではありえない話ですよね。本当に生活保護が必要な人にさえ、日本はお金を出すことを好まない気がします。

 年金がない

また、年金に関してもオーストラリアは給料とは別に、プラスアルファとして年金が別口座に振り込まれ、定年後に使えるようになっています。この年金はアルバイトであったとしても、働いた人全員に給料とは別に振り込まれます。これは法律で決まっていますから、アルバイト先などともめる心配もありません。
だからこそ、税金が高くても国民の補償は日本より充実しています。日本は働いても起業しても、とにかく税金の種類が多く、ワーキングプアになっている人もたくさんいるのではないでしょうか。

ロシアで生活して感じた日本の良いところ!日本の医療施設はすごい!

2017.09.30

日本という国

このように、日本では税金と国の待遇が比例していないように思います。今の若者は年金を納めても自分たちが歳をとったとき、その年金をもらうことができるかどうかさえわからないですよね。かつては年金の支払いを選択することができましたから、年金を支払っていないという人も多かったようです。今は年金の支払いが義務付けられていますが、払った分が返ってくるかは全くもって分からない状態です。逆ピラミッド型の年金制度であれば、将来不安になる人が出てきて当たり前です。
ただし、日本人という人間性は他の国に劣らず、とても素晴らしい国民性だと思います。おもてなしという言葉があるように、日本に来てくれた観光客には楽しんで満足して帰ってもらおうという心を持っている人が多く、親切な人がたくさんいますよね。
きれい好きという国民性から、公共エリアに設置されてゴミ箱にゴミをしてる人が多く、路上にはゴミがほとんどありません。ここは日本人として誇れるポイントです。
このように、他の国に滞在してみると改めて日本の良さや悪さを感じ取ることができるのです。

海外に住んで気付いた日本の問題点!きれい好き過ぎる、危機感がない、村社会

2017.10.07
   

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA