海外旅行に行くとき、多くの人は飛行機を利用しますよね。たいていは何の問題もなく飛行機に搭乗することができるのですが、私は一度だけ、空港でトラブルに遭ったことがあります。それは、ロシアのモスクワにある空港から地方都市であるトムスクまで行こうとした時のことです。ここでは、そのトラブルについてお話しします。
チェックインカウンターでの出来事
オンラインでチェックイン
私が持っていた飛行機の航空券は、オンラインで1ヵ月以上前にクレジットカードで購入したものでした。最近はオンラインで航空券を購入する人も増えていますよね。当日、私はオンラインでチェックインを済ませてから空港に行きました。出発の2時間前には空港に到着していたと思います。
クレジットカードを見せろ
オンラインでチェックインをしていたため、空港のチェックインカウンターに並んだ目的は、あくまでも手荷物以外の荷物を預ける事だけでした。座席の指定も済ませてあったため、特に何も不安に思うことなく、列に並んでいたのです。
やっと自分の番が来てパスポートを提示した時、突然違うスタッフがやってきて、私に「クレジットカードを提示しないと、あなたは搭乗できない」と言ってきたのです。オンラインで無事に支払いも完了していましたし、チェックインも完了していたのです。それなのになぜ、今になってクレジットカードを見せなければいけないのか全くわかりませんでした。
しかし、飛行機に乗れなかったら困るので、彼らのいう通りにクレジットカードを渡したのです。
支払いの証拠
証拠見せなければ搭乗できない!?
彼らは別のカウンターで私のクレジットカードのコピーを取りました。クレジットカードの裏面までコピーをしなければいけない意味は分からないままでしたが、これで無事に搭乗できると思っていましたが、今度はまたそのスタッフがやってきて、「このクレジットカードの支払いの証拠を見せないと搭乗できない」と言ってきました。そのクレジットカードでは、航空券を購入した後も他の買い物で利用しており、ちゃんと支払いはできていたはずなのです。
しかし、クレジットカードには何の問題もありませんでした。証拠となるような書類やSNSでの履歴がないと、支払いを認めないと言われてしまったのです。私は途方に暮れました。
新しい航空券を購入
支払いの証拠が提示できない
クレジットカードによっては、履歴をメールで送る会社もあります。しかし、その当時はクレジットカードの履歴をその都度確認する術がありませんでした。また、今のようにスマホでWi-Fiを繋げ、インターネットに接続するという技術はなく、メールにさえアクセスは出来ませんでした。
支払いが完了しているという証明をすることができず、ただただ搭乗時間が迫っていました。私の横では、スタッフが既に作成された搭乗券を半分にちぎっていました。その時点では恐怖感さえ覚えました。
新しい航空券を購入
この時点で搭乗を諦めることもできましたが、友人が現地で待っていることを思うとどうしても諦め切れず、最終的にもう一度航空券を購入することにしたのです。不思議な事に、その時には同じクレジットカードを使うことができました。支払い完了を疑われる事はなく、無事に航空券を手にすることができたのです。
そして、その航空券で飛行機に乗ることができ、私は友人に会うことができました。さらに2日後、航空会社から、1回目に購入した航空券の代金が全額返金されたのです。返金を告げるメールには謝罪の内容も説明もなく、ただ返金が完了したという内容が書かれていました。まったくもって意味が分かりません。
このメールを見たときは、無駄に払ったお金が戻ってきたという嬉しい気持ちもありました。でもその一方で、搭乗間際でこのようなトラブルに遭ってしまい、あの時に感じた恐怖は今後も忘れる事はありません。
チェックインするときの注意事項
未だに、私の何が疑われたのかは分かりません。しかし、私は旅行中には予想外のことを想定して行動しなければいけないということを学びました。
あれから、飛行機に乗るときには航空券の支払いの証拠となる書類を含め、航空券の購入に関係する全ての書類を持ち歩くようにしています。そして、オンラインチェックインだからといっても必ず最低2時間前には空港に行き、チェックインの確認を行っています。
日本はまだサービスが充実していますから、こんなトラブルには滅多に遭わないでしょう。しかし、特に海外では何があるかわかりません。海外で空港を利用するときには特に厳重な準備が必要です。
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